うちなあぐち日記

うちなあぐちえ 聴ち美らさ 語い美らさ 書ち美らさ

2014年07月

 本土(やまとぅ)んじえ、熱中症なかいけえ亡(ま)あする人(ちゅ)ん居(をぅ)みせえんでぃぬ事(くとぅ)やいびいしが、沖縄(うちなあ)んじえ、熱中症なかい亡(ま)あする人おあんすかあ居みそおらん。昔(んかし)から、まあふっくぁんじえ、何(ぬう)んさん伝統・習慣(なり)ぬあくとぅがやいびいら。

 毎年(めえにん)夏(なち)ないねえ、「今度(くんどぅ)ぬ夏(なち)え暑(あち)さぬ防(ふし)らん」んでぃち、叫(あ)びやあ叫びやあそおいびいしが、かわてぃ、今度ぬ夏え、いっそうまぬ夏とお、ぞおい、違(ちが)とおいびいん。
 
 扇風機みぐらちん、熱風(あちかじ)ぬる来(ち)ゃあびいる。風ぬとぅりとおる日(ふぃい、ひい)や、肌(はだ)からあ汗(あし)ぬはてぃ、たらたらさびいん。ホームセンターんじ、日除(てぃだがたか)シート買(こ)うやあに、二所(たとぅくる)ぬ雨垂(あみだい)んかい下(さ)やびたしが、風ぬ入っち来(く)うんあれえ、ちむ合(ええ)ん無(ね)えやびらん。

 平生(ふぃいじい)や、クーラーや夜(ゆる)寝(に)んじゅるばあびけんどぅ、点(ち)きやびいしが、なあ、風ぬとぅりとおるばあや、ふしがらな、昼(ひる、ふぃる)やてぃん、点きゆんねえなとおいびいん。うんな事(くとぅ)ん、今迄(なままでぃ)無えらんたる事やいびいん。電気代ぬ事んでえや、なあ考(かんげ)えらんてぃん、済(し)むんでぃぬ肝(ちむ)んかいけえなとおいびいん。うぬあたい、今度ぬ夏え暑さぬないびらん。「暑さん」でぃしやか、「熱さん」でぃ言(ゆ)しがるあたとおる筈(はじ)やいびいん。

 外(ふか)あ、まあふっくぁ。一分ぬん立っちいねえ、火炎放射器なかい炙(あん)だっとおる如(ぐとぅ)どぅあいびいる。胴(どぅう)いっぺえから汗ぬ湧ち出(ん)じてぃ、目暗(みいくら)がんさびいん。ゆうしいねえ熱中症がやらんでぃ思(うみ)やあに、家(やあ)ぬ中(なあか)んかい、入っち、冷水(ふぃるずみじ)さあに、汗洗(あしあれ)え流しいねえ、肌皮ぬさらさらし、良(い)い塩梅(やんべえ)ないびいさ。
 
 「草木モ眠ル丑三ツ時」んでぃぬ言葉(くとぅば)ぬあいびいん。沖縄(うちなあ)んじえ、「草木んがじゃぬん、とおびいらあん、人ん眠じゅるまあふっくぁ」んでぃゆる言葉ぬあてぃん済(し)むのおあいびらんがやあ。

