うちなあぐち日記

うちなあぐちえ 聴ち美らさ 語い美らさ 書ち美らさ

2016年09月

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 胞衣(胎盤、いや)、屋敷(やしち)ぬ裏(くさあ)ぬ庭(なあ)んかい、埋(う)みゆる慣(な)れえや、沖縄(うちなあ)びけんかいあぬ慣りがやらんでぃ、思(うむ)とおいびいたしが、外国(ゆすぐに)んかいあいぎさいびいん。埋みてぃ後(あとぅ)、石(いし)うちきゆし迄(までぃ)ん似(に)ちょおいびいん。

 くぬ前(めえ)、豊見城(てみぐくしく)市ぬある産婦人科病院(びょうい)ぬんかい行(い)ちゃびたれえ、んまぬロビーんかいうちきらっとおたる雑誌んかい、写真ん抜(ぬ)じぇえる如(ぐとぅ)ぬ記事(ちじ)ぬあいびいたん。

 うぬ記事に読(ゆ)みいどぅんせえ、メキシコぬ北西(にしいり)まんぐらなかい、セリ語(ぐち)叫(あ)びゆる所(とぅくま)於(をぅ)とおてぃん、胞衣、埋みゆる慣りぬある事(くとぅ)ぬ分かやびいん。セリ語叫びゆる人(ちゅ)ん達(ちゃあ)や、沖縄人(うちなあんちゅ)とぅ歴史(りちし)ぬまあがな於とおてぃ、同(い、ゆ)ぬたっくぃいとぅなてぃが居(をぅ)らん分かやびらん。

 また、くまぬ産婦人科んじ、子(くぁ)(な)ちゃるある女(ゐなぐ)から聞(ち)ちゃる話(はなし)どぅやいびいしが、くまぬ看護師ぬ「胎盤ハ、持ッテ行カレマスカ」んでぃち、訊(ち)ちゅあんでぃぬ事(くとぅ)やいびいん。あんさあに、うぬ女お、「ドーシテデスカ」んでぃち、問(とぅ)うやびたんでぃ。あんさびたれえ、看護師え、「タマニ家ノ裏庭ニ埋メルトユウ人ガ居ルモノデスカラ」んでぃ、いれえたんでぃぬ事やいびいん。
 うり聞(ち)ち、我(わん)ねえ、まあから、驚(うどぅ)るちゃびたくとぅ?
 胞衣埋みゆる慣りいや、なあ、廃(した)りてぃ無(ね)えらんなてぃが、居らんでぃぬ思とおいびいたしが、今(なま)ちきてぃ、胞衣、家ぬ庭んかい埋みゆる慣りぬあんでえ、知(し)やびらんたん。

 ちゃあしっちい、言いどぅんせえ、「いや笑れえ」んでぃ言(ゆ)ぬ慣りんあびいびいん。
 胞衣あ、ただ、埋みたびけえのおあなら、まんぐらぬ童(わら)ん達(ちゃあ)、揃(すら)あち、埋みてぃ直(ちゃあき)、笑(わら)あさびいん。うぬ笑(われ)えや「いやわれえ」んでえんでぃ、言(い)やびいん。

【語句】
胞衣(胎盤)、屋敷ぬ裏ぬ庭んかい、埋みゆる慣れえや=後産の胎盤を屋敷の裏庭に埋める風習は、
沖縄びけんかいあぬ慣りがやらんでぃ、思とおいびいたしが=沖縄だけにある風習かと思っていましたが、非丁寧文「~思とおたしが」。
外国んかいあいぎさいびいん=外国にもあるようです。非丁寧文「~あいぎさん」。
埋みてぃ後、石うちきゆし迄ん似ちょおいびいん=埋めた後、石を置くことまで一緒のようです。非丁寧文「~似ちょおん」。
くぬ前、豊見城市ぬある産婦人科病院ぬんかい行ちゃびたれえ=先日、豊見城市のある産婦人科に行きましたら、非丁寧文「~行(ん)じゃれえ」。
んまぬロビーんかいうちきらっとおたる雑誌んかい=そこのロビーに置いてあった雑誌に、
写真ん抜じぇえる如ぬ記事ぬあいびいたん=写真に写しておいたような記事がありました。非丁寧文「~記事ぬあたん」。
うぬ記事に読みいどぅんせえ、メキシコぬ北西まんぐらなかい=その記事によれば、メキシコの北西部付近に
セリ語叫びゆる所於とおてぃん=セリ語を話す地域で、
胞衣、埋みゆる慣りぬある事ぬ分かやびいん=胞衣を埋める風習がある事が分かります。非丁寧文「~分かゆん」。
セリ語叫びゆる人ん達や、沖縄人とぅ歴史ぬまあがな於とおてぃ=セリ語を話す人々は、沖縄人と歴史のどこかで、
同ぬたっくぃいとぅなてぃが居らん分かやびらん=同じ血が流れているのかも知れません。
また、くまぬ産婦人科んじ、子産ちゃるある女から=また、この産婦人科で子を産んだ女性から
聞ちゃる話どぅやいびいしが=聞いた話なのでですが、 非丁寧文「~話どぅやしが」。
くまぬ看護師ぬ「胎盤ハ、持ッテ行カレマスカ」んでぃち=ここの看護師が「胎盤は持って行かれますか」と、
訊ちゅたんでぃぬ事やいびいん=訊いたとのことです。非丁寧文「~事やん」。
あんさあに、女お=そして、女性は、
「ドーシテデスカ」んでぃち、問うやびたんでぃ=「どうしてですか」と問いましたとさ。非丁寧文「~問うたんでぃ」。
あんさびたれえ、看護師え、「タマニ家ノ裏庭ニ埋メルトユウ人ガ居ルモノデスカラ」んでぃ=そうしましたら、看護師は「たまに家の裏庭に埋めるという人が居るものですから」と
いれえたんでぃぬ事やいびいん=答えたとの事です。非丁寧文「~事やん」。
うり聞ち、我ねえ、まあから、驚るちゃびたくとぅ?=それを聞いて、私は、どれほど,驚いた事でしょう? 非丁寧文「~驚ちゃくとぅ」。
胞衣埋みゆる慣りいや、なあ、廃りてぃ無えらんなてぃが=胞衣を埋める習慣は、もう廃れて無くなってしまって、
居らんでぃぬ思とおいびいたしが=いるのかと思っていましたが、非丁寧文「~思とおたしが」。
今ちきてぃ、胞衣、家ぬ庭んかい埋みゆる慣りぬあんでえ、知やびらんたん=いまだに、胞衣を埋める習慣が残っているとは、しりませんでした。非丁寧文「~知らんたん」。
ちゃあしっちい、言いどぅんせえ=ついでに、言えば、
「いや笑れえ」んでぃ言ぬ慣りんあびいびいん=「いや笑え」という習慣もあります。
胞衣あ、ただ、埋みたびけえのおあなら=胞衣は、ただ、埋めるのではなく、
まんぐらぬ童ん達、揃あち、埋みてぃ直=近所の子供たちを集めて、(胞衣を)埋めた直後に、
笑あさびいん=笑わします。非丁寧文「~笑あすん」。
うぬ笑えや「いやわれえ」んでえんでぃ、言やびいん=その「笑い」を「いや笑え」というのです。非丁寧文「~言ん」。

