うちなあぐち日記

うちなあぐちえ 聴ち美らさ 語い美らさ 書ち美らさ

2015年09月

 しょううちなあぐち、分かれえんでぃ思(うみ)いねえ、悪(や)な口までえ、分からんでえならん筈(はじ)んでぃ思(うむ)やびいん。
 うちなあぐちんかいや、いいくる悪な口んまんどおいびいん。『沖縄辞典』ぬんかいや、「卑語」んでぃち、書かかっとおる言葉(くとぅば)やいびいん。やいびいしが、うぬ辞典ぬんかいや、うぬ「卑語」にちいてぃ、くめえきてえ、語らってえ居(をぅ)いびらな、ただ、載(ぬ)したびけんどぅやいびいる。
 例れえ、「シーサー」や沖縄中んじえ、並ぬ言葉やしびいしが、実(じち)え、「獅子(しいし)」ぬ「卑語(やなぐち)」なとおいびいん。色んな卑語ぬ載しらっといびいしが、くぬ「シーサー」や載しらってえ居らんしいじやいびいん。うん如(ぐとぅ)うし、「卑語」ん、いっそうから、載とおる訳(わき)えあいびいらん。
 やいびいしが、「卑語」んでぃる言ちゃる、実え、「小(ぐぁあ)」とお同(い、ゆ)ぬむん、うじらあさ言葉、かなさ言葉んやいびいん。
 ある言葉ぬ「卑語」とぅがないらあ、「かなさ言葉」とぅがないらあ、うぬばすばすぬ座(ざあ)とぅ模様(むゆう)にゆてぃどぅ決(ちわ)まゆるむぬやいびいしが、今あ、うぬ使(ちけ)え道ん、けえ廃(した)りてぃ、「卑語」ん、「固有語」風儀(ふうじい)けえなとおいびいん。

【語句】
うちなあぐちぬ面白(うむ)さとぅ怖(うとぅる)さ=沖縄語の面白さと恐さ
しょううちなあぐち、分かれえんでぃ思(うみ)いねえ=本当の沖縄語を理解しよう思えば、
悪な口までえ、分からんでえならん筈んでぃ思やびいん=卑語の事まで、知らなければならならいだろうと思います。非丁寧文「~思ゆん」。
うちなあぐちんかいや、いいくる悪な口んまんどおいびいん=沖縄語の語彙には、大抵、卑語も多いです。非丁寧文「~まんどおん」。
『沖縄辞典』ぬんかいや、「卑語」んでぃち、書かかっとおる言葉やいびいん=『沖縄語辞典』には「卑語」と記述されている語がそれです。非丁寧文「~言葉やん」。
やいびいしが、うぬ辞典ぬんかいや、うぬ「卑語」にちいてぃ=ですが、その辞典には、その卑語について、非丁寧文「やしが~」。
くめえきてえ、語らってえ居いびらな=詳しく、説明しているわけでばなく、非丁寧文「~居らな」。
ただ、載したびけんどぅやいびいる=ただ、載せているだけなのです。「載したびけん」という表現は日本語とチャンポンになったような独特の言い回しです。完全に沖縄語風にするなら、「載したるびけん」となるでしょう。
例れえ、「シーサー」や沖縄中んじえ、並ぬ言葉やしびいしが=例えば、「シーサー」は沖縄ではどこでも、普通の単語ですが、非丁寧文「~言葉やしが」。
実え、「獅子」ぬ「卑語」なとおいびいん=実は、「獅子(しいし)」の卑語なのです。
色んな卑語ぬ載しらっといびいしが=いろんな卑語が載っていますが、非丁寧文「~載しらっとしが」。
くぬ「シーサー」や載しらってえ居らんしいじやいびいん=この「シーサー」は載せられてないわけです。非丁寧文「~しいじやいびいん」。
うん如うし、「卑語」ん、いっそうから、載とおる訳えあいびいらん=そのように、「卑語」も、全て載っているわけではありません。非丁寧文「~あらん」。
やいびいしが、「卑語」んでぃる言ちゃる=ですが、「卑語」とは言ったものの、非丁寧文「やしが~」。
実え、「小」とお同ぬむん、うじらあさ言葉、かなさ言葉んやいびいん=実は「小」と同様、「愛称」言葉でもあるのです。非丁寧文「~言葉んやん」。
ある言葉ぬ「卑語」とぅがないらあ、「かなさ言葉」とぅがないらあ=ある語が「卑語」となるのか「愛称語」となるのかは、
うぬばすばすぬ座とぅ模様にゆてぃどぅ決まゆるむぬやいびいしが=その場その場の空気や状況によって決まるのですが、非丁寧文「~むぬやしが」。
今あ、うぬ使え道ん、けえ廃りてぃ=現在はその使い方も廃れてしまって、
「卑語」ん、「固有語」風儀けえなとおいびいん=卑語も固有語のようになってしまっています。非丁寧文「~けえなとおん」。

