うちなあぐち日記

うちなあぐちえ 聴ち美らさ 語い美らさ 書ち美らさ

2014年09月

 「ながれえ」んでえ、長(なげ)えさ聞(ち)ちぇえんだんたる言葉(くとぅば)やいびいたん。
 今(なま)あ、運動会ぬ節(しち)やいびいん。かたがた、親(をぅや)ぬ家(やあ)まんぐらんじ、運動会ぬ話そおいびいたれえ、我(わん)やかん、二(たあ)ち弟(うっとぅ)やる隣村(とぅないぬしま)ぬ知っちょおるうとぅ話する事ぬにびたん。
「いがろうが童(わらび)ぬばすねえ、『ながれえ』勝負(すうぶ)がる一番ぬ楽(たぬ)しみやたんどおやあ」 
 あんし、我(わん)ねえ、なあ、いしょうさぬ、うぬっ人(ちゅ)とお、ただ、挨拶(ええさち)びけんする積合(ちむええ)どぅやいびいたるむんぬ、二人(たい)が話や思(うみ)いぬ他(ふか)はねえちゃびたん。

 確か、我っ達(たあ)が小学生(しょうがくしい)やいにいぬ運動会や、小学生びけえのおあらな、なあ字々対抗ぬ陸上競技んまじゅん、行(うく)あさっといびいたん。うぬ競技(すうぶ)ぬうち、2万メートルぬながれえや、一番ぬ見物(みいむん)やいびいたん。たしか、5千メートルからあ、「ながれえ」んでぃ言ちいたる筈(はじ)やいびいん。

 なあ字々ぬ青年団や、運動会ぬ前(めえ)ぬ日(ふぃい)や、山羊(ふぃいざあ)殺(くる)ち、補(うじねえ)えぬ積合し、食(か)なやびたるむぬやいびいん。やいびいしが、今(なま)あ、運動ぬ前んじ、山羊んでえ食みいねえ、山羊ぬ脂(あんだ)ぬ血管(ちいじる)んじ、固(かた)まいくとぅ、ましえあらんでぃぬ事(くとぅ)やいびいしが、うりかあや如何(ちゃあ)がやいびいらあ。

