うちなあぐち日記

うちなあぐちえ 聴ち美らさ 語い美らさ 書ち美らさ

2016年03月

 くぬ前(めえ)、アイヌ語(ぐち)ぬデータベースぬなたんでぃぬテレビぬニュースぬあいびいたん。
 アイヌぬ人(ちゅ)一人(ちゅい)ぬ使(ちか)とおたる言葉(くとぅば)ゆ元(むとぅ)とぅさあに、データベース作(つく)たんでぃぬ事(くとぅ)やいびいん。

 うんな話(はなしい)、聞(ち)ちゅる毎(かあじ)、うちなぐちえ、でえじな、果報(かふう)むんやんでぃ、ちくじく、思(うむ)やびいん。

 幸(せえゑ)えな事(くとぅ)、うちなあぐちえ、大和語(やまとぅぐち)とお、姉妹(ちょうでえ)ぬ間柄(まがら)やる事(くとぅ)んあてぃ、字(じい)や、かあま昔(んかし)から、日本語(やまとぅ)文字(じい)借(か)やあに、「うむすうし(おもろさうし)」、組踊(くみをぅそどぅい)、琉歌(るうか)、民謡(ふぁあうた)でえぬ、文章、書ち言葉文化迄、(むんぐんぶんくぁまでぃ)残(ぬく)する事んなてぃ、でえじな助(たし)かとおいびいん。

 うりかあぬあり様(さま)あ、アイヌ語とぅん、ハワイ語(ぐち)とぅん、だてん変(か)わやびいん。
 
 何(ぬう)んでぃちん、アイヌ語ぬまっとうばな話者(あびやあ)や、いいくる居(をぅ)いびらな、ハワイ語(ぐち)ぬばあや、1900年まんぐるんじ、3万人余(あま)い居(をぅたる)話者ぬ今あ、千人びけんどぅ居るんでぃぬ事やいびいん。
 
 やいびいしが、くま沖縄(うちなあ)んじえ、今ん、20万人余いぬ一次話者(うぬ多くお地方人)ぬ居い、地方語(なあとくとぅるどぅくるぬ言葉)ぬ数(かじ)ん、まんでぃ、実に「多様性」ぬあいびいん。地方、於(をぅ)とおてえ、まる平生(ふぃいじい)ぬ言葉とぅしち、使とおる人ん達(ちゃあ)んまんどおいびいん。

 うんしゃくなあんでぃん、他ぬ「消滅危機言語」と変わいどぅさびいくとぅ、うぬ継(ち)じい行(い)ちい様(よう)や、当(あ)たり前(めえ)ぬ事、また、変わらんでえないびらん。

 実に消(ち)い果(は)てぃとおる言語(くとぅば)やれえ、んちゃ、言語学者でえぬ、しい様なかい、生(い)ち返(げえ)らする事んないる筈(はじ)やいびしが、今ぬうちなあぐちえ、なあだ、消い果てぃとおる訳(わき)え、あいびらんくとぅ、なあだ話者ゆ、主立(うむだた)さんでえないびん。一(てぃ)いちぬ地方ぬ言葉びけんやあらんようい、うさきいぬ、生ちちょおるなあ地方地方ぬ言葉ん、まじゅん、継ち行ちゅる如(ぐとぅ)さびやあに…。難儀(なんじ)んでぃ思(うま)あんよおい。

