うちなあぐち日記

うちなあぐちえ 聴ち美らさ 語い美らさ 書ち美らさ

2014年06月

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上ぬ写真や参拝しいがめんそおちょおる人ん達(式典ぬ終わゆし待っちょおん)


 昨日(ちぬう)や慰霊(いりい)ぬ日(ふぃい、ひい)やいびいたくとぅ、いっそうまぬ通(とぅう)い、戦没者合同墓苑ぬんかい手押合(てぃいうさあ)しいが、行(い)ちゃびたん。
 我(わん)ねえ、太陽恐(てぃだうとぅ)るうなてぃ、いっそうまやれえ、夕影(ゆうかあぎ)なてぃからどぅ参詣(さんちい)んかい行ちゅるむぬやいびいしが、今度(くんどぅ)ぬばあや、いっそうまとぅ違てぃ、若昼間(わかふぃるま)に行ちゃびたん。遠(とぅう)さから貸し切(ち)りバス乗(ぬ)やあに、もおゆる叔父(うざ)さあとぅ、まじゅんなゆる為(たみ)やいびいたん。
 だあ、叔父さあや携帯電話(きいてえでぃんわ)ん持(む)っちぇえ居みそおらんどぅあくとぅ、うっさぬ人(ちゅ)ぬ中(なあか)から、見分(みい)きいしいがすらんでぃ、世話(しわ)そおいびいたるむぬ、約束(やくすく)せえたる園内バスまんぐらんかい、立っちょおいびいたくとぅ、直ぐにとぅめえゆる事(くとぅ)ぬないびたん。
  
 やいしいしが、墓苑ぬ前(めえ)や、40、50人びけんぬ参拝さあ達(たあ)が県警なかい待たさっとおいびいたん。何事(ぬうぐとぅ)がやんでぃ思(うむ)とおいびいたれえ、何がな大臣ぬ参拝からぬ戻(むどぅ)ゆる所(とぅくる)やいびいたん。まあふっくぁなありい、ちがるうさあに、めんせえる大臣ぬ御取い持ちいしんでぃち、前額(めえびちぇえ)から汗(あし)はらちょおる県知事え、にりくさりとおん風儀(ふうじい)?やいびいたん。
 
 うぬ何がな大臣ぬ黒車から帰(けえ)えてぃめんそうちん、県警ぬ「なあ、いっとぅちゃ、10分びけんや、御待(うま)ちうたびみせえびり」んでぃ、案内(あんねえ)さびいたくとぅ、うぬまま待っちょおいびいたれえ、白バイ隊ぬブウールないなてぃ、来(ち)ゃがやあんでぃ、思いねえ、あっとぅむす、三台ぬ黒車ぬ来ゃあびたん。うぬ車から人ぬ降りらんでぃすしとぅまじゅん、後(くさ)あから、小型バスぬ来ゃあに止まてぃ、中から「かりゆし」喪服着ちょおる非武装警官達が飛(とぅ)んじ出(ん)てぃ来ゃあに、誰がな守護(かくぐ)さあに、墓苑ぬ前んかい連(そ)うてぃ、行ちゃびたん。戻(むどぅ)てぃ、来ゅうしん、一時(いっとぅちゃ)、歩っちゅんでぃ言しやか、走合小(はあええぐぁあ)そおる如(ぐとぅ)どぅあいびいたる。

 県警や先(さちい)までえ、今あ「誰々ぬめえんせえいんどお」でぃち、案内そおたるむぬ、うぬ人ぬばあびけんや、何ぬ案内ん無えやびらんたん。何ん済みいやさびいしが…。

 ふぃるましむん、誰(たあ)がやみせえらあんでぃ、思てぃ、ぬばがてぃ、見(ん)ちゃれえ、あい、何がな総理大臣どぅやみせえせえ。参拝さあ達んかい、手小(てぃいぐぁあ)振やあ振やあさがなあ、車んかいふぇえりんち走やびたん。
 
