うちなあぐち日記

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2016年07月

 バイクんかい乗(ぬ)いねえ、うかあさる事(くとぅ)んかい、はっちゃかゆる事(くとぅ)ぬ多(うふ)さいびいん。
 車(くるま)から漏(む)てぃ、曲(ま)がい道小(みちぐぁあ)んかい、垂(た)い(ふぃる)がとおたるエンジンオイル、バイクぬ車輪(ひゃあがあ)ぬ、けえ踏(く)だみやあに、バイクしいじい、滑(し)んでぃ転だる事ぬあいびいたん。
 うぬばすお、右(にじり)ぬ肩(かた)あ、ちいげえいすい、ズボンのお、ふぃ切(ち)りてぃ、ちゅふぁあら、性(しょう)入(い)りらりやびたん。
 
 他(ふか)にん、色々(いるいる)あいびいたいしが、うぬ毎(かあじ)、「まぶやあまぶやあ」し、叫(あ)びてぃどぅ居(をぅ)いびいたる。やいびいくとぅどぅ、今(なま)ん、まぶやあや、脱(ぬ)ぎらんよおい、付(ち)ちょおいびいる。

 沖縄(うちなあ)んじえ、冒(うか)あさる目(みい)んかい、はっちゃかたるばすお、いいくる、「まぶやあまぶやあ」んでぃち、まぶやあ、呼(ゆ)止(とぅ)みてぃ、うちょおかんあれえ、まぶやあぬけえ、脱いやあに、とぅるばたい、病(やんめえ)なたいすんでぃ、言(い)らっとおいびいしが、うりん、一(てぃい)ちぬ、慣(な)りどぅやいびくとぅ、いちいち、実(じゅん)に)やみ、あらにんでぃぬ事(くと)お、措(う)ち呉(くぃ)みそおり。

 何(ぬ)が、また、ちゅふぃちゃん、うんな話(はんしい)すがんでぃ、言(い)いねえ、だあ、童(わらび)ぬん、うぬ話、7さしいどぅするむんぬ…。まあぬ誰(たあ)からが、習(なら)ってぃちる話がやいびいら…。

【語句】
バイクんかい乗いねえ、うかあさる事んかい=バイクに乗ると、危険な事に
はっちゃかゆる事ぬ多さいびいん=遭遇することが多いです。非丁寧文「~多さん」。
車から漏てぃ、曲がい道小んかい、垂いがとおたる=車から漏れて、曲がった道に垂れ広がっていた
エンジンオイル、バイクぬ車輪ぬ、けえ踏だみやあに=エンジンオイルをバイクの車輪が踏んでしまい、
バイクしいじい、滑(し)んでぃ転だる事ぬあいびいたん=バイクごと、滑って転んだ事がありました。非丁寧文「~事ぬあたん」。
うぬばすお、右ぬ肩あ、ちいげえいすい、ズボンのお=その時は、右の方は脱臼するし、ズボンは、
ふぃ切りてぃ、ちゅふぁあら、性入りらりやびたん=引き千切れて、うんと、教訓させていただきました。非丁寧文「~入りらったん」。「性入りらりやびたん」は直訳では「ちゃんとした魂を入れてもらいました」。
他にん、色々あいびいたいしが、うぬ毎=ほかにも、似たような危険な目にあいましたが、その都度、非丁寧文「~あたしが」。
「まぶやあまぶやあ」し、叫びてぃどぅ居いびいたる=「魂よ魂よ(守護神よ守護神よ)」と、叫んでいました。非丁寧文「~居たる」。
やいびいくとぅどぅ、今ん、まぶやあや、脱ぎらんよおい、付ちょおいびいる=だからこそ、今だに、魂が付いているのです。非丁寧文「~付ちょおる」。
沖縄んじえ、冒あさる目んかい、はっちゃかたるばすお=沖縄では、危険な目に遭遇した場合は
いいくる、「まぶやあまぶやあ」んでぃち=「まぶやあまぶやあ」と、
まぶやあ、呼び止みてぃ、うちょおかんあれえ=魂(守り)を呼び止めておかないと、
まぶやあぬけえ、脱いやあに、とぅるばたい、病なたいすんでぃ=魂が脱げ落ち、放心状態になったり、病気になったりすると、
言らっとおいびいしが、うりん、一ちぬ、慣りどぅやいびくとぅ=言われていますが、それも、一つの習慣なのですから、非丁寧文「~慣りどぅやくとぅ」。
いちいち、実やみ、あらにんでぃぬ事お、措ち呉みそおり=いちいち、本当か、でないかという事はさておいてください。非尊敬文「~呉り」。
何が、また、ちゅふぃちゃん、うんな話すがんでぃ、言いねえ=何故また、急にこういう話をするのかと言えば、
だあ、童ぬん、うぬ話さびいどぅるするむんぬ…=だって、子供でもその話をするのですから…。非丁寧文「~話しいどぅするむんぬ」。
まあぬ誰からが、習ってぃちゃる話がやいびいら…=どこの誰から、教わってきた話なのでしょうか。非丁寧文「~話がやら」。

