うちなあぐち日記

うちなあぐちえ 聴ち美らさ 語い美らさ 書ち美らさ

2016年10月

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残(ぬく)い太陽(てぃいだ、でぃだ)とぅゴーヤー

 いっそおまぬ夏(なち)やれえ、台風(たいふう、ううかじ)んまんどおい、10月(じゅうぐぁち)ないねえ、涼(しだ)くないびいとぅ、あたい小(ぐぁあ)ぬゴーヤーん、早々(ふぇえべえ、へえべえ)とぅ(いいくる、9月ぬ中らまんぐる迄)、生(な)らんないびいん。
 やいびいしが、今度(くんど)お、残い太陽ぬ強(ちゅう、つう)さんあい、台風ん、一(ちゅ)けんどぅ来(ち)ょおいびいたくとぅ、ゴーヤーぬけえ枯(か)りいる事(くとぅ)ん、無(ね)えやびらな、10月ぬ終(う)わいがたあなてぃん、なあだ、ゴーヤーぬ生とおいびいん。今日(ちゅう)ぬ今(なま)ぬ気温(ちうん)や31.6度(どぅ)なあんあいびん。
 
 あたい小ぬ肥(くぇえ)ん、いきらく、なとおる筈(はじ)やるむんぬ、今(なま)ちきてぃ、実(ない)生ならすんでえ、ふぃるましいむんやいびいん。

 まぎいぬ二(たあ)ち、ぐまあ(ぐなあ)ん二ち、生とおいびいくとぅ、11月迄(までぃ)、自(どぅう)ぬあたい小ぬゴーヤーぬ食(か)まりいるしいじやいびいん。

でぃきた、でぃきた!、いそおさ、いそおさ!

【語句】
残い太陽とぅゴーヤー=残暑とゴーヤー
いっそおまぬ夏、台風んまんどおい、10月ないねえ=いつもの夏なら、台風も多く、10月になれば、
涼くないびいとぅ、あたい小ぬゴーヤーん、早々とぅ=涼しくなりますので、庭畑のゴーヤーも、早々と、非丁寧文「~涼くないくとぅ」。
(いいくる、9月ぬ中らまんぐる迄)=(だいたい、9月の半ばぐらいまで)
生らんないびいん=実を付けなくなります。非丁寧文「~生らんなゆん「」。
やいびいしが、今度お、残い太陽ぬ強さんあい=ですが、今年は、残暑厳しく、非丁寧文「やしが~」。
台風ん、一けんどぅ来ょおいびいたくとぅ=台風も一回しか来なかったので、非丁寧文「~来ょおたくとぅ」。
ゴーヤーぬけえ枯りいる事ん、無(ね)えやびらな=ゴーヤーが枯れてしまうこともありませんで、非丁寧文「~無えらな」。
10月ぬ終いがたあなてぃん、なあだ、ゴーヤーぬ生とおいびいん=10月下旬になっても、まだ、ゴーヤー実をつけています。非丁寧文「~生とおん」。
今日ぬ今ぬ気温や31.6度なあんあいびん=今日の今の気温の31.6度もあります。非丁寧文「~なあんあん」。
あたい小ぬ肥ん、いきらく、なとおる筈やるむんぬ=庭畑の肥料も少なくっているはずなのに、
今ちきてぃ、実生ならすんでえ、ふぃるましいむんやいびいん=いまだに、実を付けるというのは、珍しいです。非丁寧文「~ふるましいむんやん」。
まぎいぬ二ち、ぐまあん二ち、生とおいびいくとぅ=大きいのが二個、小さいのも二個、生っていますから、非丁寧文「~生とおくとぅ」。
11月迄、自ぬあたい小ぬゴーヤーぬ食まりいるしいじやいびいん=11月迄、自分の庭畑のゴーヤーが食べられるわけです。非丁寧文「~しいじやん」。