 叔父さあとぅまじゅん、戦死さる叔父さあ達んかい手押合あしん、終わてぃ、平和ぬ礎んかい行(ん)じゃれえ、万事、記念式典そおいびいたん。我ってえ、一般(なみぬっ人(ちゅ)どぅやいびいくとぅ、木影(きいかあぎ)とぅめえてぃ、遠さから式典見物そおびいたん。何がな総理大臣ぬ挨拶(いぇえさち)ぬ終(う)わゆしとぅまじゅん、我ったあから、10メートルびけん離りてぃ、人んちんじんとぅしか居(をぅ)らん所(とぅくる)んじ、2,3人びけんがやいびいたらあ、「何がなバンザイ」し叫(あ)びゆたくとぅ、うったあ方(はた)んかい首横(くびよう)がち、見(ん)っちゃれえ、きっさ、後退(あとしじ)じちさあに、居らんなとおいびいたん。家(やあ)んかいが去(は)やびたらあ。

 何(ぬ)があんすか、叫(あ)びい欲(ぶ)されえ、かあま前(めえ)んかい行(ん)じ叫びれえ済(し)むるむんぬ、あんし、一番後(いちばんくさあ)んじ叫びてぃんでぃ思たるしいじやいびいん。

【語句】
昨日や慰霊ぬ日やいびいたくとぅ、いっそうまぬ通い=昨日は慰霊の日でしたので、例年のように、 非丁寧文は「~日やたくとぅ」。
戦没者合同墓苑ぬんかい手押合しいが、行ちゃびたん=戦没者合同墓苑に参拝しにいきました。非丁寧文は「~行じゃん」。
我ねえ、太陽恐るうなてぃ、いっそうまやれえ=私は紫外線嫌いなので、例年なら、
夕影なてぃからどぅ参詣んかい行ちゅるむぬやいびいしが=日が傾いて影ができる時分に参拝にはいくのですが、 非丁寧文は「~むぬやしが」。
今度ぬばあや、いっそうまとぅ違てぃ、若昼間に行ちゃびたん=今年は例年と違い、昼前に行きました。非丁寧文は「~行じゃん」。
遠さから貸し切りバス乗やあに、もおゆる叔父さあとぅ=遠いところから貸し切りバスに乗ってくる叔父と  非尊敬文「~、来ゅうる」
まじゅんなゆる為やいびいたん=合流する為でした(一緒になる為でした)。非丁寧文は「~為やたん」。
だあ、叔父さあや携帯電話ん持っちぇえ居みそうらんどぅあくとぅ=叔父は携帯も持っていませんので、 非尊敬「~持っちぇえ居らんどぅあくとぅ」。「だあ」は呆れたときとかがっかりしたしときに言う感嘆詞(語声)。ここでは日本語に訳しようがないので訳しません。
うっさぬ人ぬ中から、見分きいしいがすらんでぃ=これだけの人混みから見分ける事ができるのかと、
世話そおたるむぬ、約束せえたる園内バスまんぐらんかい=約束していた園内バス付近に
立っちょおいびいたくとぅ、直ぐにとぅめえゆる事ぬないびたん=立っていましたので、直ぐに探す事ができました。非丁寧文は「立っちょおたくとぅ、~事ぬなたん」。
やいしいしが、墓苑ぬ前や、40、50人びけんぬ=ですが、墓苑の前には40、50人ばかりの 非丁寧文は「やしが~」。
参拝さあ達が県警なかい待たさっとおいびいたん=参拝者が県警によって待たされていました。非丁寧文は「~待ったさとおたん」。
何事がやんでぃ思とおいびいたれえ=何事かと思っていましたら、 非丁寧文は「~思とおたれえ」。
何がな大臣ぬ参拝からぬ戻ゆる所やいびいたん=何某大臣が参拝から戻るところでした。非丁寧文は「~所やたん」。
まあふっくぁなありい、ちがるうさあに=真昼間から、変わりばんこに、 「まあふっくぁ」は太陽光線が最も強い昼間の時間帯を言い、その時間帯は仕事をせず、日陰で昼寝等をする習慣がありました。
めんせえる大臣ぬ御取い持ちいしんでぃち=いらっしゃる大臣をもてなそうと、
前額から汗はらちょおる県知事え、にりくさりとおん風儀?やいびいたん=額から汗を流している県知事は、うんざり?している様子でした。非丁寧文は「~風儀やたん」。
うぬ何がな大臣ぬ黒車から帰えてぃめんそうちん=その何某大臣が御帰りになられても、 非尊敬文「~帰えてぃ行じん」。
県警ぬ「なあ、いっとぅちゃ、10分びけんや=県警がもう、すこし、10分ぐらいは、
