うちなあぐち日記

うちなあぐちえ 聴ち美らさ 語い美らさ 書ち美らさ

2016年08月

 2020年(にしんにじゅうにん)ぬ東京(とうちょう)オリンピック於(をぅ)とおてえ、「空手」ん勝負(すうぶ、しゅうぶ)さりいでぃぬ事(くとぅ)やいびいん。
 「空手」え沖縄(うちなあ)於てぃ、しいなてぃ来(ち)ゃるむぬやいびいくとぅ、沖縄ん人(ちゅ)お、諸(むる、ぶうる、ぶる、むうる)、いそうさそおいびいん。
 
 やいびいしが、「からて(空手)」んでぃゆる言葉(くとぅば)あ、ヤマトウグチなやあに、うちなあぐちんかいや無(ね)えやびらん。「からて(空手)」え、うちなあぐちせえ、「てぃい(手)」とぅか「とうでぃい(唐手)」んでぃる言(い)ゃびいる。

 何(ぬ)が何(ぬう)んでぃち、あんなとおがんでぃ、言(い)いねえ、ただ「てぃい(手)」んでぃ言いねえ、手足(てぃいひさ、てぃいふさ)ぬ「手」とぅ、ばっぺえ易(や)っさんあい、言葉としちぇえ、いふぃえ、軽(が)さんあいびいん。あんしいねえ、「とうでぃい(唐手)」んでぃ言いねえ、「唐」ぬむん風儀(ふうじい)、けえなやあに、何(ぬう)がやらあ、面白(うむ)くん無えんででぃちがやいびいたらあ、「唐」や訓読みせえ「から」んでぃ読(ゆ)なびいくとぅ、「唐手」、「からて」んでぃち、読まあに、漢字(くぁあんじ)え「空手」、当てぃたるばすやいびいん。「から(空)」ん「て(手)」ん、後(あとぅ)ぬうんじゅみ、「空手」ねえし、ヤマトゥグチぬままけえなとおるしいじやいびいん。

 うちなあぐちなかい、「空手」や「んなでぃい」どぅやい、また慣用句とぅしち、使(ちか)ゆるばあや「からでぃい」でぃち、ないびいん。何(ぬう)ぬ意味(ちむええ)やがんでぃ、言いねえ、「素手」んでぃぬ意味やいびいん。くぬ「空(んな)」あ、日本古語ぬ「むな(空)」とぅ同(い、ゆ)ぬむんやいびいん。広辞苑ぬんかいん、『「むな【空】」(ムナシの語幹)むなしいこと』んでぃちあいびいん。うちなあぐちんかいや、「むなさん」んでぃぬ形容詞え無えやびらんくとぅ、形容詞の語幹やあらな、「空物(んなむん」、「空家(んなやあ)」、「空畑(んあばる)」ねえし、連体詞風儀し、使(ちか)やびいん。