 「sikama」あ『沖縄語辞典』(うちなあぐちじいふぃち)んかい「〔古〕四つ時分(午前10時ごろ)の意か。また、早朝の意か。」んでぃ、書(か)かっとおいびいん。
 
 『混効験集 校本と研究』(外間守善編著)んかいや、色(いる)んな書物(しゅむち)、調(しら)びやあに、何(ぬう)どぅくぃいぬんでぃぬ長書(ながか)ちんさっとおいびいしが、後(あとぅ)ぬうんじゅみ、「早朝」ぬ意味(ちむええ)んでぃち、書かっとおいびいん。うぬ書物んじえ「しかま」あ「すかま」んでぃちなとおいびいん。
 うりん済(し)まびいしが、『シマくとぅば』-旧石川市山城(ヤマグシク)(山城正夫著)んかいや、「つしかま」んでぃぬ言葉ぬあやあに、意味え、「昼中」んでぃち、なとおいびいん。首里那覇んじえ『沖縄語辞典』ぬんかいある如(ぐとぅ)、「古語」どぅやいびいしが、石川まんぐらんじえ、今(なま)ぬ言葉やるしいじやいびいん。

 うぬ書物於(をぅ)とおてえ「つ」んでえ、首里那覇言葉(しゅいなあふぁくとぅば)やれえ、「一」ぬ意味なとおる「ちゅ」やいびいん。言(い)いどぅんせえ、「一しかま」んでぃち、ないびいん。「しかま」う前(めえ)んかい「一」付(ち)きやあに、「昼中」ぬ意味やれえ、「しかま」んでえ、「昼」ぬ意味とぅないびいん。「一」んでえ、日本語ぬ「ひと夏」(ある夏の間中)ぬ「ひと(一)」とぅ同(い、ゆ)ぬむんやいびいん。

 むしか、今使(ちか)あらっとおる石川ぬ言葉ぬどぅ、実(じゅん)にぬ意味やんでぃち、考(かん)げえいねえ、「しかま」あ、「早朝」ん「午前10時まんぐら」んあらん、ただ、「昼」ぬ意味えあいびらんがあら。うんじゅなあたあや、如何(ちゃ)ぬ風儀(ふうじい)し考(かんげ)えみせえびびいが。

追記:前々(めえめえ)から、言(い)ちょおる如(ぐとぅ)、沖縄語(うちなぐち)え、地方語ん合あちどぅ、また沖縄語とぅないびいる、首里那覇言葉びけんかい傾(かた)んちょおるしい様(よう)や、片欠(かたか)きとぅるないびいる。

【語句】
うるま市石川山城んかいある「しかま」(すかま)=うるま市石川山城にある「しかま」(すかま)。註:「しかま」は口語音(合音)で、「すかま」は開音表記です。古書や文献および学術用語の殆どは開音です。例として、「城」を表す「ぐしく」は合音で、「ぐすく」は開音です。開音は古音と重なる部分もありますので、地方によっては、開音で発音されるところもあります。