【語句】
くぬ前、アイヌ語ぬデータベースぬなたんでぃぬ=この前、アイヌ語のデータベース化がなされたとの
テレビぬニュースぬあいびいたん=テレビのニュースがありました。非丁寧文「~ニュースぬあたん」。
アイヌぬ人一人ぬ使とおたる言葉ゆ元とぅさあに=アイヌ人、一人の言葉を元にして、
データベース作たんでぃぬ事やいびいん=データベースを作ったとのことです。非丁寧文「~事やん」。
うんな話、聞ちゅる毎、うちなぐちえ、でえじな=そういう話題を聞くたびに、沖縄語は、とても
果報むんやんでぃ、ちくじく、思やびいん=恵まれていると、つくづく思います。非丁寧文「~思ゆん」。
幸えな事、うちなあぐちえ、大和語とお、姉妹ぬ間柄やる事んあてぃ=幸いな事に、沖縄語は日本語と姉妹関係にあることから、
字や、かあま昔から、日本語文字借やあに=文字は、ずっと昔から日本語文字を借用し、
「うむすうし(おもろさうし)」、組踊、琉歌、民謡でえぬ=「おもろさうし」、「組踊」、「琉歌」、「民謡」などの
文章、書ち言葉文化迄、残する事んなてぃ、でえじな助かとおいびいん=文章、書き言葉文化迄残す事ができ、大変助かっています。非丁寧文「~助かとおん」。
うりかあぬあり様あ、アイヌ語とぅん、ハワイ語とぅん、だてん変わやびいん=その辺の環境はアイヌ語ともハワイ語とお大分、違います。非丁寧文「~変わとおん」。
何んでぃちん、アイヌ語ぬまっとうばな話者やいいくる居らな=何といっても、アイヌ語の本物の話者は、殆ど居らず、
ハワイ語ぬばあや、1900年まんぐるんじ、3万人余い居たる話者ぬ=ハワイ語の場合は1900年代に3万人あまりいた話者が、
今あ、千人びけんどぅ居るんでぃぬ事やいびいん=今は千人程度しかいないとのことです。非丁寧文「~事やん」。
やいびいしが、くま沖縄んじえ、今ん、20万人余いぬ話者ぬ居い=ですが、ここ沖縄では、今も(人口の年齢構成から推測)20万人以上の一次話者(その多くは地方語を話す地方人)が居り、非丁寧文「やしが~」。
地方語(なあとくとぅるどぅくるぬ言葉)ぬ数ん、まんでぃ=地方語の数も多く、
実に「多様性」ぬあいびいん=実に「多様性」に富んでいます。非丁寧文「~「多様性」ぬあん」。
地方、於とおてえ、まる平生ぬ言葉とぅしち=地方では、日常語として、
使とおる人ん達んまんどおいびいん=人たちも多いです。非丁寧文「~まんどおん」。
うんしゃくなあんでぃん、他ぬ「消滅危機言語」と変わいどぅさびいくとぅ=これほどまでに、他の「消滅危機言語」とは変わるのでありますから、非丁寧文「~変わいどぅすくとぅ」。
うぬ継じい行ちい様や、当たり前ぬ事、また、変わらんでえないびらん=その継承方法は、当然、違わなければなりません。非丁寧文「~変わらんでえならん」。
実に消い果てぃとおる言語やれえ、んちゃ、言語学者でえぬ=本当に消滅した言語なら、なるほど、言語学者などの
しい様なかい、生ち返らする事んないる筈やいびしが=やりかたによって、復活させる事もできるでしょうが、非丁寧文「~筈やしが」。
今ぬうちなあぐちえ、なあだ、消い果てぃとおる訳え、あいびらんくとぅ=今の沖縄語は消滅したわけではありませんので、非丁寧文「~あらんくとぅ。
なあだ話者ゆ、主立さんでえないびん=まだ話者を中心としなければなりません。非丁寧文「~主立さんでえならん」。
一いちぬ地方ぬ言葉びけんやあらんようい、うさきいぬ生ちちょおる=一地方の言語だけでなく、これだけ多くの生きた
なあ地方地方ぬ言葉ん、まじゅん、継ち行ちゅる如さびやあに…=それぞれの地方語も並行して、継承できるようにすべきでしょう…。
難儀んでぃ思あんよおい=大変だと思わずに。

実(じゅん)に、ちびらあさんあい、物習(むんなら)あし風儀(ふうじいぬ琉歌(るうか)ぬあぬむぬやいびん。
 世(ゆ)ぬ中(なあか、なか)ぬ、むさげえいてぃ来(ち、き)いねえ、うぬ琉歌、思(うび)い出(ん)じゃさびいん。
 
 「静(しじ)かないすみり、常(ちに)に、身(み)が心(くくる)、波立(なみた)たん水(みじ)どぅ影(かぎ)や映(うち)る」

 上(ゐい)ぬ琉歌、開音書(くぁいうんが)ちいしねえ、下(しちゃ)ぬ如(ぐとぅ)ないびいん。
  
「しずかなりそめれ、つねにみがくくる、なみたたぬみずど、かぎやうつる」

 波ぬ立たん水(海、池)んかいどぅ、景色(ちいち)んでえ、物(むん)ぬ影(かあがあ)や映ゆんでぃぬ事(くと)お、波立ちょる水んでえんかいや、影や、まっとおばに、映する事おならんでぃぬちむええどぅやいびいる。当(あ)たり前(めえ)ぬ事(くとぅ)やいびいしが…。