【語句】
2020年ぬ東京オリンピック於とおてえ=2020年の東京オリンピックでは、
「空手」ん勝負さりいでぃぬ事やいびいん=「空手」も種目に入っているとお事です。非丁寧文「~事やん」。
「空手」え沖縄於てぃ、しいなてぃ来ゃるむぬやいびいくとぅ=「空手」は沖縄で、成ったものですので、非丁寧文「~むぬやくとぅ」。
沖縄ん人お、諸、いそうさそおいびいん=沖縄に人々は皆、喜んでいます。非丁寧文「~いそうさそおん、いしょうさそおん」。
やいびいしが、「からて(空手)」んでぃゆる言葉あ=ですが、「からて(空手)」という言葉は、非丁寧文「~やしが」。
ヤマトウグチなやあに、うちなあぐちんかいや無えやびらん=日本語であり、沖縄語にはありません。非丁寧文「~無えらん」。
「からて(空手)」え、うちなあぐちせえ=「からて(空手)」は沖縄語では、
「てぃい(手)」とぅか「とうでぃい(唐手)」んでぃる言ゃびいる=「てぃい(手)」とか「とうでぃい(唐手)」というのです。非丁寧文「~言(ゆ)る」。
何が何んでぃち、あんなとおがんでぃ、言いねえ=なぜ、そうなったかと言えば、
ただ「てぃい(手)」んでぃ言いねえ、手足ぬ「手」とぅ、ばっぺえ易っさんあい=ただ「てぃい(手)」なら「手足」の「手」と間違いやすいし、
言葉としちぇえ、いふぃえ、軽さんあいびいん=(そうなると)単語としては、軽くもあります。非丁寧文「~軽さんあん」。
あんしいねえ、「とうでぃい(唐手)」んでぃ言いねえ=では「とうでぃい(唐手)」と言えば、
「唐」ぬむん風儀、けえなやあに=「中国」のもみたいになってしまい、
何がやらあ、面白くん無えんででぃちがやいびいたらあ=なんだか、面白くないとでも、いうことだったのでしょうか。非丁寧文「~やたらあ」。
「唐」や訓読みせえ「から」んでぃ読なびいくとぅ=「唐」は訓読みでは「から」と読みますから、非丁寧文「~読むくとぅ」。
「唐手」、「からて」んでぃち、読まあに=「唐手」を「からて」と読んで、
漢字え「空手」、当てぃたるばすやいびいん=漢字は「空手」を当てた次第です。非丁寧文「~ばすやん」。
「から(空)」ん「て(手)」ん、後ぬうんじゅみ=「から(空)」も「て(手)」も、結局、
「空手」んかいなやあに、ヤマトゥグチぬままけえなとおるしいじやいびいん=「空手」という日本語のままになってしまっているのです。非丁寧文「~しいじやん」。
うちなあぐちなかい、「空手」や「んなでぃい」どぅやい=沖縄語で「空手」は「んなでぃい」なのであり
また慣用句とぅしち、使ゆるばあや「からでぃい」でぃち、ないびいん=また、慣用句として用いる場合は「からでぃい」となります。非丁寧文「~でぃち、なゆん」。
何ぬ意味やがんでぃ、言いねえ、「素手」んでぃぬ意味やいびいん=(空手は)何の意味かと言えば、「素手」との意味です。非丁寧文「~意味やん」。
くぬ「空」あ、日本古語ぬ「むな(空)」とぅ同ぬむんやいびいん=その「空」あ日本語古語お「むな(空)」と同じものです。非丁寧文「~むぬやん」。
広辞苑ぬんかいん、『「むな【空】」(ムナシの語幹)むなしいこと』んでぃちあいびいん=広辞苑にも『「むな【空】」(ムナシの語幹)むなしいこと』とあります。非丁寧文「~んでぃでぃあん」。
うちなあぐちんかいや、「むなさん」んでぃぬ形容詞え無えやびらんくとぅ=沖縄語には「んなさん」という形容詞はありませんから、非丁寧文「~無えらんくとぅ」。
形容詞の語幹やあらな=形容詞の語幹ではなく、
「空物(んなむん」、「空家(んなやあ)」、「空畑(んあばる)」ねえし=「空物(んなむん」、「空家(んなやあ)」、「空畑(んあばる)」のように、
連体詞風儀し、使やびいん=連体詞のように使います。非丁寧文「~使ゆん」。
 

 近頃(ちかぐる)お、沖縄(うちなあ)んかい肥(くぇ)え太(ぶた)あぬまんどおるんでぃちゃあに、マスコミんでえぬ叫(あ)びゆる事(くとぅ)ぬ多(うほ)おくなてぃ、来(ち)ょおいびいん。
 やいびいしが、マスコミんでえや、いいくる、うぬ訳とぅしち、①戦後(いくさあとぅ)、アミリカ物(むん)、食(か)み強(づう、じゅう)さん、②車びけん乗(ぬ)てぃ、歩(あ)っかん、③酒(さき)呑(ぬ)み強さんとぅかんでぃち、叫びとおいちいしが、言(い)い足(た)らあのおあらにんでぃ、思(うみ)やびいん。

 上(ゐい)ぬ訳(わき)え、間違(まち)がてえ居(をぅ)らのおあしびいしが、沖縄や昔(んかし)から、貧相国(ふぃんすうぐに、ひんすうぐに)なやあに、何時(いち)ん、でえじなぬ、やあさ肝(ぢむ)=トラウマ風儀(ふうじい)どぅやいびいたる。
 かわてぃ、戦(いくさ)ぬ終(う)わてぃ直(ちゃあ)き、村んかい基地造ゆる為なかい造たる米軍収容所(しゅうゆうず)をぅとおてえ、6900人ぬ童(わら)ん達(ちゃあ)ぬやあさ死(じ)にさる事(くとぅ)ん、あいびいたん。
 