御待ちうたびみせえびり」んでぃ、案内さびいたくとぅ=お待ちください」と案内しましたので、 非尊敬・丁寧文は「『待っち呉り』んでぃ案内すたくとぅ」。
うぬまま待っちょおいびいたれえ、白バイ隊ぬブウールないなてぃ=そのまま待っていましたら、白バイ隊がサーっと、非丁寧文は「~待っちょおたれえ」。
来ゃがやあんでぃ、思いねえ、あっとぅむす=来たかと思うや否や、すぐに
三台ぬ黒車ぬ来ゃあびたん=三台の黒い車がやってきました。非丁寧文は「~来ゃん」。
うぬ車から人ぬ降りらんでぃすしとぅまじゅん=その車から人が降りようとすると同時に
後あから、小型バスぬ来ゃあに、止まてぃ中から=後方から小型バスが来て止まり、中から、
「かりゆし」喪服着ちょおる非武装警官達が飛んじ出てぃ来ゃあに=「かりゆし」喪服を着けた非武装警官らが飛び出て、
誰がな守護さあに、墓苑ぬ前んかい連うてぃ行ちゃびたん=誰かをガードしながら墓苑の前まで連れて行きました。非丁寧文は「~行じゃん」。
戻てぃ、来ゅうしん、一時、歩っちゅんでぃ言しやか=戻ってくるのも(ほんの)いっときで、歩くというより、
走合小そおる如どぅあいびいたる=小走りしている風でした。非丁寧文は「~如どぅあたる」。
県警や先いまでえ今あ「誰々ぬめえんせえいんどお」でぃち=県警はさっきまでは今は「誰それがいらっしゃいます」と、 非尊敬文は「~誰々ぬ来ゅうん」。
案内そおたるむぬ、うぬっ人ぬばあびけんや=案内かけていたのに、その人の場合だけは、
何ぬ案内ん無えやびらんたん。何ん済みいやさびいしが…=何の案内もなかった。別にいいけど…。非丁寧文は「~無えらんたん」。
ふぃるましむん、誰がやみせえらあんでぃ思てぃ=珍しい事、誰なのかと「思い、非尊敬文「~誰がやら」。
ぬばがてぃ、見ちゃれえ、あい=身をの乗り出して、見ると、あれ、
何がな総理大臣どぅやみせえせえ=何某総理大臣ではないですか。非尊敬文は「~総理大臣どぅやせえ」。直訳=何某総理大臣こそでいらっしゃるんだ?
参拝さあ達んかい、手小振やあ振やあさがなあ=参拝者に手を振りながら
車んかいふぇえりんち走やびたん=車に入り込んでいきました。非丁寧文は「~走いたん、走ゆたん」。
叔父さあとぅまじゅん、戦死さる叔父さあ達んかい手押合あしん=叔父と共に戦死した叔父らの参拝も
終わてぃ、平和ぬ礎んかい行じゃれえ=終わり、平和の楚に行ったら、
万事、記念式典そおいびいたん=記念式典の最中でした。非丁寧文は「~式典そおたん」。
我ってえ、一般人どぅやいびいくとぅ、木影とぅめえてぃ=私たちは一般人なので、木陰を求めて、非丁寧文は「~一般人どぅやくとぅ」。
遠さから式典見物そおびいたん=遠くから式典を見物していました。
何がな総理大臣ぬ挨拶ぬ終ゆしとぅまじゅん、我ったあから=何某総理大臣の挨拶が終わると同時に、私たちから
10メートルびけん離りてぃ、人んちんじんとぅしか居らんたる所んじ=10メートルほど離れて人もまばらにしかいない所で、
2,3人びけんがやいびいたらあ=2、3人ぐらいだったでしょうか、非丁寧文は「~びけんがやたら」。
「何がなバンザイ」し叫びゆたくとぅ、うったあ方んかい首横がち=「何とかバンザイ」と叫んだので、彼らの方に振り向き
見っちゃれえ、きっさ、後退じちさあに=みれば、とっくに、後ずさりして
居らんなとおいびいたん。家んかいが去やびたらあ=居なくなっていました。帰宅でもしたのでしょうか。非丁寧文は「~なとおたん。~去ちゃらあ」。
何があんすか、叫びい欲されえ、かあま前んかい行じ=そんなに叫びたければ、もっとはるか前方に行って、
叫びれえ済むるむんぬ=叫べばよいものを
一番後んじ叫びてぃんでぃ思たるしいじやいびいん=一番後方で叫ぶとはと思った次第です。非丁寧文は「~しいじやん」。
 