 くぬ琉歌於(をぅ)とおてぃぬ波んでぃせえ人(ちゅ)ぬ心、影や、世(ゆ)ぬ中ぬ事やてぃん、済(し)むい、また、他人(ちゅ)ぬ心とぅか考えやてぃん、済まびいん。
 
 言い(いどぅんせえ、自(どぅう)ぬ心ぬ中、うゎあばな事んでえなかい、むさげえたい、肝(ちむ)わさみちゃい、肝(ちむ) わじわじいさい、そおるばすお、相手(ええてぃ)ぬ肝内(ちむうち)ん、考(かんげ)えとおる事ん、また、世ぬ中ぬ事ん、ちゃんとぅ分かゆる事お、ならんでぃぬちむええどぅやいびいる。
 
 やいびいくとぅ、何時(いち)ん、ちゃあ、身(どぅう)ぬ肝心(ちむぐくる)お、波立たさんぐうとぅう、静かに澄してぃ、人ぬ言(ゆ)しえ、片分きいん、色分きんさんよおい、良(う)聞(ち)きんでぃぬ寄(ゆ)し事(ぐとぅ)どぅやいびいる。

【語句】
実に、ちびらあさんあい、物習あし風儀ぬ琉歌ぬあぬむぬやいびん=本当に、素晴らしく、教訓的な琉歌もあるものです。非丁寧文「~むぬやん」。
世ぬ中ぬ、むさげえいてぃ来いねえ=世の中が騒がしくなってくると、
うぬ琉歌、思い出じゃさびいん=その琉歌を思い出します。非丁寧文「~思い出じゃすん」。
「静かないすみり、常に、身が心、波立たん水どぅ影や映る」=「常に己が心静かに澄めよ、波立たぬ水にこそ影は映る」。
上ぬ琉歌、開音書ちいしねえ、下ぬ如ないびいん=上の琉歌を開音表記すれば、下のようになります。非丁寧文「~如なゆん」。
「しずかなりそめれ、つねにみがくくる、なみたたぬみずど、かぎやうつる」

波ぬ立たん水(海、池)んかいどぅ、景色んでえ=波立たない水(海面や池面など)にこそ、景色など、
物ぬ影や映ゆんでぃぬ事お=物の影が映るということの意味は、
波立ちょる水んでえんかいや、影や、まっとおばに=波打つ水などには、物の影は、正確に
映する事おならんでぃぬちむええどぅやいびいる=映すことはできないという意味です。非丁寧文「~ちむええどぅやる」。
当たり前)ぬ事やいびいしが…=当然ですが。非丁寧文「~事やしが…」。
くぬ琉歌於とおてぃぬ波んでぃせえ人ぬ心=この琉歌において、「波」とは人の心のことで、
影や、世ぬ中ぬ事やてぃん、済むい=「影」は世の中の事でもよいし、
また、他人ぬ心とぅか考えやてぃん、済まびいん=また、他人の心と考ええも良いのです。非丁寧文「~済むん」。
言(い)いどぅんせえ、自ぬ心ぬ中、うゎあばな事んでえなかい=つまり、自分の心の中を余計なことなどで、
むさげえたい、肝わさみちゃい、肝わじわじいさい=騒いだり、おろおろさせたり、怒ったり、
そおるばすお、相手ぬ肝内ん、考えとおる事ん=しているときは、相手の心の内も、考えていることも、
また、世ぬ中ぬ事ん、ちゃんとぅ分かゆる事お=また、世の中のことも、正確にきちんと、理解は、
ならんでぃぬちむええどぅやいびいる=できないということなのです。非丁寧文「~ちむええどぅやる」。
やいびいくとぅ、何時ん、ちゃあ、身ぬ肝心お=だから、何時でも、常に、己の心は、非丁寧文「~やくとぅ」。
波立たさんぐうとぅう、静かに澄してぃ=波立てないように、静かに、澄ませ、
人ぬ言しえ、片分きいん、色分きいんさんようい=他人の言う事は、公平に、偏らず、
良う聞きんでぃぬ寄し事どぅやいびいる=良く耳を傾けよという教えなのです。非丁寧文「~寄し事どぅやる」。

 「桑木」にちいてえ、前ぬブログ「満産祝儀とぅ桑木」於(をぅ)とおてぃ、書(か)ちぇえる通(とぅう)いやいびいくとぅ、先(ま)じえ、御(うん)ぬかてぃ、呉(くぃ)みせえびり。
 一昨日(うってぃい)や、大雨(うふあみ)ん降(ふ)ゆい、雷(かんない)ん鳴(な)ゆい、実(じゅん)に小満芒種(しゅうまんぼうしゅう)ぬ如(ぐとぅ)どぅあいびいたる。んちゃ、2月風廻(にんぐぁちかじまあ)いぬ節(しち)やいびいくとぅ、うぬあたいぬうわあちちえ、ふぃるましいむぬおあらん筈(はじ)えやいやさびいしが…。
 