 臼太鼓(うしでえく)にちいてえ、別(びち)ぬブログ、あまはいくまはいぬ記事(ちじ)、見(ん、ん)ち呉(くぃ)みそおり。

 臼太鼓お、我(わあ)が小(くう)さいにいや、我っ達(たあ)シマんかいあいびいたしが、今(なま)あ、廃(した)りてぃ無(ね)えらんなとおいびいん。
 やいびいくとぅ、他所(ゆす)ジマんじ、むとぅうさっとおる臼太鼓見じいねえ、でえじな、あながちさぬないびらん。
 
 くぬ臼太鼓にちいてぃ、『沖縄語辞典』ぬんかいや、異風(いふう)な記事ぬあいびいん。
 「農村で、太鼓をたたいて、女のみが踊る。はじめはうすをたたいていたのだろうか」

 小さいにいや、我っ達家(やあ)んかいん、臼(うす)おあいびいたん。木臼(きいううし)んあたんでぃぬ事(くとぅ)やいびいしが、大概(てえげえ)や、石なかいどぅ作(ちゅく)らとおいびいくとぅ、叩いちん、なんぞお、音(うと)おさびらん。でえじな、重(んぶ)さいびいくとぅ、持(む)っち、歩(あ)っちゃい、かやあちゃいすしえ、大事やいびいん。あんしいねえ、うぬ踊(うどぅ)い人数(にんず)お、巡(みぐ)てぃ歩っちゅる家内家内(ちねえぢねえ)ぬ臼どぅ、叩ちいがさびたらあ。うりん、考(かんげ)え難(ぐり)さいびいん。例(たとぅ)い、木臼やてぃん、女(いなぐ)のお、持っちいかんてぃいする筈やいびいん。
 
 やいびいくとぅ、初(はじ)みから、臼ぬ形(かた、かたち)そおる太鼓どぅ叩ちょおびいたる、「はじめはうすをたたいていた」のお、あいびらんでぃ思(うむ)やびいしが、如何(ちゃ)ぬ風儀(ふうじ)がやいびいらあ。

【語句】
臼太鼓にちいてぃ、別ぬブログ、あまはいくまはい臼太鼓については別のブログを
見ち呉みそおり=ごらんください。非尊敬文「~見ちとらし、見ちくぃり」。
臼太鼓お、我が小さいにいや、我っ達シマんかいあいびいたしが=臼太鼓は私が小さい頃は、わが村にもありましたが、非丁寧文「~あたしが」。
今あ、廃りてぃ無えらんなとおいびいん=今は、廃れて消滅してしまっています。非丁寧文「~無えらんなとおん」。
やいびいくとぅ、他所ジマんじ、むとぅうさっとおる臼太鼓見じいねえ=ですから、他村で、受けつかれているのを見ると、非丁寧文「やしが~」。
でえじな、あながちさぬないびらん=大変、懐かしくてなりません。非丁寧文「~あながちさぬならん」。
くぬ臼太鼓にちいてぃ、『沖縄語辞典』ぬんかいや=この臼太鼓について、『沖縄語辞典』には
異風な記事ぬあいびいん=奇妙な記事があります。非丁寧文「~記事ぬあん」。
「農村で、太鼓をたたいて、女のみが踊る。はじめはうすをたたいていたのだろうか」
小さいにいや、我っ達家んかいん、臼おあいびいたん。=小さい頃は我が家にも臼はありました。非丁寧文「~臼おあたん」。
木臼んあたんでぃぬ事やいびいしが=木臼もあったとの事ですが、非丁寧文「~事やしが」。
大概や石なかいどぅ作らとおいびいくとぅ、叩いちん=大抵は石で作られているので
なんぞお、音)おさびらん=あんまり、音は出ません。非丁寧文「~音おさん」。
でえじな、重さいびいくとぅ、持っち、歩っちゃい=とても重いので、持って歩いたり、
かやあちゃいしねえ、大事やいびいん=運んだりする事は大変です。非丁寧文「~大事やん」。
あんしいねえ、うぬ踊い人数お=では、その踊り集団は、
巡てぃ歩っちゅる家内家内ぬ臼どぅ=回って歩く、各家庭の臼を
叩ちいがさびたらあ=叩いたのでしょうか。非丁寧文「叩ちいがさら」。
うりん、考え難さいびいん=それも、考え難いです。非丁寧文「~難さん」。
例い、木臼やてぃん、女のお、持っちいかんてぃする筈やいびいん=仮に木臼でも、女には持ち運びは困難です。非丁寧文「~筈やん」。
やいびいくとぅ、初みから、臼ぬ形そおる太鼓どぅ=ですから、初めから臼型の太鼓を
叩ちょおびいたる、「はじめはうすをたたいていた」のお=叩いていたのであって、
「はじめはうすをたたいていた」のでは、
あいびらんでぃ思やびいしが、如何ぬ風儀がやいびいらあ=ないと思うのですが、如何でしょうか。非丁寧文「あらんでぃ思うゆしが、如何ぬ風儀がやら」。

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