 くねえだ、見(ん、んん)ちちゃる「大新城」お、実(じゅん)にちびらあさたる事(くと)お、前(めえ)ぬブログんかい、書ちぇえる通(とぅう)いやいびいん。
 
 芝居(しばい)や、御過(うし)じりみちょおちゃる尚清王ぬ世継(ゆちじ)ぬ事(くとぅ)さあに、長男(ちゃくし)とぅ次男(じなん)ぬ、なあくしゃてぃ方(がた)同士(どおさあ、どぅうさあ)たあぬ、争(あら)があゆる物語(むぬがたい)やいびいたん。
 物(むぬ)みそおらん長男、措(う)ち、次男立てぃびちいやんでぃぬ津堅(ちきん)親方(ゑえかた)あ、長男がる、実(じゅん)にぬ黄金加那志前(くがにがなしいめえ)やるんでぃ、やっぱとおたる大新城(うふあらぐしく)親方なかい、負(ま)きやあに、後(あとぅ)ぬうんじゅみ、長男ぬ国王んかいないみそおちゃるむぬやいびいしが、歴史(りちし)え、如何(ちゃ)ぬ風儀(ふうじい)がやいびいたらあ?

 蔡鐸本中山世譜んかいや、後(あとぅ)ぬ通(とぅう)い書(か)かっとおいびいん。

「尚元王 尚清王第二王子也童名不傳…」
 
 言(い)いどぅんせえ、尚清王ぬ継(ち)じゃる尚元王や、尚清王の第二王子どぅやいびいたる。むっとぅん、尚清王くるん、尚眞王ぬ第三皇子どぅやいびいたる。

【語句】
くねえだ、見ちちゃる「大新城」お、実にちびらあさたる事お=先日、観てきた「大新城」が実に見事だった事は、
前ぬブログんかい、書ちぇえる通いやいびいん=前回のブログに記している通りです。非丁寧文「~通いやん」。
芝居や、御過じりみちょおちゃる尚清王ぬ世継ぬ事さあに=劇は、ご崩御なされた尚清王の世継ぎ問題で、
長男とぅ次男ぬ、なあくしゃてぃ方同士たあぬ=長男と次男のそれぞれの後見人達同士が
争があゆる物語やいびいたん=争う物語でした。非丁寧文「~物語やたん」。
物みそおらん長男、措ち、次男立てぃびちいやんでぃぬ津堅親方あ=口のきけない長男をさておき、次男を立てるべきだとする津堅親方は、
長男がる、実にぬ黄金加那志前やるんでぃ、やっぱとおたる大新城親方なかい=長男こそ、本当のお世継ぎ様だとする大新城親方に、
負きやあに、後ぬうんじゅみ、長男ぬ国王んかいないみそおちゃるむぬやいびいしが=敗北し、結局、長男が国王におなりになるのであるが、非丁寧文「~なたるむぬやしが」。
歴史え、如何ぬ風儀がやいびいたらあ?=(実際の)歴史はどうだったのでしょうか。非丁寧文「~風儀がやたら」。
蔡鐸本中山世譜んかいや、後ぬ通い書かっとおいびいん=蔡鐸本中山世譜には、次のように記されています。非丁寧文「~書かっとおん」。
「尚元王 尚清王第二王子也童名不傳…」
言いどぅんせえ、尚清王ぬ継じゃる尚元王や、=つまり、尚清王を継いだ尚元王は、
尚清王の第二王子どぅやいびいたる=尚清王の第二王子なのでありました。非丁寧文「~どぅやたる」。
むっとぅん、尚清王くるん、尚眞王ぬ第三王子どぅやいびいたる=尤も、尚清王自身も第三王子なのでした。非丁寧文「~どぅやたる」。

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 沖縄芝居(うちなあしばい)ん、見(ん)だんなてぃから、なあ、長(なげ)えさないびいん。
 昨日(ちぬう)や、思(うみ)い切(ち)っち、国立組踊劇場(くくりちくみをぅどいぎちじょう)んかい、行(い)ちゃびたん。だあ、あんしねえ、前々(めえめえ)から、見(ん)でえやんでぃ思(うむ)とおたる「大新城忠勇伝」、見(ん)じい欲(ぶ)しゃたくとぅやいびいん。
 我(わ)ったあ主(すう)や、うぬ芝居、でえじなましそおいびいたくとぅ、うぬ芝居んかい出(ん)じてぃ来(ち)ゅうる「ちいぐう王」ぬ話、いいくる、あらん、温(あ)ちあし返(けえ)さあさあに、話(はなしい)聞(ち)かち呉(くぃ)みそおちょおいびいたん。

