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 今日(ちゅう)や慰霊ぬ日(ふぃい、ひい)やいびいん。
我(わん)ねえ、戦死しちゃる伯父(うざさあ)ぬ仏壇(ぶちだん)持(む)っちゅんねえしなてぃからあ、慰霊ぬ日ねえ、毎年(めえにん)、平和(ひいわ)ぬ礎(いしじ)んかい、行(ん)じょういびいん。
 去年(くず)迄(まで)え、慰霊ぬ日んじぬ手押さあしいがあ、平和(ひいわ)ぬ礎(いしじ)んかいどぅ、行(い)ちゃびたしが、今度(くんど)お、生(ん)りジマぬ慰霊蔡んかい行ちゃびたん。
 慰霊ぬ日ぬばすお、総理大臣ぬめんせえんでぃやあに、平和ぬ礎まんぐらあ、交通規制ぬ強(ちゅう)みらってぃ、車(くるま)、歩(あ)っかちさ参拝しいが行(い)ちゅる普通(ふつう)ぬ人(ちゅ)お、でえじな、行ち難(ぐり)さなとおいびいん。
 友(どぅし)、ゑえかん達んかい、うんな話さびたれえ、「あへえ、シマぬ慰霊祭んかい行ちゅしどぅましやる」んでぃ、言(い)らってぃ、「んちゃ、やっさあ」んでぃ思(うむ)やあに、今度(くんど)お、うるま市んかいある生りジマぬ慰霊祭んかい行じゃるばすやいびいん。
 
 今(なま)あ、他所(ゆす)から移(うち)い住(し)どおる人ん達ぬまんどおいびいしが、戦後(いくさあとぅ)まんぐる迄え、あいゆかんぬぐなシマ小(ぐゎあ)どぅやたくとぅ、戦遺族おいきらくなとおいびいしが、でえじな、ちびらあさる慰霊祭やいびいたん。
 平和ぬ礎んじ、家組(やあぐな)びけんし、手押さあすしやか、同(い)ぬシマぬ関係者、遺族、諸(むる)ぬ揃(すり)てぃ、する慰霊祭ぬちびらさあ、ゐいりきさぬ、くりがる実(じゅん)にぬ慰霊祭やんでぃ思(うむ)やびたん。

 正午ぬ時報んかい合(あ)あち、しちゃる黙祷ぬ後(あとぅ)、シマぬ三味線同好会ぬ鎮魂歌「十七八節」弾(ふぃ、ひ)ち歌(うた)やびたん。うりから幾(いく)ちがなぬ挨拶(いぇえさち)ぬあてぃ、また諸(ぶる)し、「月桃の花」合唱さびたん。末(しい)ぬ婦人会ぬ奉納舞踊ぬ後、うしゃぎむん、うさんでえさびやあに、諸し、分(わ)きてぃ、うさがやびたん。
 
 やあん、慰霊祭やくまんじ、しわるやるんでぃ思やびたん。

追記:シマぬ慰霊塔んかいや、我伯父ぬ名ん刻まっとおいびいん。

【語句】
今日や慰霊ぬ日やいびいん=今日は慰霊の日です
我ねえ、戦死しちゃる伯父ぬ仏壇持っちゅんねえしなてぃからあ=私は戦死した伯父の仏壇を持つようになってから、
慰霊ぬ日ねえ、毎年、平和ぬ礎んかい、行じょういびいん=慰霊の日には、毎年、平和の礎に行っています。非丁寧文「~行じょおん」。
去年迄え、慰霊ぬ日んじぬ手押さあしいがあ=昨年までは慰霊の日の参拝は
平和ぬ礎んかいどぅ、行ちゃびたしが=平和ぬ礎に行ったのでありますが、非丁寧文「~行じゃしが」。
今度お生まりジマの慰霊蔡んかい行ちゃびたん=今年は故郷の慰霊祭に行きました。非丁寧文「~行くじゃん」。
慰霊ぬ日ぬばすお、総理大臣ぬめんせえんでぃやあに=慰霊の日には総理大臣が来るというので、非丁寧文「~大臣ぬ来ゅうんでぃ」。
平和ぬ礎まんぐらあ、交通規制ぬ強みらってぃ=平和の礎付近は交通規制が厳しくなり
車歩っかちさ参拝しいが行ちゅる普通ぬ人お=車で参拝しに行く一般人は
でえじな、行ち難さなとおいびいん=行くのは大変難しくなっています。非丁寧文「~難さなとおん」。
友、ゑえかん達んかい、うんな話さびたれえ=友人や親せきにそんな話をしましたら、
「あへえ、シマぬ慰霊祭んかい行ちゅしどぅましやる」=「では故郷の慰霊祭に行った方がよいのでは
んでぃ、言らってぃ=と言われ
「んちゃ、やっさあ」んでぃ思やあに=「それもそうだ」と思い、
今度お、うるま市んかいある生りジマぬ=今年はうるま市にある故郷の
慰霊祭んかい行じゃるばすやいびいん=慰霊祭に参加した次第です。非丁寧文「~ばすやん」。
今あ、他所から移い住どおる人ん達ぬまんどおいびいしが=今は他所から移り住んでいる人が多いですが、非丁寧文「~まんどおしが」。
戦後まんぐる迄え、あいゆかんぬぐなシマ小どぅやたくとぅ=戦後のしばらくはとてもミニ集落だたこともあり、
戦遺族おいきらくなとおいびいしが=戦争遺族は少なくなっていますが、非丁寧文「~いきらくなとおしが」。
でえじな、ちびらあさる慰霊祭やいびいたん=大変、感慨深い慰霊祭でした。非丁寧文「~慰霊祭やたん」。
平和ぬ礎んじ、家組びけんし、手押さあすしやか=平和の礎で家族だけで、参拝するより、
同ぬシマぬ関係者、遺族、諸ぬ揃てぃ=同郷の関係者、遺族が皆、揃って,
する慰霊祭ぬちびらさあ、ゐいりきさぬ=行う慰霊祭のすばらしさといったら、
くりがる実にぬ慰霊祭やんでぃ思やびたん=これこそが、本当の慰霊祭だと思いました。非丁寧文「~思たん」。
正午ぬ時報んかい合あち、しちゃる黙祷ぬ後=正午の時報に合わせて行った黙祷の後、
シマぬ三味線同好会ぬ鎮魂歌「十七八節」弾ち歌やびたん=字の三味線同好会が鎮魂歌「十七八節」を演奏しました。非丁寧文「~歌たん」。
うりから幾ちがなぬ挨拶ぬあてぃ、また諸し=それから挨拶がニ三、続いた後、皆で、
「月桃の花」合唱さびたん=「月桃の花」を合唱しました。非丁寧文「~合唱しちゃん」。
末ぬ婦人会ぬ奉納舞踊ぬ後、うしゃぎむん、うさんでえさびやあに=最後の婦人会の奉納舞踊の後、供え物をお下げしまして、非丁寧文「~うさんでえさあに」。
諸し、分きてぃ、うさがやびたん=(参加者)全員で分けて食べました。非丁寧文「~うさがたん」。
やあん、慰霊祭やくまんじ、しわるやるんでぃ思やびたん=来年も慰霊祭はここに来ようと思いました。非丁寧文「~思たん」。
追記:故郷の慰霊塔には私の伯父の名前も刻まれています。