【語句】
本土んじえ、熱中症なかいけえ亡あする人ん=本土では熱中症で亡くなる方も
居みせえんでぃぬ事やいびいしが=いらっしゃるとの事ですが、  非尊敬・丁寧文は「居んでぃぬ事やしが」。
沖縄んじえ、熱中症なかい亡あする人おあんすかあ居みそおらん=沖縄では熱中症で亡くなる方はそれほどいません。非尊敬は「~居らん」。
昔から、まあふっくぁんじえ、何んさん=昔から「まあふっくぁ(真夏の真昼間の時間帯)」には何もしない
伝統・習慣ぬあくとぅがやいびいら=習慣があるからなのでしょうか。非丁寧文は「~習慣ぬあくとぅがやら」。
毎年夏ないねえ、「今度ぬ夏え暑さぬ防らん」んでぃち=毎年夏になると、「今年の夏は暑くてしょうがない」と、
叫びやあ叫びやあそおいびいしが=叫んでいますが、 非丁寧文は「~そおしが」。
かわてぃ、今度ぬ夏え、いっそうまぬ夏とお、ぞおい、違とおいびいん=特に今年の夏はいつもの夏とは随分異なっています。非丁寧文は「~違とおん」。
扇風機みぐらちん、熱風ぬる来(ち)ゃあびいる=扇風機を回しても熱風しかきません。非丁寧文は「~熱風ぬる来ゅうる」。
風ぬとぅりとおる日や、肌からあ汗ぬはてぃ、たらたらさびいん=風が凪いでいる日は肌から汗がたらたらします。非丁寧文は「~たらたらすん」。
ホームセンターんじ、日除シート買うやあに=ホームセンターで二除けシートを買い、
二所ぬ雨垂んかい下やびたしが、風ぬ入っち来うんあれえ=二カ所の軒に下げましたが、風が入ってこなければ、
ちむ合ん無えやびらん=意味がありません。非丁寧文は「ちむ合ん無えらん」。
平生や、クーラーや夜寝んじゅるばあびけんどぅ、点きやびいしが=普段はクーラーは夜、寝る時しか点けませんが、 非丁寧文は「~点きゆしが」。
なあ、風ぬとぅりとおるばあや、ふしがらな、昼やてぃん=もう、風の無いときは、どうしようもないので、昼でも、
点きゆんねえなとおいびいん=点けるようになっています。非丁寧文は「~なとおん」。
うんな事ん、今迄無えらんたる事やいびいん=そういう事も今までなかった事です。非丁寧文は「~事やたん」。
電気代ぬ事んでえや、なあ考えらんてぃん、済むんでぃぬ=電気代の事なんかはもう考えなくてもよいとの
肝んかいけえなとおいびいん=気になってしまっています。非丁寧文は「~けえなとおん」。
うぬあたい、今度ぬ夏え暑さぬないびらん=それほど今年の夏は暑くてしょうがありません。
「暑さん」でぃしやか、「熱さん」でぃ言しがるあたとおる筈やいびいん=「暑い」というより「熱い」といった方があっているかもしれません。非丁寧文は「~筈やん」。
外あ、まあふっくぁ=外はまあふっくぁ(真夏の真昼の太陽が照り付ける時間帯の事)。
一分ぬん立っちいねえ、火炎放射器なかい=一分でも立っていれば、火炎放射器で、
炙だっとお如どぅあいびいる=炙られているみたいです。非丁寧文は「~如どぅある」。
胴いっぺえから汗ぬ湧ち出じてぃ、目暗がんさびいん=体中から汗が噴き出て、眩暈がします。非丁寧文は「~目暗がんすん」。
ゆうしいねえ熱中症がやらんでぃ思やあに=ひょっとしたら、熱中症なのかもしれないと思い、
家ぬ中んかい、入っち、冷水さあに、汗洗え流しいねえ=家の中に入り、冷水で汗を洗い流せば、
肌皮ぬさらさらし、良い塩梅ないびいさ=肌がさらさらになり、良い塩梅になりますよ。非丁寧文は「~塩梅なゆさ」。
「草木モ眠ル丑三ツ時」んでぃぬ言葉ぬあいびいん=「草木も眠る丑三つ時」という言葉があります。非丁寧文は「~言葉ぬあん」。
沖縄んじえ=沖縄では、
「草木ん、がじゃぬん、とおびいらあん、人ん眠じゅるまあふっくぁ」=「草木も蚊もゴキブリも人も眠るマアフックァ」
んでぃゆる言葉ぬあてぃん済むのおあいびらんがやあ=という言葉があっても良いのではないでしょうか。非丁寧文は「~済むのおあらんがやあ」。