「sikama」あ『沖縄語辞典』んかい=「sikama」は『沖縄語辞典』に
「〔古〕四つ時分(午前10時ごろ)の意か=「〔古〕四つ時分(午前10時ごろ)の意か、
また、早朝の意か。」んでぃ、書かっとおいびいん=また、早朝の意か」と記述されています。非丁寧文「~書かっとおん」
『混効験集 校本と研究』(外間守善編著)んかいや=『混効験集 校本と研究』(外間守善編著)には、
色んな書物、調びやあに、何どぅくぃいぬんでぃぬ=様々な文献を調べた上で、何やかんやと、
長書ちんさっとおいびいしが、後ぬうんじゅみ=長文の説明がありますが、結局、非丁寧文「~さっとおしが」。
「早朝」ぬ意味んでぃち、書かっとおいびいん=「早朝」の意味として説明されています。非丁寧文「~書かっとん」。
うぬ書物んじえ「しかま」あ「すかま」んでぃちなとおいびいん=(ただし)同本では「しかま」は「すかま」となっています。非丁寧文「~でぃちなとおん」。
うりん済まびいしが、『シマくとぅば』-旧石川市山城(ヤマグシク)(山城正夫著)んかいや=それもよいですが、『シマくくとぅば』-旧石川市山城(ヤマグシク)(山城正夫著)には
「つしかま」んでぃぬ言葉ぬあやあに、意味え=「つしかま」という語が載っていて、意味は、
「昼中」んでぃち、なとおいびいん=「昼中」とあります。非丁寧文「~なとおん」。
首里那覇んじえ、『沖縄語辞典』んかいある如、首里那覇では、『沖縄語辞典』にあるように、
「古語」どぅやいびいしが、石川まんぐらんじえ=「古語」なのですが、石川あたりでは、非丁寧文「~どぅやしが」。
今ぬ言葉やるしいじやいびいん=現在の言葉であるわけです。非丁寧文「~しいじやん」。
うぬ書物於とおてえ「つ」んでえ=その本では「つ」とは、
首里那覇言葉やれえ、「一」ぬ意味なとおる「ちゅ」やいびいん=首里那覇語なら、「一」の意味である「ちゅ」です。非丁寧文「~「ちゅ」やん」。
言いどぅんせえ、「一しかま」んでぃち、ないびいん=つまり、「一しかま」となります。非丁寧文「~なゆん」。
「しかま」ぬ前んかい「一」付きやあに、「昼中」ぬ意味やれえ=「しかま」の前に「一」を付けて、「昼中」の意味なら、
「しかま」んでえ、「昼」ぬ意味とぅないびいん=「しかま」とは「昼」の意味となるわけです。非丁寧文「~意味とぅなゆん」。
「一」んでえ、日本語ぬ「ひと夏」(ある夏の間中)ぬ=「一」とは、日本語の「ひと夏」の
「ひと(一)」とぅ同ぬむんやいびいん=「一(ひと)と同じものです。非丁寧文「~同ぬむんやん」。
むしか、今使あらっとおる石川ぬ言葉ぬどぅ=もし、現在、使われている石川の言葉こそ、
実にぬ意味やんでぃち、考げえいねえ=本当の意味だと考えるならば、
「しかま」あ、「早朝」ん「午前10時まんぐら」んあらん=「しかま」は「早朝」でも、「午前10時頃」でもなく、
ただ、「昼」ぬ意味えあいびらんがあら=単に「昼間」という意味なのではないでしょうか。非丁寧文「~あらんがあら」。
うんじゅなあたあや、如何ぬ風儀し考えみせえびびいが=皆様方は、どのようにお考えでいらっしますか。非敬語丁寧文「~考えゆが」。
追記:前々から、言ちょおる如、沖縄語え、=以前から主張しているように、沖縄語は、
地方語ん合あちどぅまた沖縄語とぅないびいる=地方語を含めてこそ、完全な沖縄語といえるのであって、非丁寧文「~沖縄語とぅなゆる」。
首里那覇言葉びけんかい傾んちょおるしい様や、片欠きとぅるないびいる=首里那覇語だけに偏重するやり方は、片手落ちとなるのです。非丁寧文「~片欠きとぅるなゆる」。


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台風ぬ去るじゃる後ぬ西ぬ天

 10月(ぐぁち)んかいなてぃ、うんじゅまい、台風(てえふう)らあさるむぬぬ来(ち)ゃあびたん。
 沖縄(うちなあ)んかい来(ち)ゃる台風なかい、905ヘクトパスカルんでぃぬ強(ちゅう)ばあや、なあだ如(ぐとぅ)やんでぃぬ報道(ふうどぅう)やいびいたん。

 沖縄本島(うちなあ)や、暴風域(ぶうふういち)んかい掛(か)かてぃてぃが居(をぅ)らあ、掛かてえ居らんがあらあ、気象庁ぬ進路図しえ、分(わ)かい難(ぐり)しゃああいびいたしが、暴風域んかいや入っちぇえ居(をぅ)らんねえし、見(み)いやびたん。やいびいしが、午後10時前(めえ)ぐるまでえ、実(じゅん)に大風(ううかじ)ぬ吹ちゅがやんでぃ思(うま)ありいるあたい、涼風小(しだかじぐぁあ)どぅやいびいたるむぬ、午後10時まんぐるからあ、いっそうまぬまぎ台風ぬ如(ぐとぅ)、高(たか)ばしるぬ玉(たま)ぬがたないするあたい、強ばあ風(かじ)ぬ吹(ふ)ちょおいいたん。