 何(ぬう)やらわん、あながちさる話出来(でぃき)らする事ぬなやあに、でえじな、いしょうさいびいたん。
にふぇえでえびる。

註:「ながれえ」や『沖縄語辞典』ぬんかいや載てえをぅいびたん。

【語句】
「ながれえ」んでえ、長えさ聞ちぇえんだんたる言葉やいびいたん=「ながれえ」とは久しぶりに聞いた言葉でした。非丁寧文「~言葉やたん」。「ながれえ」は長距離競争。
今あ、運動会ぬ節やいびいん=今は運動会のシーズンです。
かたがた、親ぬ家まんぐらんじ、運動会ぬ話そおいびいたれえ=たまたま実家付近で運動会の話をしていましたら、 非丁寧文「~話そおたれえ」。
我やかん、二ち弟やる隣村ぬ知っちょおるうとぅ=私より二つ年下の知り合いと
話する事ぬないびたん=話をする機会がありました。非丁寧文「~事ぬなたん。
「いがろうが童ぬばすねえ=私たちが子供の頃は、
『ながれえ』勝負がる一番ぬ楽しみやたんどおやあ」=長距離競争こそが一番の楽しみでしたよね」。 
あんし、我ねえ、なあ、いしょうさぬ、うぬっ人とお=そしたら私は嬉しくなって、その人とは、
ただ、挨拶びけんする積合どぅやいびいたるむんぬ=だた、挨拶だけで済ます積りでしたのに、 非丁寧文「~積合どぅやたるむんぬ」。
二人が話や思いぬ他はねえちゃびたん=二人の話は意外に盛り上がりました。非丁寧文「~はねえちゃん」。
確か、我っ達が小学生やいにいぬ運動会や=確か、私たちが小学生の頃の運動会は、
小学生びけえのおあらな、なあ字々対抗ぬ陸上競技んまじゅん=小学生だけでなく、各集落対抗の陸上競技もいっしょに、
行あさっといびいたん=行われていました。非丁寧文「~行あとおたん」。
うぬ競技ぬうち、2万メートルぬながれえや=その競技のうち、2万メートル競走は
一番ぬ見物やいびいたん=一番の見物でした。非丁寧文「~見物やたん」。
たしか、5千メートルからあ、「ながれえ」んでぃ=たしか、5千メートルからは「ながれえ(長距離)」と
言ちょおたる筈やいびいん=言っていた筈です。非丁寧文「~筈やん」。
なあ字々ぬ青年団や、運動会ぬ前ぬ日や=各字の青年団は運動会の前日は、
山羊殺ち、補えぬ積合し=山羊を塗擦し、滋養の積りで、
食なやびたるむぬやいびいん=食したものです。非丁寧文「~むぬやん」。
やいびいしが、今あ、運動ぬ前んじ、山羊んでえ食みいねえ=ですが、今は運動会前に、山羊でも食べたら、
山羊ぬ脂ぬ血管んじ、固まいくとぅ=山羊の脂が血管で固まるので、
ましえあらんでぃぬ事やいびいしが=良くないとの事ですが、 非丁寧文「~事やしが」。
うりかあや如何がやいびいらあ=その辺の事はどうなんでしょうか。
何やらわん、あながちさる話出来らする事ぬなやあに=とにかく懐かしい話を盛り上げる事ができて、 「話出来らち」は「話をよくする事ができて」等の意味となります。厳密な日本語訳は難しいです。
でえじな、いしょうさいびいたん=とても嬉しかったです。非丁寧文「~いしょうさたん」。
にふぇえでえびる=ありがとうございました。「にふぇえでえびる」は過去形にも使います。気になる方は「今風?」に「にふぇえでえびたん」をお使いください。
「ながれえ」や『沖縄語辞典』ぬんかいや載てえをぅいびたん=「ながれえ」は『沖縄語辞典』には載っていません。非丁寧文「~載てえをらん」。
 

 叫(あ)びらしいねえ、ちゃあ、書き言葉(くとぅば)んでぃる言(い)ゃびいしが、まる平生(ふぃいじい)ぬ話し言葉んちょおん、ちゃんとおならなそおてぃ、ちゃあし、書ち言葉ぬなゆがんでぃち、いいくる、言(い)らりいる事(くとぅ)ぬあいびいん。
 大概(てえげえ)ぬ人(ちゅ)ん達(ちゃあ)ぬ、あん思(うむ)ゆしん、「んちゃ、あんやら筈(はじ)」んでぃ、良(ゆ)う分かやびいん。
 
 やいやさびいしが、我(わ)っ達(たあ)がなあだ、日本語(やまとぅぐち)ならんたる小学生んかい上がゆる前(めえ)や、漫画・雑誌はじみ、店(まちや)ぬ商品(しなむん)んでえ、まあ見(ん)ちん、日本語文びけんなてぃ、実(じゅん)に日本語文さあに、囲まあってぃどぅ居いびいたる。うんにいや当たい前(めえ)ぬ事(くとぅ)、読(ゆ)みいやしいゆさびらんたん。
 やいびいしが、小学校(しょうがっこう)んかい入(い)っち、日本語習(なれ)え始(はじ)みたしん、教科書からぬ書ち言葉からどぅやいびいたる。
 
 戦後(いくさあとぅ)、沖縄人(うちなあんちゅ)が日本語、どぅう易(やし)く習ゆる事ぬんたしん、あまくまんかい、日本文ぬぶったあくぁったあ、あたる事ん、日本語習ゆる手がねえとぅなとおたんでぃ思(うま)ありやびいん。

  書ち言葉・文章語ぬ、実に、いちゃっさ、言語ぬ勉強(びんちょう)んかい、役立っちょおがんでぃゆる事お、いがろうが、気(ち)に付(ち)かん、うっぴどぅやる、実え、いっぺえぬ影響(んじゅかするちから)受(う)きとおいびいん。

