うちなあぐち日記

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2015年08月

 「暑(あち)さ寒(ふぃい)さん彼岸迄(ひがんまでぃ、ふぃがんまでぃ)」んでぃぬ言葉(くとぅば)ぬあいびいん。
 やいびいしが、沖縄(うちなあ)ぬ暑さあ、盆(ぶん、しちぐぁち)までえあらんがらんでぃ、我(わん)ねえ、思(うみ)やびいん。
 いいくる盆ないねえ、朝夕(あさゆさ)ぬ涼(しだ)くないくとぅやいびいん。クーラーや当たい前(めえ)ぬ事(くとぅ)、扇風機(しんぷうち)ん、入り要(ゆう)、無(ね)えやびらん。

 当(あ)たい前(めえ)ぬ事(くとぅ)、昼間(ふぃるま、ひるま)あ、真夏(まなち)ぬ如(ぐとぅ)、まあふっくぁやしえやいびいん。
 やいびいくとぅどぅ、エイサー臣下(しんか)ん、夜長(ゆなが)とぅ、舞おてぃ、歩っかりいる筈(はじ)やいびいん。
 
 朝夕さんちょおん、涼さるむぬやれえ、いふぃえ、ましやいびいさ。
 やいびいしが、沖縄んかいや無えらんでぃ言(い)らっこおる秋(あち)がなとおらんでぃ、思(うむ)ゆるばすんあいびいん。

【語句】
「暑さ寒さん彼岸迄」んでぃぬ言葉ぬあいびいん=「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があります。非丁寧文「~言葉ぬあん」。
やいびいしが、沖縄ぬ暑さあ、盆までえあらんがらんでぃ=ですが、沖縄の暑さは盆(旧盆)までではないかと、非丁寧文「やしが~」。
我ねえ、思やびいん=私は思います。非丁寧文「~思ゆん」。
いいくる盆ないねえ、朝夕ぬ涼くないくとぅやいびいん=およそ、盆になれば、朝夕は涼しくなるからです。非丁寧文「~くとぅやん」。「あさゆさ」は首里語では文語扱いですが、私の地方では、まだ口語です。首里語では「あさゆ」(地方ではこの語も併用されます)。
クーラーや当たい前ぬ事、扇風機ん、入り要、無えやびらん=クーラーは勿論、扇風機も要りません。非丁寧文「~無えらん」。
当たい前ぬ事、昼間あ、真夏ぬ如、まあふっくぁやしえやいびいん=当然ながら、昼間は真夏のような「まあふっくぁ」であることはそうです。非丁寧文「~まあふっくぁやしえやん」。「まあふっくぁ」は「真昼の最も暑さが厳しい時間帯の事(午前11時頃から4時ぐらい?)」。
やいびいくとぅどぅ、エイサー臣下ん=だからこそ、エイサーの踊り手集団も
夜長とぅ、舞おてぃ、歩っかりいる筈やいびいん=夜遅くまで、踊ることができるのでしょう。非丁寧文「~筈やん」。
朝夕さんちょおん、涼さるむぬやれえ、いふぃえ、ましやいびいさ=朝夕でも涼しくなれば、少しは良いです。非丁寧文「~ましやさ」。
 やいびいしが、沖縄んかいや無えらんでぃ言らっおる=ですが、沖縄には無いと言われている
秋んかいがなとおらんでぃ、思(うむ)ゆるばすんあいびいん=秋にでもなったかと感じることもあります。非丁寧文「~思ゆるばすんあん」。