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 台風(てえふう、ううかじ)8号や聞(ち)くぃいとおたる通(とぅう)い、あいゆかんぬ強(ちゅう)ばあやいびいたん。
 やいびいしが、童(わらび)ぬばすとぅか若さいにいや、うぬ8号やかん、なあふぃん、強ばあ台風ぬあいびいたん。
 去年(くず)ぬ5月まんぐるんじ来(ち)ゃる台風ん、我(わあ)が自(どぅう)し造(ちゅく)たるベランダぬ木造ぬ太陽囲(てぃだがたか)ぬうすまさあまじちゅるあたいぬでえじなぬ強ばあやいびいたん。
 庭(なあ)ゆ作(ちゅく)い変(け)えゆんでぃち、んちゅなてぃ移(うちゅ)ちゃる黒木(くるち)え、無事やいびいたしが、シークァーサーや根ぐいからけえ倒(とお)さりやびたん。
 何(ぬう)やかあ、うすまたしえ、突風(あったかじ)ぬ当(あ)たゆるかじ、窓ガラスぬ撓(たま)やあ撓やあする事やいびいたん。あんさあに、窓枠ぬ間(ゑえ)ざから雨(あみ)ぬ吹ち込でぃ、出窓枠ぬ上(ゐい)や諸(むる)、湿(し)ったとおいびいたん。かたがた、んちゅなてぃから買(か)うてぃ置(う)ちぇえたるガラス飛散防止用ぬシート、説明書見(ん)じゃがちいなあ、貼やびたん。30分ぬんさんうちなかい、如何(ちゃあ)がな貼い終わてぃ、うみなあくなやびたん。
 
 台風ぬ来ゅうる前(めえ)や、停電(てぃいでぃん)でえしいねえ、クーラーん点(ち)きららんあい、扇風機(しんぷうち)ん回(みぐ)さらんあい、大事(でえじ)やる筈(はじ)んでぃ、世話(しわ)するむぬやいびいしが、実(じち)え、あねえあいびらん。
 コンクリート家(やあ)や、夏(なち)ぬまる平生(ふぃいじい)や、太陽(てぃだ、てぃいだ)なかい、熱(あち)らさってぃ、夜(ゆる)ないねえ、うぬ熱(にち)、出(ん)じゃするくとぅ、明(あ)き方(がた)迄(までぃ)、1度ぐれえどぅ、下(さ)がやびいくとぅ、夜明(ゆうあ)き通(どぅう)しい、クーラーかきらんでえ、ないびらんしが、台風ぬばあや、家や、壁(かび)ん屋根(やあぬゐい)ん、雨風なかい、冷(ふぃ)ずらさってぃどぅ居(をぅ)いびいくとぅ、なんぞお、暑(あち)くお無(ね)えやびらん。
 うんなくんな考(かんげ)いねえ、昔家(んかしやあ)や、コンクリートお使(ちか)あらってえ、居いびらんくとぅ、今(なま)っぬ人(ちゅ)ぬ考えゆるしゃくお、暑さあ無えらんたる筈やいびいん。あんいいねえ、我にん、妻(とぅじ)とぅめえゆる前迄え、家んかいやクーラーや無えやびらん事(くとぅ)、思(うび)い出(ん)じゃさびたん。