 やいびいくとぅ、沖縄ぬあんまあ、はあめえ達(たあ)や、童ん達、やあさしみてえならんでぃやあま、「カメ―カメ―攻撃」さい、折目(ういみ、うゆみ)、節日(しちび)ぬばすお、いちゃっさきいぬくぁっちい、支こうてぃ、食(か)なさびいたん。目(みい)ぬ前(めえ)んかいある食(か)み物(むぬ)お、諸(むる)、うちゅ食(か)まんでぃぬ肝(ちむ)んかいなてぃ、来ゃあびたるしいじやいびいん。
 また、我(わあ)が中学生(ちゅうがくしい)頃(ぐる)までぃぬ死にっ人(ちゅ)とぅぬ別(わか)りぬ挨拶(ええさち)え、「うんじゅお、なあ、うっさどぅ食むんなあ」んでぃぬむぬやいびいたん。

 実(じゅん)に、沖縄ぬ歴史(りちし)え、やあさぬ歴史どぅやいびいたる。今(なま)ぬ人ぬ肥えとおしえ、うぬトラウマ故(ゆい)ぬ反動(げえ=害)どぅやいびいる。
 やいびいしが、御衆様(ぐすうよう)、くめえきてぃ、運動さあに、体(からた)大切(てえしち)、あたらさにさびら。

【語句】
近頃お、沖縄んかい肥え太あぬまんどおるんでぃちゃあに=最近は、沖縄に肥満が多いと
マスコミぬ叫びゆる事ぬ多おくなてぃ、来ょおいびいん=マスコミなどが報道する事が多くなっています。非丁寧文「~来ょおん」。
やいびいしが、マスコミんでえや、いいくる、うぬ訳とぅしち=ですが、マスコミなどはその理由として、非丁寧文「やしが~」。
①戦後、アミリカ物、食み強さん=①戦後、アメリカ製の食べ物を食べ過ぎている
②車びけん乗てぃ、歩っかん=②車にのみ乗って、歩かない。
③酒呑み強さんとぅかんでぃち、叫びとおいびいしが=③酒を飲み過ぎているとか、言ってますが、非丁寧文「~叫びとおしが」。
言い足らあのおあらにんでぃ、思やびいん=言い足りないのではないかと思います。非丁寧文「~思ゆん」。
上ぬ訳え、間違がてえ居らのおあしびいしが=上の理由は間違いでありませんが、非丁寧文「~居らのおあしが~」。
沖縄や昔から、貧相国なやあに、何時ん=沖縄は昔から、貧乏国であり、ずっと、
でえじなぬ、やあさ肝(トラウマ)風儀どぅやいびいたる=大変な飢餓トラウマ状態だったのです。非丁寧文「~風儀どぅやたる」。
かわてぃ、戦ぬ終わてぃ直き、村んかい基地造ゆる為なかい造たる米軍収容所をぅとおてえ=特に終戦直後、集落に基地建設するため造った米軍収容所において
6900人ぬ童ん達ぬやあさ死にさる事ん、あいびいたん=6900人の子供が餓死した事もありました。非丁寧文「~事んあたん」。
やいびいくとぅ、沖縄ぬあんまあ、はあめえ達や=ですから、沖縄の母親、お婆さん達は、
童ん達、やあさしみてえならんでぃやあま=子供たちを、ひもじい思いをさせてはならないと、
「カメ―カメ―攻撃」さい、折目、節日ぬばすお=「喰え喰え攻撃」したり、折目、節日には、
いちゃっさきいぬくぁっちい、支こうてぃ、食なさびいたん=たくさんの御馳走を作って、食べさせたのです。非丁寧文「~食まちゃん」。
目ぬ前んかいある食み物お、諸、うちゅ食まんでぃぬ=目前の食い物は、あるだけ全部、食べて仕舞おうという、
肝んかいなてぃ、来ゃあびたるしいじやいびいん=精神が築かれてしまった次第です。非丁寧文「~しいじやん」。
また、我が中学生頃までぃぬ死にっ人とぅぬ別りぬ挨拶え=また、私が中学生頃までの死んだ人にたいする別れの挨拶は、
「うんじゅお、なあ、うっさどぅ食むんなあ」=「あなたはもう、これだけしかたべないの」
んでぃぬむぬやいびいたん=と言うものでした。非丁寧文「~ぬむぬやたん」。
実に、沖縄ぬ歴史え、やあさぬ歴史どぅやいびいたる=実に、沖縄の歴史は飢えの歴史だったのです。非丁寧文「~どぅやたる」。
今ぬ人ぬ肥えとおしえ、うぬトラウマ故ぬ反動どぅやいびいる=現代人が肥満なのは、その飢餓トラウマ故の反動なのです。非丁寧文「~どぅやる」。
やいびいしが、御衆様、くめえきてぃ、運動さあに=ですが、皆さま方、節制して、非丁寧文「やしが~」。
体大切、あたらさにさびら=体を大事にしましょう。