 誰(たあ)がん知(し)っちょおみせえる通(とぅう)い、「あがあ」んでぃゆる言葉(くとぅば)あ、胴(どぅう)ぬまあなが、叩(たた)かってぃ、痛(や)むるばすぬ叫(あ)び声(ぐぃい)ぬ事(くとぅ)やいびいん。
 前(めえ)や、沖縄(うちなあ)から内地(本土)んかい行(い)じゃる大概(てえげえ)ぬ沖縄人お、言葉遣(くとぅばじけ)え迄(までぃ)、いいくるヤマトゥん人(ちゅ)風儀(ふうじ)けえなてぃ、ばじょうびけんしえ、大和人がやら沖縄人がやら、見分(みいわ)いゆしん、難(むち)かる風儀(ふうじ)やいびいたん。
 やいびいくとぅ、うり、見分(みいわ)かする手段(てぃだん)とぅしち、うったてぃ、まあがな叩ちゃんでぃぬ事やいびいん。あんし、うぬっ人ぬ「あがあ」んでぃ言いねえ、沖縄人、うぬ他(ふか)ぬ叫びい様、例(たとぅ)れえ、「いたい」、「いてて」んでぃち、叫びいねえ、ヤマトゥん人やんでぃちそおいびいたん。
 また、「豚(うわあ)」ねえぬ下(さ)ぎ出(ん)じゃしいする言葉ぬ上ぎ下ぎ(イントネーション)や、ヤマトゥンん人んかいや、しい難(ぐり)さるむんやいびいくとぅ、くりん、見分かする手段やたんでぃぬ事やいびいん。当てぃがあらりいる沖縄人にとぅてえ、迷惑がやたらん分かやびらん。

 やいびいしが、ぐすうよう、うんな話ん、ただぬブラックジョーク(やなでえふぁあ物言い)どぅやいびいる。実(じゅん)に、うん如(ぐとぅ)うし、見分きたんでぃぬ話や聞(ち)ちぇえなあびらん。んちゃ、考(かんげ)えてぃにいねえ、「あがあ」や首里物言いせえ、「あっかあ」とぅか「あっちゃあ(士族語では「あっつゃあ?」)」んかいなゆんでぃぬ事やいびいん。我(わん)くるお、「あっかあ」迄え、聞ちゃる覚(うび)いやあしびいしが、「あちゃあ」や覚いぬ無(ね)えやびらん。 