 うんな事、考(かんげ)えいねえ、書ち言葉んでぃしえ、書物(すむち)とぅなとおる文学・論文ねえし、重(んぶ)らあさるむぬあしが、新聞・雑誌・漫画ねえし、平生(ふぃじい)ぬ生活(くらし)んじ、溢(あん)でぃてぃ、空気ぬ如(ぐと)おるむぬんどぅやいびいる。
 やいびいくとぅ、ぐすうよう、書ち言葉あ、特別(びちだん)なむんやんでぃち、かまらささんようい、取(とぅ)い受きてぃ、呉(くぃ)みそおり。
 あんやいびいくとぅ、今ぬ何万倍、何億倍ん沖縄語ぬ書ち言葉、ぶったあくぁったあ、溢だち行ちゃびら。

【語句】
叫びらしいねえ、ちゃあ、書き言葉んでぃる言ゃびいしが=(筆者は)喋らすと、いつも、書き言葉としか言いませんが、
非丁寧文「~言しが」。
まる平生ぬ話し言葉んちょおん、ちゃんとおならなそおてぃ=普段の会話さえちゃんとできないのに、
ちゃあし、書ち言葉ぬなゆがんでぃち=どうして、書き言葉ができるのかと、
いいくる、言らりいる事ぬあいびいん=よく、言われることがあります。非丁寧文「~事ぬあん」。
大概ぬ人ん達ぬ、あん思ゆしん=大抵に人々がそう思うにも、
「んちゃ、あんやら筈」んでぃ=「なるほど、そうかも知れない」と、
良う分かやびいん=よく理解できます。非丁寧文「~分かゆん」。
やいやさびいしが、我っ達がなあだ=ですが、私たちがまだ、
日本語ならんたる小学生んかい上がゆる前や=日本語ができなかった小学生にあがる以前は、
漫画・雑誌はじみ、店ぬ商品んでえ、まあ見ちん=漫画・雑誌はじめ、店の商品など、どこを見ても、
日本語文びけんなてぃ、実に日本語文さあに=日本語文だらけで、本当に日本語文に
囲まあってぃどぅ居いびいたる=日本語文で囲まれていたのです。非丁寧文「~居たる」。
うんにいや当たい前ぬ事、読みいやしいゆさびらんたん=あのころは、当然、読むことはできませんでした。非丁寧文「~居いびたる」。
やいびいしが、小学校んかい入、日本語習え始みたしん=ですが、小学校に入り、日本語を習い始めたのも、非丁寧文「やしが~」。
教科書からぬ書ち言葉からどぅやいびいたる=教科書からの書き言葉なのでした。非丁寧文「~どぅやたる」。
戦後、沖縄人が日本語、どぅう易く習ゆる事ぬんたしん=戦後、沖縄人が日本語を容易く、習得できたのも、
あまくまんかい、日本文ぬぶったあくぁったあ、あたる事ん=あちこちに日本語文がべたべたとあった事も
日本語習ゆる手がねえとぅなとおたんでぃ思ありやびいん=日本語を習う手助けになったと思われます。非丁寧文「~思ありゆn」。
書ち言葉・文章語ぬ、実に、いちゃっさ=書き言葉・文章語がいかに、
言語ぬ勉強んかい、役立っちょおがんでぃゆる事お=言語の勉強に役立っているかということは、
いがろうが、気に付かん、うっぴどぅやる=私たちが気付かないだけであって、
実え、いっぺえぬ影響受きとおいびいん=実は大きな影響を受けているのです。非丁寧文「~影響受きとおん」。
うんな事、考えいねえ、書ち言葉んでぃしえ=そんなことを考えると、書き言葉というのものは、
書物とぅなとおる文学・論文ねえし、重らあさるむぬあいびいしが=本になった文学・論文のように、重いものもありますが、非丁寧文「~むぬんあしが」。
新聞・雑誌・漫画ねえし、平生ぬ生活んじ、溢でぃてぃ=新聞・雑誌・漫画のように、普段の生活のなかに溢れ、
空気ぬ如おるむぬどぅやいびいる=空気のよう多くあるものなのです。非丁寧文「~まんどおん」。
やいびいくとぅ、ぐすうよう、書ち言葉あ=ですから、皆様方、書き言葉は、非丁寧文「やくとぅ~」。
特別なむんやんでぃち、かまらささんよういあ=特別なものだと、煙たがらないで
取い受きてぃ、呉みそおり=受け止めてください。非敬語「~呉り」。
あんやいびいくとぅ、今ぬ何万倍、何億倍ん=なのですから、今の何万倍、何億倍も
沖縄語ぬ書ち言葉、ぶったあくぁったあ、溢だち行ちゃびら=沖縄語の書き言葉を、べたべた、溢れさていきましょう