 うちなあぐちんかい「まどぅ」んでぃ言(ゆ)る言葉(くとぅば)ぬあいびいん。
 
 「空(あ)ちょおる所(とぅくる、とぅくま)」、「空ちょおる時間(じかん)」、「暇(ふぃま、ひま)」、「常(ちに)」、「まる平生(ふぃいじい)」んでえぬ意味(ちむええ)なやあに、時間にん、空間にん使ゆる言葉やいびいん。
 例(たとぅ)れえ、「今日(ちゅう)やまどおあみ」、「まどお、何(ぬう)し歩(あ)っちょおが」、「まどぅから見(みい)ゆん」んでえねえし、使(ちか)やびいん。 
 音(うと)お日本語(やまとぅぐち)ぬ「窓」とぅ似(に)ちょおいびいしが、うちなあぐちんかいや「窓(まど)」んでぃぬ音ぬ言葉あ無(ね)やびらな、日本語ぬ「窓」とぅしちぬ意味なかいや「引(ふぃ)ち戸(どぅ)」、「高(たか)ばしる」んでえぬあいびいん。
 やいびいしが、我(わん)ねえ、実(じち)え、うちなあぐちぬ「まどぅ」とぅ日本語ぬ「窓」とお、元(むと)お、同(い)ぬむのお、あらんがやあんでぃ、思(うみ)やびいん。
 何(ぬ)がんでえ、「窓」ん「まどぅ」ん、「空ちょおる所」んでぃぬ意味ぬあいびいくとぅやいびいん。
 また、「まどおちゅん(ある所ぬ空ちゅん、暇なゆん)」とぅか「まどおきゆん(空ちょおる所作(ちゅく)ゆん、暇作ゆん)」でぃぬ言葉んあいびいん。

 さてぃ、如何(ちゃぬ)ぬ風儀(ふうじい)がやいびいら。

【語句】
うちなあぐちんかい「まどぅ」んでぃ言る言葉ぬあいびいん=沖縄語に「まどぅ」という語があります。非丁寧文「~言葉ぬあん」。
「空ちょおる所」、「空ちょおる時間」、「暇」=「空いている場所、空き間」、「空き時間」、「暇」、
「常」、「まる平生」んでえぬ意味なやあに=「平素、常」、「常日頃」という意味で、
時間にん、空間にん使ゆる言葉やいびいん=時間にも空間にも使う語です。非丁寧文「~言葉やん」。
例れえ、「今日やまどおあみ」、「まどお、何し歩っちょおが」=例えば、「今日は暇か」、「普段は何をしているか」。
「まどぅから見ゆん」んでえねえし、使やびいん=「空き間」から見える、等と使います。非丁寧文「~使ゆん」。 
音お日本語ぬ「窓」とぅ似ちょおいびいしが=語音は日本語の「窓」に似ていますが、非丁寧文「~似ちょおしが」。
うちなあぐちんかいや「窓」んでぃぬ音ぬ言葉あ無やびらな=沖縄語には「窓」という語音の語はなく、非丁寧文「~無えらな」。
日本語ぬ「窓」とぅしちぬ意味なかいや=日本語の「窓」という意味としては、
「引ち戸」、「高ばしる」んでえぬあいびいん=「引ち戸」、「高ばしる」等があります。非丁寧文「~でえぬあん」。
やいびいしが、我ねえ、実え、うちなあぐちぬ「まどぅ」とぅ=ですが、私は、実は沖縄語の「まどぅ」と、
日本語ぬ「窓」とお、元お、同ぬむのお=日本語の「窓」とは、語源的には同じでは、
あらんがやあんでぃ、思やびいん=ないかと思います。非丁寧文「~思ゆん」。
何がんでえ、「窓」ん「まどぅ」ん=なぜかと言えば、「窓」も「まどぅ」も、
「空ちょおる所」んでぃぬ意味ぬあいびいくとぅやいびいん=「空いている間」という意味があるからです。非丁寧文「~あくとぅやん」。
また、「まどおちゅん(ある所ぬ空ちゅん、暇なゆん)」とぅか=また「まどおちゅん(間が空く、暇になる)」とか
「まどおきゆん(空ちょおる所作ゆん、暇作ゆん)」でぃぬ言葉んあいびいん=「まどおきゆん(空き間を作る、暇を作る)の言葉もあります。非丁寧文「~言葉んあん」。
さてぃ、如何ぬ風儀がやいびいら=さて、どうなのでしょうか。非丁寧文「~風儀がやら」。

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