 うぬ雷ぬ音(うとぅ)、聞(ち)ちゃがちいなあ、録画(るくぐぁ)せえたるTV番組、物食(むぬか)みいがちいなあ、見(ん)ちょおいびいたれえ、菅原道真ぬ話(はなしい)そおいびいたん。大宰府送(うく)いさったる道真ぬ亡(ま)あち後から、都於(をぅ)てぃ起(う)くたる数々(かじかじ)ぬ不嘉例(ぶかりい)な事(くとぅ)ぬ)お、諸(むる)、道真ぬあらびどぅやるんでぃち、沙汰(さた)さっとおたんでぃぬ事(くとぅ)やいびいん。
 うぬあらびぬ一(てぃい)ちとぅしち、都ぬあまくまんかい、雷(かんなみ)ぬ落(う)てぃやあに、道真ゆ大宰府送いいんかい関(か)がなたる人(ちゅ)ん達(ちゃあ)ぬ、けえ亡(ま)あちゃんでぃぬ事やいびいしが、道真ぬ生まり故郷(ジマ)びけんかいや、雷え落てぃらんでぃぬ事やいびいん。あんし、うんにいから、雷ぬ鳴(な)いねえ、「桑原桑原」んでぃ叫(あ)びyんねえなたんでぃぬ事やいびいしが、沖縄(うちなあ)ぬ「桑木」ぬ話、思い出じゃちゃるしいじやいびいん。
 あんしゅかまでん、雷え、「桑」ぬ恐(うとぅる)うがやいびいら。
【語句】
「桑木」にちいてえ、前ぬ「満産祝儀とぅ桑木」於(をぅ)とおてぃ=「桑木」については、過去のブログ「満産祝儀とぅ桑木」
書ちぇえる通いやいびいくとぅ、先じえ、御ぬかてぃ、呉みせえびり=記してる通りですので、先ずはご覧ください。非丁寧文・非尊敬文「~通いやくとぅ」、「~呉り」。
一昨日や、大雨ん降ゆい、雷ん鳴ゆい=一昨日は大雨は降るし、雷は鳴るし」、
実に、小満芒種ぬ如どぅあいびいたる=まるで梅雨のようでした。
んちゃ、2月風廻いぬ節やいびいくとぅ、うぬあたいぬうわあちちえ=なるほど、「2月風廻り」という季節なのだから、
ふぃるましいむぬおあらん筈(はじ)えやいやさびいしが…=めずらしいものではないでしょうけど…。非丁寧文「~筈やしが」。
うぬ雷ぬ音、聞ちゃがちいなあ、録画せえたるTV番組=その雷の音を聴きながら、録画してあったTV番組を
物食みいがちいなあ、見ちょおいびいたれえ=食事をしながら、見ていましたら、 非丁寧文「~見ちょおたれえ」。
菅原道真ぬ話そおいびいたん=菅原道真の話をしていました。非丁寧文「~話そおたん」。
大宰府送いさったる道真ぬ亡あち後から、都於てぃ起くたる=大宰府に左遷された道真が死んで後、都で起きた
数々ぬ不嘉例な事ぬ)お、諸、道真ぬあらびどぅやるんでぃち=数々の不吉な出来事はすべて、道真の祟りであると
沙汰さっとおたんでぃぬ事やいびいん=噂されていたのことです。非丁寧文「~事やん」。
うぬあらびぬ一ちとぅしち、都ぬあまくまんかい=その祟りの一つとして、都のあちこちに、
雷ぬ落てぃやあに、道真ゆ大宰府送いいんかい関がなたる人ん達ぬ=雷が落ち、道真の左遷に関係した人々が
けえ亡あちゃんでぃぬ事やいびいしが=死んだとの事ですが、非丁寧文「~事やしが」。
道真ぬ生まり故郷びけんかいや、雷え落てぃらんでぃぬ事やいびいん=道真の故郷だけには雷が落ちなかったとの事です。非丁寧文「~事やん」。
あんし、うんにいから、雷ぬ鳴いねえ、「桑原桑原」んでぃ=そうして、そのときから、雷が鳴れば、「桑原桑原」と
叫びゆんねえなたんでぃぬ事やいびいしが=唱えるゆになったとのことなのですが、非丁寧文「~事やしが」。
沖縄ぬ「桑木」ぬ話、思い出じゃちゃるしいじやいびいん=沖縄の「桑木(くぁあぎ)」の話を思い出した次第です。非丁寧文「~しいじやん」。
あんしゅかまでん、雷え「桑」恐るうがやいびいら=よほど、雷は「桑」怖がりなのでしょうか。

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