 うぬ芝居(しばい)や、いいくる年若(とぅしわか)さる芝居屋(しばや)しい達(たあ)ぬそおいびいたしが、諸(むる)っさ、琉球語ぬ発音(はちうん)ぬん揚(あ)ぎ下(さ)ぎん、なとおい、昔(んかし)ぬしい様(よう)とぅ、変わてえ居(をぅ)いびらたん。今(なま)ぬ人(ちゅ)ぬうぬあたい、ないるむんどぅんやれえ、今(なま)から後々(あとぅあとぅ)ぬ沖縄語(うちなあぐち)ん、何(ぬう)ん世話(しわ)あ無(ね)えらんでぃ、思(うむ)やびたん。

 よおい、いふぃ小(ぐぁあ)、くぬう、言(い)いねえ、御太子(ぐてえし)そおいびいたる童(わらび)ぬ、そおいびいたる琉歌(るうか)あ、なあ、ふぃええ、よおんなあ、叫(あ)びらしいねえ、100点満点やびいたしがる…。ないれえ、「連に」風儀(ふうじい)やましやいびいたしが…。やしびいしが、童てぃらむん、実(じゅん)になとおいびい、ちびらあさいびいたんどお。したいしたい!!

 今(なま)からん、ゆくん稽古(ちいく)ん、前仕込(めえすく)みん、んずみてぃ、うみはまてぃ、呉(くぃ)みそおりよおさい、若者(わかむん)ん達(ちゃあ)!

註:芝居んかいあたる尚清王ぬ跡ぬ尚元王ぬ話やまた、後んじさびらやあさい。

【語句】
見い物・聴ち事やたる「大新城忠勇伝」=見ごたえ、聴きごたえがあった「大新城忠勇伝」
沖縄芝居ん、見だんなてぃから、なあ、長えさないびいん=沖縄芝居を見なくなってから久しいです。非丁寧文「~長えさなゆん」。
昨日や、思い切っち、国立組踊劇場んかい、行ちゃびたん=昨日は、思い切って、国立組通劇場に足を運びました。非丁寧文「~行(ん)じゃん」。
だあ、あんしねえ、前々から、見でえやんでぃ思とおたる=だって、以前から、見ようかなと思っていた
「大新城忠勇伝」、見じい欲しゃたくとぅやいびいん=「大新城忠勇伝」を見たかったからです。非丁寧文「~たくとぅたん」。
我ったあ主や、うぬ芝居、でえじなましそおいびいたくとぅ=私の父はこの劇をとても好んでいましたので、非丁寧文「~ましそおたくとぅ」。
うぬ芝居んかい出じてぃ来ゅうる「ちいぐう王」ぬ話=その劇に出てくる「ちいぐう王(口のきけない王)」の話を、
いいくる、あらん、温ちあし返さあさあに、話聞かち呉みそおちょおいびいたん=よく、というより、繰り返し返し、話をしてきかしてくれました。非丁寧文「~話聞かち取らちょおたん」。
うぬ芝居や、いいくる年若さる芝居屋しい達ぬそおいびいたしが=この劇は、殆どは年若い俳優女優さんたちが、やっていたのですが、非丁寧文「~そおたしが」。
諸っさ、琉球語ぬ発音ぬん揚ぎ下ぎん、なとおい=全員が、琉球語の発音も抑揚も、うまくできているし、
昔ぬしい様とぅ、変わてえ居いびらたん=昔のやり方と変わっていませんでした。非丁寧文「~居らんたん」。
今ぬ人ぬうぬあたい、ないるむんどぅんやれえ=現代の人たちが、これぐらいできるのであれば、
今から後々ぬ沖縄語ん、何ん世話あ無えらんでぃ、思やびたん=これから先の沖縄語も、何ら心配ないと思いました。非丁寧文「~思たん」。
よおい、いふぃ小、くぬう、言いねえ、御太子そおいびいたる童ぬ=ほんの少し、言わせてもらえば、皇太子役をしていた子供の、
そおいびいたる琉歌あ、なあ、いふぃええ、よおんなあ、叫びらしいねえ=詠んでいた琉歌はもう少し、ゆっくり、詠めば、
100点満点やびいたしがる…=100点満だったですのに…。非丁寧文「~やたしがる」。
ないれえ、「連に」風儀やましやいいいたしがる…=できれば、「連ね」風だったら、よかったでしょうけど。
やいびいしが、童てぃらむん、実になとおいびい、ちびらあさいびいたんどお。したいしたい!!=ですが、子供とはいえ、大変良くできていたし、すばらしかったです。したりしたり!!。非丁寧文「やしが~」、「~ちびいらあさたんどお」。
今からん、ゆくん稽古ん、前仕込みん、んずみてぃ=これからも、もっと、稽古も、リハーサルも、うんと、
うみはまてぃ、呉みそおりよおさい、若者ん達!=頑張ってくださいよ、若者たち!!
註:芝居んかいあたる尚清王ぬ跡ぬ尚元王ぬ話やまた、後んじさびらやあさい=註:劇にあった尚清王の世継ぎである尚元王のことはまた、この次にいたしましょう。

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