【語句】
台風8号や聞くぃいとおたる通い=台風8号は前評判通り、
あいゆかんぬ強ばあやいびいたん=相当に強いものでした。非丁寧文は「~強ばあやたん」。
やいびいしが、童ぬばすとぅか若さいにいや=ですが子供の頃とか若いときは、
うぬ8号やかん、なあふぃん、強ばあ台風ぬあいびいたん=この8号よりもっと、強い台風もありました。非丁寧文は「~台風ぬあたん」。
去年ぬ5月まんぐるんじ来ゃる台風ん=去年の5月頃に来た台風も
我が自し造たるベランダぬ木造ぬ太陽囲ぬ=私が自分で造ったべランドの日除け木造建築物が
うすまさあまじちゅるあたいぬでえじなぬ強ばあやいびいたん=激しく揺れる程、とても強かったです。非丁寧文は「~強ばあやたん」。
庭ゆ作い変えゆんでぃち=庭を改造しようと、
んちゅなてぃ移ちゃる黒木え、無事やいびいたしが=一昨年、移し植えた黒木は無事でしたが、非丁寧文は「~無事やたしが」。
シークァーサーや根ぐいからけえ倒さりやびたん=シークァーサーの木は根元から倒されてしまいました。非丁寧文は「~倒さったん」。
何やかあ、うすまさたしえ、突風ぬ当たゆるかじ=何より恐ろしかったのは、突風が吹き付ける度に、
窓ガラスぬ撓やあ撓やあする事やいびいたん=窓ガラスが撓む事でした。非丁寧文は「~事やたん」。
あんさあに、窓枠ぬ間ざから雨ぬ吹ち込でぃ=そして窓枠の隙間から雨が吹き込み、
出窓枠ぬ上や諸、湿ったとおいびいたん=出窓枠ぬ上部分が全部濡れていました。非丁寧文は「~湿ったとおたん」。
かたがた、んちゅなてぃから買うてぃ置ちぇえたる=たまたま、一昨年、買っておいた
ガラス飛散防止用ぬシート、説明書見じゃがちいなあ、貼やびたん=ガラス飛散防止シートを説明書をみながら貼りました。非丁寧文は「~貼たん」。
30分ぬんさんうちなかい、如何がな貼い終わてぃ、うみなあくなやびたん=30分も経たないうちに、張り終えてほっとしました。非丁寧文は「~うみなあくなたん」。
台風ぬ来ゅうる前や、停電でえしいねえ=台風が来る前は停電でもしたら、
クーラーん点きららんあい、扇風機ん回さらんあい=クーラーも点けられないし、扇風機も回せないし、
大事やる筈んでぃ、世話するむぬやいびいしが=大変だろう心配するものですが、 非丁寧文は「~むぬやしが」。
実え、あねえあいびらん=実はそうでもありません。非丁寧文は「~あねえあらん」。
コンクリート家や、夏ぬまる平生や、太陽なかい=コンクリート家屋は夏の普段の日は太陽で
熱らさってぃ、夜ないねえ、うぬ熱、出じゃするくとぅ=熱せられ夜になるとそれを放出するので、
明き方迄、1度ぐれえどぅ、下がやびらんくとぅ=明け方迄に一度ぐらいしか下がらりませんので、 非丁寧文は「~下がらんくとぅ」。
夜明き通しい、クーラーかきらんでえ、ないびらんしが=夜通しクーラーをかけなければ、なりませんが、 非丁寧文は「~ならんしが」。
台風ぬばあや、家や、壁ん屋根ん、雨風なかい=台風の場合は家は壁も屋根も風雨に
冷ずらさってぃどぅ居いびいくとぅ=冷却されているのですから、 非丁寧文は「~居くとぅ」。
なんぞお、暑くお無えやびらん=それほど暑くはありません。非丁寧文は「~無えらん」。
うんなくんな考いねえ、昔家や、コンクリートお使あらってえ=そんなこんなを考えると、昔の家はコンクリートを使っては
居いびらんくとぅ、今っぬ人ぬ考えゆるしゃくお=いませんので、現代人が考えほどには、 非丁寧文は「居らんくとぅ~」。
暑さあ無えらんたる筈やいびいん=暑くはなかったはずです。非丁寧文は「~筈やん」。
あんいいねえ、我にん、妻とぅめえゆる前迄え=そういえば、私も結婚前までは
家んかいやクーラーや無えやびらん事、思い出じゃさびたん=家にはクーラーが無かった事を思出しました。非丁寧文は「~思い出じゃちゃん」。