 ふぃるましむんやいびいさ。
 今度(くんど)お、遂(つい)ん、台風(てふう、ううかじ)や、一(てぃい)ちん、ちょおん、来(ち)ゃあびらん。
 いっそおまぬ夏(なち)やれえ、6月(るくぐぁち)から、台風ぬ節(しち)なやあに、嫌々(んばんば)するか、来(ち)いまんでぃ、防(ふし)がりやびらんたるむんぬ。
 
 んちゃ、台風ぬ来(ち)いねえ、怪我(ぎが)ぬあしえあいびいしが、来(く)うんでえ、また、珊瑚(さんぐ)に死(し)じゃいさびいくとぅ、潮水(うしゅみじ、うすみじ)、掻(か)ち回(みん)ぐぃらするあたいや、来(ち)ん、済(し)まびいしがやあ。

 台風10号ん、来ゅうんどお来ゅうんどおし、むさげえとたるむんぬ、引(ふぃ、ひ)ち返(けえ)ち、かあま、東北、北海道まんぐらまでぃ去(は)やびたん。

 まる平生(ふうじい、ひいじい)や、夏雲(なちぐむ)ぬまんでぃ、大雨(うふあみ)ん降らち、雷(かんない、がんない)ん鳴らさびいくとぅ、晴(は)りとおてぃん、高ばしるん開(あ)きらりやびらん。

 やいびいしが、今日(ちゅう)、沖縄ぬ南(ふぇえ、へえ)むてぃいぬ海んじ、なたる台風12号や、まあんかいが、行(い)ちゃびいらあ、肝掛(ちむが)かいやいびいさ。

【語句】
ふぃるましむんやいびいさ=珍しいものです。非丁寧文「~ふぃるましむんやん」。
今度お、遂ん、台風や、一ちん、ちょおん、来ゃあびらん=今年は、いまだに、台風一個もやってきません。非丁寧文「~来ううん」。
いっそおまぬ夏やれえ、6月から、台風ぬ節なやあに=平年だと、6月から、台風シーズンであり、
嫌々するか、来いまんでぃ、防がりやびらんたるむんぬ=いやというほど、やってきて、どうにもならないほどですのに。非丁寧文「~防がらんむんぬ」。
んちゃ、台風ぬ来いねえ、怪我ぬあしえあしびいしが=なるほど、台風が来れば、被害があることはありますが、非丁寧文「~あしえあしが」。
来うんでえ、また、珊瑚に死じゃいさびいくとぅ='来なければ、それはまた、珊瑚がしんだりしますから、非丁寧文「~死じゃいすくとぅ」。
潮水、掻ち回ぐぃらするるあたいや、来ん、済まびいしがやあ=海水をかき回す程度は、来ても良いですけどね。非丁寧文「~済むしがやあ」。
台風10号ん、来ゅうんどお来ゅうんどおし、むさげえとたるむんぬ=台風10号も来る来るぞと、騒いでいたのに、
引ち返ち、かあま、東北、北海道まんぐらまでぃ去やびたん=引き返して、はるか、東北、北海道辺りまで行ってしまいました。非丁寧文「~去ちゃん」。
まる平生や、夏雲ぬまんでぃ、大雨ん降らち、雷ん鳴らさびいくとぅ=普段は、積乱雲が多く、大雨も降らし、雷も鳴らしますから、非丁寧文「~鳴らすくとぅ」。
晴りとおてぃん、高ばしるん開きらりやびらん=晴れていても、窓を開けられません。非丁寧文「~開きららん」。
やいびいしが、今日、沖縄ぬ南むてぃいぬ海んじ=ですが、今日、沖縄の南の海で、非丁寧文「やしが~」。
なたる台風12号や、まあんかいが、行ちゃびいらあ=発生した台風12号はどこにいくのでしょうか。非丁寧文「~行ちゅらあ」。
肝掛かいやいびいさ=気がかりですよ。非丁寧文「~肝掛かいやさ」。

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