 くた月(ちち)ぬ十五夜月(じゅうぐゆやぬちち)んあんやいびいたしが、今月(くんちち)ぬ十五夜んうふ月やたる風儀(ふうじ)やいびいたん。
 確か高校時分迄え家(やあ)ぬ庭(なあ)からん、晴(は)りとおるばすお天川(てぃんがあら)ぬ見(み)いやびいたしが、今(なま)あ大概(てえげえ)ぬ住宅(やあ)ぬある地域(とぅくる)お地上(じじ)からぬ光(ふちゃい)ぬどぅくだら、強(ちゅうさぬ、見いらんなとおいびいん。やいびいくとぅ、月んでえ星々(ふしぶし)んでえんかいや、興味(すうみ)ぬ無(ね)えらんなとおいびいん。
 やいびいしが、くねえだぬ旧歴十六日(じゅうるくにちい)ぬ夜(ゆる)なあだ年(とぅし)んいかん孫(んまが)ぬ「遠見鏡(とぅうみかがん)ぬあいびいくとぅ、大月(うふちち)見じいが、参(もお)り、参り」さあに、あぎまあさりやびたん。

 んちゃ、遠見鏡から見じゅる大月え、あいゆかん、ちびらあさいびいたん。30倍(べえ)し見ちゃる月え、30倍なてぃ見いゆんでぃ言(ゆ)しやか、30倍、明(あ)らかに見ゆんでぃぬ事(くとぅ)どぅやる風儀(ふうじ)やいびいん。地球(じじ)から月迄(ちちまで)え、かあま遠(とぅう)さ離(はな)りとおいびいくとぅ、遠見鏡、触(さあ)たい、をぅうたし、いふぃ小(ぐぁあ)やてぃん、動(んじゅ)かしいねえ、見いらんないびいん。
 やいびいしが、ふぃるまさしえ、肉眼(みい)し見じゅる月え、黄色(ちいる)どぅやいびいしが、遠見鏡から見じゅる月え、光(ふぃちゃ)とおる所(とぅくま)あ真(ま)っ白(しいら)あやる事(くとぅ)やいびいん。
 我(わあ)が「何(ぬ)が、あんし白(しる)さる」んでぃ言(い)ちゃれえ、他(ふか)ぬ人(ちゅ)ん達(ちゃあ)や「いいゆい、月え白しがる当(あ)たり前(めえ)やいびいしが…」
 あん言ゃってぃん、回(まあ)いぬ家ぬ電燈(でぃんとう)、通(とぅう)ゆる車ぬ黄色(ちいる)ライト、白(しる)ライトんでえとぅ比(くな)びてぃん、月え実(じゅん)に黄色どぅやるんでぃ思(うみ)やびいしが、如何(ちゃあ)でえびるが。

 さてぃ、月眺(ちちなが)みん、終(う)わてぃ、家(やあ)とぅめえらんでぃさるばす、孫ぬ早起(ふぇえう)きし太陽系(てぃいだぐう)ぬ惑星(わくしい)んじ最(むっとぅ)ん巨大(やとぅ)やる木星(むくしい)、70倍し見じいねえ、うりが衛星(いいしい)ん70倍し見いやびいくとぅ、参りんでぃ言ゃびいたしが、だあ、早起きしまでぃ、木星見じゅる肝(ちむ)お無えらやびらな、「あんせえ、まどぬあるばすやあ」んでぃち、答(いれ)えやびたん。