 やいびいくとぅ、実(じゅん)ねえ、いふぃええ、暴風域んかい、かかとおたる筈(はじ)んでぃ思(うむ)やびいん。

 明(あ)き方(がた)ぬ6時(るくじ)まんぐる、白(しる)レースカーテンぬぶき色(いる)なとおいびいたくとぅ、ふぃるましむんでぃ思(うむ)やがなあ、レースカーテン開(あ)きやびたれえ、霧雨(ぐままみぐぁあ)ぬ降(ふ)やあに、西(いり)ぬ空(すら)ぬ雲(くむ)ぬいふぃふぇえ、ぶき色なとおいびいたん。天(てぃん)ぬ明(あ)けえゆしえ、台風ぬ来ゅうる徴(しるし)どぅやぶむんぬ、台風ぬ去る(は)ちゃる後(あとぅ)ん、明けえゆがやあんでぃ思やびたるしいじやいびいん。

【語句】
10月んかいなてぃ、うんじゅまい、台風らあさるむぬぬ来ゃあびたん=10月になって、遂に台風らしいものがやてきました。非丁寧文「~来ゃん」。
沖縄んかい来ゃる台風なかい=沖縄に接近した台風で
905ヘクトパスカルんでぃぬ強ばあや=905ヘクトパスカルという強力な台風は、
なあだ如やんでぃぬ報道やいびいたん=いまだかって、ないものだと報道されていました。非丁寧文「~やたん」。
沖縄本島や、暴風域んかい掛かてぃてぃが居らあ=沖縄本島は暴風域に入っているのか
掛かてえ居らんがあらあ、気象庁ぬ進路図しえ=入ってないのか、気象庁の進路図では、
分かい難しゃああいびいたしが=分かりにくくはありましたが、 非丁寧文「~あたしが」。
暴風域んかいや入っちぇえ居らんねえし、見いやびたん=暴風域に入ってないようにみえました。非丁寧文「~見いたん」。
やいびいしが、午後10時前ぐるまでえ=ですが、午後10時頃までは
実に大風ぬ吹ちゅがやんでぃ思ありいるあたい=本当に暴風が吹くのかと思われるほど、
涼風小どぅやいびいたるむぬ、午後10時まんぐるからあ=そよ風だったのに、午後10時過ぎからは、
いっそうまぬまぎ台風ぬ如、高ばしるぬ玉ぬがたないするあたい=普段の大型台風と同じく、窓ガラスががたがたと揺れるほど
強ばあ風ぬ吹ちょおいいたん=暴風が吹いていました。非丁寧文「~吹ちょおたん」。
やいびいくとぅ、実ねえ、いふぃええ、暴風域んかい=ですから、ほんとうは、少しは暴風域に
かかとおたる筈んでぃ思やびいん=入っていたのはないかと思います。非丁寧文「~思ゆん」。
明き方ぬ6時まんぐる、白レースカーテンぬ=明け方の6時ごろ、白のレースカーテンが、
ぶき色なとおいびいたくとぅ、=ピンク色になっていましたので、
ふぃるましむんでぃ思やがなあ、レースカーテン開きやびたれえ=珍しいものだと思いながら、レースカーテンを開けましたら、非丁寧文「~開きたれえ」。
霧雨ぬ降やあに、西ぬ空ぬ雲ぬいふぃふぇえ、ぶき色なとおいびいたん=霧雨が降って、西空の雲が少しピンクになっていました。非丁寧文「~ぶき色なとおたん」。
天ぬ明けえゆしえ、台風ぬ来ゅうる徴どぅやぶむんぬ=空が色づいて明るくなるのは、台風の前触れなのに、
台風ぬ去るちゃる後ん、明けえゆがやあんでぃ=台風が去った後も、「アケエユル」ものなのかと、
思やびたるしいじやいびいん=思った次第です。非丁寧文「~しいじやん」。

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