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  一昨日(うってぃい)や、「やえせの民族芸能」見(ん)じいが、八重瀬東風平(いぇえじくちんだ)体育館ぬんかい行(い)ちゃびたん。
 目当(みや)てえ、うむる御さうし世(ゆう)ぬ謡(うた)しする安里(あさとぅ)・玻名城(はなぐしく)ぬ臼太鼓(うしでえく)どぅやいびいたしが、他(ふか)にん、色(いる)んな芸能(じいぬう)ぬあてぃ、いっぺえ、ゐいりきさいびいたん。
 うっさぬ芸能、実(じゅん)に今(なま)までぃ、受(う)ち継(じ)ちょおる八重瀬町ぬ人(ちゅ)ん達(ちゃあ)んかい、にふぇえうんぬきやびいん。
 
 うぬ芸能ぬ一(てぃい)ちんかい、「富盛(とぅむい)ぬ唐人行列」んでぃ言(ゆ)ぬむぬぬあいびいたん。
 唐人行列んでぃ言(い)いねえ、琉球王ぬ新になゆるばすに唐から来ゅうる冊封使ぬ首里城上いすぬばすぬ行列(すねえい)ぬ他(ふか)ねえ思い寄(ゆ)ゆやびらんしが…。うんにいやあ、いやでぃん、近田舎(ちかいなか)ぬ人ん達ん、首里迄、見物(ちいぶち)しいが揃(すり)とおたる筈(はじ)やいびいん。
 やいびしが、又冊封使ぬ来(ち)ゅうるばあや、幾百人(いくひゃくたい)ぬ臣下ぬ半年(はんにん)が間(ゑえだ)なあん、ゆどぅどおいびいたくとぅ、中ねえ、田舎見物(いなかちんぶち)しいが、行ちゅる唐人(とうあじ)ぬん居(をぅ)いがすたらあん分かやびらん。
 
 我(わあ)が、「あい」んでぃ思(うむ)やびたしえ、写真ぬんかいある如(ぐとぅ)、唐人ぬ持っちょおる三角旗んかい「金」んでぃぬ字ぬ書かっとおる事やいびいたん。「金」んでぃ言いねえ、清朝作(ちゅく)たる「金(後金、女真族、満州族)」ぬ事どぅやいびいしが、琉球んかいゅうるばす、実に「金」んでぃゆる旗ん持っちょおたがやあんでぃ考(かんげ)いねえ、ふぃるましむんやいびいん。また、うぬ旗持っちょおたる事が実にやれえ、うぬ旗ぬ字、覚いとおたる琉球人・東風平人んふぃるましむんやいびいん。
 百万人(うんにい)ぬ満州族が1億人(うんにい)ぬ漢民族ぬ「明」滅ぶち、かきとおたる事んあてぃ、「金」んでぃゆる字使(ちか)ゆしえ、うけえてぃ、同(い)ぬ発音やる「清」使たんでぃどぅ、歴史ぬ本からあ聞(ち)ちょおたるむぬ、あねえあらんがあいびいたらあ。

