うちなあぐち日記

うちなあぐちえ 聴ち美らさ 語い美らさ 書ち美らさ

2018年12月

 近頃(ちかぐる)お、世(ゆう)ぬむさげえといびいん。
 色(いる)な所(とぅくる)於(をぅ)とおてぃ、色んな事(くとぅ)ぬ言(い)いかあええさっとおいびいん。沖縄(うちなあ)、日本(にっぷん)びけえやあらな、世界中(しけじゅう)ぬむさげえとおいびいん。
 直(し)ぐにん、戦(いくさ)ぬけえ、始(はじ)まいがすらんでぃ、思(うま)ありいる言いかあええんまんどおいびいん。
 うんなばあや、昔(んかし)から伝(ちて)えたっとおる御言葉(いくとぅば)んでえ、思(うみ)い浮(う)かびゆせえましんでぃ思(うむ)やびいん。

 「静(しじ)かない澄(し)みり、常(ちに)に我(わ)が心(くくる)、波風(なみかじ)立(た)たぬ水(みじ)にどぅ、影(かぎ)や映(うち)る」

 くぬ御言葉ゆ肝(ちむ)に染(し)みてぃ、今年(くとぅし)え、とぅずみらなんでぃ思(うむ)とおいびいん。一年(いちにん)が間(ゑえだ)、くぬブログ、思愛(うみがな)さしうたびみそおち、いっぺえ、にふぇえでえびたん。

【語句】
近頃お、世ぬむさげえといびいん=最近、世の中が騒がしくなっています。非丁寧文「~むさげえとおん」。
色な所於とおてぃ、色んな事ぬ=色んなところで、色んな事が
言いかあええさっとおいびいん=口論されています。非丁寧文「~さっとおん」。
沖縄、日本びけえやあらな=沖縄、日本だけでなく
世界中ぬむさげえとおいびいん=世界中が騒がしくなっています。非丁寧文「~むさげえとおん」。
直ぐにん、戦ぬけえ、始まいがすらんでぃ=今にも、戦争が勃発しるのではないかと
思ありいる言いかあええんまんどおいびいん=思われる程の、論争もあります。非丁寧文「~まんどおん」。
うんなばあや、昔から伝えたっとおる御言葉んでえ=このような場合は、昔から伝わる格言でも
思い浮かびゆせえましんでぃ思やびいん=思い浮かべるの良いかと思います。非丁寧文「~思ゆん」。
「静かない澄みり、常に我が心=いつも我が心は静かになって、澄み切ろう、
波風立たぬ水にどぅ、影や映る」=波風の立たない水にこそ、影は(歪むことなく)映るのだから」
くぬ御言葉ゆ肝に染みてぃ、今年え=この格言を心に染めて、今年は
とぅずみらなんでぃ思とおいびいん=締めくくろうかと思います。非丁寧文「~思とおん」。
一年が間、くぬブログ、思愛さしうたびみそおち=一年間、このブログをご愛読いただき、
いっぺえ、にふぇえでえびたん=ほんとうにありがとうございました。
 


 

 うちなあぐち(琉球方言)やまとぅぐち(本土方言)とお、かあま昔(んかし)なかい、分(わ)かりてぃ来(ち)ゃる同(い)ぬ腹(はら、ばら)言葉(くとぅば)やんでぃぬ考えや、粗々(あらあら)定まる(さだ)まとおんでぃぬ事(くとぅ)やいびいん。

 やいびいしが、何時(いち)ぬ世(ゆう)頃(ぐる)がやらあ、だってぃいや分かてえ居いびらん。奈良時代頃(ならゆうまんぐる)おあらにんででぃぬ考え(外間守善んでえ)んあいびいしが、なあふぃん、いちゃっさきぬ言葉(くとぅば)調(しら)びいてぃ見(ん)だんでえ、分からん筈(はじ)やんでぃ思やびいん。
 何(ぬ)がんでえ、大和民族腹(やまとぅばら)ぬある日(ふぃい、ひい)、一(ちゅ)けんなかい、琉球(るうちゅう)んかい押(う)し寄(ゆ)したんでぃち、考えゆしやか、奈良時代やか、なあふぃん、前(めえ)から、くうてんなあ、来ゃる筈やんでぃち考えらりいくとぅやいびいん。

 うちなあんかいや、いいくる「な」とぅか「ま」ぬ付(ち)ちゅる地(じい)ぬ名(なあ)ぬまんどおいびいしが、うんな言葉ん、うちなあぐちぬ創まいぬ手掛(てぃいが)かいぬ一(てぃい)ちとぅならんがあらんでぃぬ思(うむ)やびいん。