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 写真(しゃし)のお、くぬ前(めえ)ぬ火曜日(くぁゆうび)ぬ夕(ゆ)さんでぃなかい、八重瀬(いぇえじ)町んじ、抜(ぬ)じぇえる明けえい雲(ぐむ)なとおいびいん。
 「明(あ)けえとおん」んでぃ、言(い)いねえ、台風(てえふう、ううかじ)ぬ近(ちか)くまでぃ、来(ち)ょおんでぃぬ徴(しるし)やいびいん。
 だてぃい、言いどぅんせえ、下(さ)がい太陽(てぃだ、でぃいだ)なかい照(てぃ)らさってぃ、東側(あがりばた)んかいある高雲(たかぐむ)ぬ明かがとおる事(くとぅ)どぅやいびいる。夕さんでぃ明かがいぬ一(てぃい)ちえ、やいびいしが、西(いりい)ぬ天(てぃん)ぬんかいやあらな、まあまでぃん、東(あがり)ぬ天ぬんかいどぅあいびいる。やいびいくぅ、「明けえとおん」んでぃゆるばすお、天いっぺえ、明がやびいん。

 今(く)ぬ頃(ぐる)んしいぬうゎあちちえ、あいゆかん、けえ変(か)わとおいびいくとぅ、台風え、来うんてぃん、写真ぬ如(ぐと)し、明けえゆる事(くとぅ)んあいびいん。

 うぬ写真、抜じゅる2、3時間びけん前迄(めえまで)え、うすうまさ、雷(かんない、がんない)ぬん鳴(な)ゆい、雨(あみ)ん降(ふ)ゆい、実(じゅん)に、異風(いふう)なうゎあちちやたいびいん。

【語句】
写真のお、くぬ前ぬ火曜日ぬ夕さんでぃなかい、八重瀬町んじ=写真は、この前の火曜日の夕方に、
抜じぇえる明けえい雲なとおいびいん=撮影した明るい積乱雲です。非丁寧文「~雲なとおん」。「明けえ雲」とも言います。
「明けえとおん」んでぃ、言いねえ、台風ぬ近くまでぃ=「アケエトオン」と言えば、台風が間近に
来ょおんでぃぬ徴やいびいん=迫っているという兆候(前触れ)です。非丁寧文「~徴やん」。
だてぃい、言いどぅんせえ、下がい太陽なかい照らさってぃ=厳密にいえば、夕陽に照らされて
東側んかいある高雲ぬ明かがとおる事どぅやいびいる=東側にある高い雲が明るくなっている事です。非丁寧文「~事どぅやる」。
夕さんでぃ明かがいぬ一ちえ、やいびいしが、西ぬ天ぬんかいやあらな=夕焼けの一種ですが、西の空でなはなく、非丁寧文「~一ちえ、やしが」。
まあまでぃん、東ぬ天ぬんかいどぅあいびいる=あくまで、東の空にあるのです。非丁寧文「~天ぬんかいどぅある」。
やいびいくとぅ、「明けえとおん」んでぃ言るばすお=ですから、「アケエトオンン」という時は、非丁寧文「やくとぅ~」。
天いっぺえ、明かがやびいん=空いっぱい、明るくなります。非丁寧文「~明かがゆん」。
今ぬ頃んしいぬうゎあちちえ、あいゆかん、けえ変わとおいびいくとぅ=この頃の天候は、とても変化してしまっていますので、非丁寧文「~変わとおくとぅ」。
台風え、来うんてぃん、写真ぬ如し、明けえゆる事んあいびいん=台風はやって来なくても、写真のように、明るくなることもあります。非丁寧文「~事んあん」。
うぬ写真、抜じゅる2、3時間びけん前迄え、うすうまさ、雷ぬん鳴ゆい=この写真を撮る2,3時間前は激しく、雷も鳴るわ、
雨ん降ゆい、実に、異風なうゎあちちやたいびいん=雨は降るわで、本当に変な天気でした。非丁寧文「~うゎあちちやたん」。

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