【語句】
一昨日や、「やえせの民族芸能」見じいが=一昨日は「やえせ民族芸能」を鑑賞しに、
八重瀬東風平体育館ぬんかい行ちゃびたん=八重瀬町東風平体育館に行きました。非丁寧文は「~行(ん)じゃん」。
目当てえ、うむる御さうし世ぬ謡しする安里・玻名城ぬ=目当てはオモロ時代の歌謡でする安里・玻名城の
臼太鼓どぅやいびいたしが=ウシデークであったのですが、 非丁寧文は「~どぅやたしが」。
他にん、色んな芸能ぬあてぃ、いっぺえ、ゐいりきさいびいたん=ほかにもいろんな芸能があって、とてもうれしかったです。非丁寧文は「~ゐいりきさたん」。
うっさぬ芸能、実に今までぃ、受ち継ちょおる=これだけの芸能を実に現在迄受け継いでいる
八重瀬町ぬ人ん達んかい、にふぇえうんぬきやびいん=八重瀬町の人々に感謝申し上げます。非丁寧文は「~にふぇえ言ゃびら」(この種は実際は非丁寧を使いません)。
うぬ芸能ぬ一ちんかい=その芸能の一つに
「富盛ぬ唐人行列」んでぃ言ぬむぬぬあいびいたん=「富盛の唐人行列」というのがありました。非丁寧文は「~むぬぬあたん」。
唐人行列んでぃ言いねえ、琉球王ぬ新になゆるばすに=「唐人行列」と言えば、琉球王が即位するときに
唐から来ゅうる冊封使ぬ首里城上いすぬばすぬ行列ぬ他ねえ=唐から来た冊封使が首里城に上る場合の行進以外には
思い寄ゆやびらんしが…=思いつきませんんが…
うんにいやあ、いやでぃん、近田舎ぬ人ん達ん=当時は、きっと、近郊の田舎の人々も
首里迄、見物しいが揃とおたる筈やいびいん=首里まで見物しに集まっていたはずです。非丁寧文は「~筈やん」。
やいびしが、又冊封使ぬ来ゅうるばあや=ですが、また、冊封使が来るときは、
幾百人ぬ臣下ぬ半年が間なあん、ゆどぅどおいびいたくとぅ=数百人の唐人が半年も滞在していましたので、 非丁寧文は「~ゆどぅどおたくとぅ」。
中ねえ、田舎見物しいが、行ちゅる唐人ぬん=中には田舎現物をしに行く唐人も
居いがすたらあん分かやびらん=居たのかもしれません。非丁寧文は「~分からん」。
我が、「あい」んでぃ思やびたしえ、写真ぬんかいある如=私が「おや」と思いましたのは写真ぬあるように、 非丁寧文は「~思うたしえ」。
唐人ぬ持っちょおる三角旗んかい「金」んでぃゆる字ぬ=唐人の持つ三角旗に
「金」んでぃぬ字ぬ書かっとおる事やいびいん=「金」という文字が書かれていた事です。
「金」んでぃ言いねえ清朝作たる「金(後金、女真族、満州族)」ぬ事どぅやいびいしが=「金」と言えば清朝を作った「金(女真族、満州俗)」の事なのですが、非丁寧文は「~事どぅやしが」。
琉球んかいゅうるばす、実に「金」んでぃゆる旗ん=琉球に来る際に、実際に「金」という旗も
持っちょおたがやあんでぃ考いねえ、ふぃるましむんやいびいん=持っていたのかと思うと、おもしろいです。非丁寧文は「~ふるましむんやん」。「ふぃるましむん」は「珍しい」という意味ですが、ここではニュアンス的に「おもしろい」にしました。
また、うぬ旗持っちょおたる事が実にやれえ=また、もし、その旗を持っていた事が事実なら
うぬ旗ぬ字、覚いとおたる=その旗の文字を覚えていた
琉球人・東風平人ぬんふぃるましむんやいびいん=琉球人・東風平人も珍しいものです。
百万人ぬ満州族が1億人ぬ漢民族ぬ「明」滅ぶち=百万人の満州族が一億人の漢民族を滅ぼして
かきとおたる事んあてぃ、「金」んでぃゆる字使ゆしえ=支配していたという事もあって、「金」という文字を使う事は
うけえてぃ、同ぬ発音やる「清」使たんでぃどぅ=漢民族に遠慮して、(代わりに)同じ発音である「清」を使ったというのを
歴史ぬ本からあ聞ちょおたるむぬ=歴史の本から仕入れていたのに
あねえあらんがあいびいたらあ=そうではなかったのでしょうか。非丁寧文は「~あらんがあたら」。

註:私は中国史については全くの素だが、「金(12世紀)」にたいする漢民族イメージは良く戦争をくりかえすというだったという。したがって「後金(16世紀)」は漢民族を支しても漢化したり、北京官話の確立に力をいれたりするなど漢人に遠慮した政策をとった。但し、金族・満州族の民族衣装は現在でも「チャイナ服、中国衣装」であるかのように受け止められている。ちなみに、満州衣装は同系のモンゴルに近く、絵で見る聖徳太子の衣装にも近い。

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