【語句】
くた月ぬ十五夜月んあんやいびいたしが=先月の満月もそうでしたが、 非丁寧文「~あんやたしが」。
今月ぬ十五夜んうふ月やたる風儀やいびいたん=今月の十五夜もスーパームーンだったようです。非丁寧文「~風儀やたん」。
確か高校時分迄え家ぬ庭からん、晴りとおるばすお=確か高校の時までは、晴れてりるときは、
天川ぬ見いやびいたしが、今あ大概ぬ住宅ぬある地域お=天の川がみえましたが、今は殆どの住宅地域では  非丁寧文「~見いゆたしが」。
地上からぬ光ぬどぅくだら、強さぬ、見いらんなとおいびいん=地上からの光があまりにも、強すぎて見えなくなっています。非丁寧文「~見いらんなとおん」。
やいびいくとぅ、月んでえ星々んでえんかいや=ですから、月や星々等には  非丁寧文「やくとぅ~」。
興味ぬ無えらんなとおいびいん=興味がなくなっています。 非丁寧文「~無えらんなとおん」。
やいびいしが、くねえだぬ旧歴十六日ぬ夜=ですが、この前の旧暦十六日の晩、 非丁寧文「やしが~」。
なあだ年んいかん孫ぬ=まだ幼い孫が
「遠見鏡ぬあいびいくとぅ、大月見じいが、参り、参り」=「望遠鏡がありますので、スーパームーンを見においでおいで」  非丁寧文「~あくとぅ」。
さあに、あぎまあさりやびたん=と催促されました。非丁寧文「~あぎまあさたん」。
んちゃ、遠見鏡から見じゅる大月え=なるほど、望遠鏡から見る月は、 
あいゆかん、ちびらあさいびいたん=とても、素晴らしかったです。『沖縄語辞典』には「ちびらあさん」には「素晴らしい」という意味はありません。
30倍し見ちゃる月え、30倍なてぃ見いゆんでぃ言しやか=30倍で見る月は30倍になってみえるというより、
30倍、明らかに見ゆんでぃぬ事どぅやる風儀やいびいん=30倍はっきり見えるという事のようです。非丁寧文「~風儀やん」。
地球から月迄え、かあま遠さ離りとおいびいくとぅ=地球から月まではずっと遠く離れていますので、非丁寧文「~離りとおくとぅ」。
遠見鏡、触たい、をぅうたし、いふぃ小やてぃん=望遠鏡を触ったり、揺らしたりして少しでも、
動かしいねえ、見いらんないびいん=動かしたら見えなくなります。非丁寧文「~見いらんなゆん」。
やいびいしが、ふぃるまさしえ、肉眼し見じゅる月え=ですが、珍しいのは肉眼で見る月は 非丁寧文「やしが~」。
黄色どぅやいびいしが、遠見鏡から見じゅる月え=黄色なのですが、望遠鏡で見る月は
光とおる所あ真っ白あやる事やいびいん=光っている部分は真っ白である事です。 非丁寧文「~事やん」。
我が「何が、あんし白さる」んでぃ言ゃびたれえ=私が「どうしてそんなに白いのだ」と言いましたら、非丁寧文「~言ちゃれえ」。
他ぬ人ん達や=他の人々は
「いいゆい、月え白しがる当たり前やいびいしが…」=「あら、月は白いのが当たり前ですけど…」
あん言ゃってぃん、回いぬ家ぬ電燈、通ゆる車ぬ黄色ライト、白ライト=そうは言われても周囲の家に電燈、通る車の黄色いライトや白いライト
んでえとぅ比びてぃん、月え実に黄色どぅやるんでぃ=などと比べても、月は本当に黄色なんだと
思やびいしが、如何でえびるが=と思うのですが、如何がでしょうか。
さてぃ、月眺みん、終わてぃ、家とぅめえらんでぃさるばす=さて、観月会も終わり、帰宅しようとしたとき、
孫ぬ早起きし太陽系ぬ惑星んじ最ん巨大やる木星=孫が早起きして太陽系の惑星で最も巨大な木星を
70倍し見じねえ、うりが衛星ん見いやびいくとぅ=70倍で見ると、その衛星迄見えますので、非丁寧文「~見いゆくとぅ」。
参りんでぃ言ゃびいたしが、だあ、早起きしまでぃ=お出でと言いましたが、早起きしてまで、  「だあ」は「どれ」という意味で使う場合が多いですが、話し言葉では癖語で、自分の思いと異なる場面等で発する言葉または無意味語です。ここでは訳しゆがありませんので、訳しません。
木星見じゅる肝お無えらやびらな=木星を見る積りがありませんで、 非丁寧文「~無えらな」。
「あんせえ、まどぬあるばすやあ」んでぃち=「では、暇なときね」と
答えやびたん=返事をしました。非丁寧文「~答えたん」。
 

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