 やまとぅ古語(ふるくとぅば)んかい、「なゐ、ない」んでぃぬ言葉ぬあいびいしが、うぬ積合(ちむええ)や広辞苑ぬんかいや、「『な』は土地ぬ意味、略、転じて、地震」んでぃちあいびいん。「五「い、ゐ」ん又、「場所」、「(場所の存在を明らかにする」言葉やいぎさいびいん。あんし、うちなあぐちうとおてえ、「ないぬ「ねえ」かい変わやあに、「地震」ぬ積合とぅしち、今(なま)ちきてぃ、使(ちかあらっとおいびいん。「ねえぬ揺(ゆ)ゆん」でぃぬ言葉ん「地震が起きる」んでぃぬ積合やいびいん。

 うんなくんな考えいえねえ、奈良時代やか、なあふぃんぬ昔から、やまとぅぐちとお分かりてぃ来ちゃんでぃ思やびいしが、如何(ちゃあでえびるが。

注:くまうとおてぃ言る「方言」んでえ、まあまあでぃん言語学用語どぅやいびいる。独立言語んでえ、うり使ゆる人ん達ぬ「思い」ぬ入っちょおいるむぬやいびいん。


【語句】
うちなあぐち(琉球方言)やまとぅぐち(本土方言)とお=琉球方言は日本方言とは
かあま昔なかい、分かりてぃ来ゃる=はるか昔に分岐してきた
同ぬ腹言葉やんでぃぬ考えや=姉妹語であるという考えは
粗々定まるまとおんでぃぬ事やいびいん=凡そ、定説だとされています。非丁寧文「~事やん」。
やいびいしが、何時ぬ世頃がやらあ=だが、(分岐したのは)何時の時代の事なのか、非丁寧文「やしが~」。
だってぃいや分かてえ居いびらん=ちゃんとは分かっていません。非丁寧文「~居らん」。
奈良時代頃おあらにんででぃぬ考え(外間守善んでえ)ん=奈良時代頃ではないかという考え(外間守善など)も
あいびいしが、なあふぃん、いちゃっさきぬ言葉、調びてぃ見だんでえ=ありますが、もっと、多くの語句を調査しなければ、非丁寧文「あしが~」。
分からん筈やんでぃ思やびいん=分からないだろうと思います。非丁寧文「~思ゆん」。非丁寧文「~思ゆん」。
何がんでえ、大和民族腹ぬある日=なぜかといえば、大和民族(の一部)がある日
一けんなかい、琉球んかい押し寄したんでぃち=一度に琉球に押し寄せてきたと、
考えゆしやか、奈良時代やか、なあふぃん、前から=考えるより、奈良時代以前から、
くうてんなあ、来ゃる筈やんでぃち考えらりいくとぅやいびいん=細切れにやってきただろうと考えられるからです。非丁寧文「~くとぅやん」。
うちなあんかいや、いいくる「な」とぅか「ま」ぬ付ちゅる=沖縄にはよく「な」とか「ま」に付く、
地ぬ名ぬまんどおいびいしが、うんな言葉ん=地名が多いですが、それらの地名言葉も、 例:やけな
、いぜな、とぅふしな、なふぁ、はてぃるま、うるま、てぃるま、うちま等。
うちなあぐちぬ創まいぬ手掛かいぬ=琉球語の創めの手がかりの
一ちとぅならんがあらんでぃぬ思やびいん=一つになるのではないかと思います。非丁寧文「~思ゆん」。
やまとぅ古語んかい、「なゐ、ない」んでぃぬ=日本語の古語に「なゐ、ない」という
言葉ぬあいびいしが、うぬ積合や広辞苑ぬんかいや=語があますが、その意味は広辞苑には、非丁寧文「~言葉ぬあしが」。
「『な』は土地ぬ意味、略、転じて=「『な』は土地の意味、略、転じて」
地震」んでぃちあいびいん=地震」とあります。非丁寧文「~でぃちあん」。
「い、ゐ」ん又、「場所」=(「な」に続く)「い、ゐ」はまた、「場所」
「(場所の存在を明らかにする」言葉やいぎさいびいん=(または)「場所の存在をあきらかにする」語のようです。非丁寧文「~言葉やいぎさん」。
あんし、うちなあぐちうとおてえ=そして、沖縄語においては、
「ない」ぬ「ねえ」かい変わやあに=「ない」は「ねえ」に(音韻)変化して、
「地震」ぬ積合とぅしち、今ちきてぃ=「地震」の意味として、いまだに、
使あらっとおいびいん=使われています。非丁寧文「使あらっとおん」。
「ねえぬ揺ゆん」でぃぬ言葉ん=「ねえぬ揺ゆん」という語句も
「地震が起きる」んでぃぬ積合やいびいん=「地震が起きる」という意味です。非丁寧文「~積合やん」。
うんなくんな考えいえねえ、奈良時代やか、なあふぃんぬ昔から=そんなこんなを考えると、奈良時代より、さらに古い時代に
やまとぅぐちとお分かりてぃ来ちゃんでぃ思やびいしが=日本語と分岐してきたと思いますが、非丁寧文「~思ゆしが」。
如何でえびるが=どうでしょうか

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