【語句】
誰がん知っちょおみせえる通い=誰でもご存じのとおり、 非尊敬文「~知っちょおる通い」。
「あがあ」んでぃゆる言葉あ=「あがあ」という語は、 「あがあ」は首里語ではないので『沖縄語辞典』にはないが、「痛い」という意味で全県的に普通に使用されている語です。
胴ぬまあなが、叩)かってぃ=体のどこかが叩かれ、
痛むるばすぬ叫び声ぬ事やいびいん=痛いときに発する語声の事です。非丁寧文は「~事やん」。「叫びゆん」は首里語では「さけぶ」の意味だけですが、地方では「喋る」「(人を)呼ぶ」等の意味にも使われます。
前や、沖縄から内地(本土)んかい行じゃる大概ぬ沖縄人お=以前は、沖縄から本土に行った殆どの沖縄人は、
言葉遣え迄、いいくるヤマトゥん人風儀けえなてぃ=言葉遣いまで本土人のようになってしまい、
ばじょうびけんしえ、大和人がやら沖縄人がやら=見かけだけでは、本土人なのか沖縄人なのか
見分いゆしん、難かさる風儀やいびいたん=見分けるのも難しかったようです。非丁寧文は「~風儀やたん」。
やいびいくとぅ、うり、見分かする手段とぅしち=ですから、それを見分ける方法として、
うったてぃ、まあがな叩ちゃんでぃぬ事やいびいん=わざと、どこか叩いたという事です。非丁寧文は「~事やん」。
あんし、うぬっ人ぬ「あがあ」んでぃ叫びいねえ=そして、その人が「」あがあ」と叫んだら沖縄人、
うぬ他ぬ叫びい様、例れえ、「いたい」「いてて」んでぃち=その他の語声(例えば、「いたい」「いてて」)と、
叫びいねえ、ヤマトゥん人やんでぃちそおいびいたん=発したら、本土人だとしていました。非丁寧文は「~やんでぃちそおたん」。
また、「豚」ねえぬ下ぎ出じゃしいする言葉ぬ=また、豚(うわあ)のような下から突き上げていくような語の
上ぎ下ぎ(イントネーション)や=イントネーションは
ヤマトゥンん人んかいや、しい難さるむんやいびいくとぅ=本土人には、やりにくいものですので、 非丁寧文は「~むんやくとぅ」。
くりん、見分かする手段やたんでぃぬ事やいびいん=これも見分ける方法だったとの事です。非丁寧文は「~事やん」。
当てぃがあらりいる沖縄人にとぅてえ=疑われる沖縄人にとっては
迷惑がやたらん分かやびらん=迷惑だったかもしれません。非丁寧文は「~分からん」。
やいびいしが、ぐすうよう、うんな話ん=ですが、みなさま、この話も、 非丁寧文は「やしが~」。
ただぬブラックジョーク(やなでえふぁあ物言い)どぅやいびいる=ただのブラックジョークなのです。非丁寧文は「~どぅやる」。「どぅ+やいびいる」は首里含む都市部では約まって「でえびる」「でいびいる」等となります。
実に、うん如うし、見分きたんでぃぬ話や=実際に、そのように見分けていたという話は、
聞ちぇえなあびらん=聞いた事がありません。非丁寧文は「聞ちぇえんだん」。
んちゃ、考えてぃにいねえ、「あがあ」や首里物言いせえ=それも、考えみれば、「あがあ」は首里語では、
「あっかあ」とぅか「あっちゃあ(士族語では「あっつゃあ?」)」んかい=「あっかあ」とか「あっちゃあ(士族語では「あっつゃあ?」)に
なゆんでぃぬ事やいびいん=なるとの事です。非丁寧文は「~事やん」。
我くるお、「あっかあ」迄え、聞ちゃる覚いやあしびいしが=私自身は「あっかあ」までは聞いた覚えがありますが、非丁寧文は「~覚いやあしが」
「あちゃあ」や覚いぬ無えやびらん=「あっちゃあ」は(その)覚えがありません。非丁寧文は「~無えん」。

 自(どぅう)し、鼻歌ゆ歌し、とぅんもおゆるばすぬあいびいん。小学生(しょうがくしい)やいにいや、替えい歌ぬまんどおいびいたん。今(なま)ぬ人(ちゅ)ん達(ちゃあ)があ、思(うみ)いん寄(ゆ)ゆらん異風(いふう)な替えい歌んあびいたん。うんにいぬ小学生ん達(ちゃあ)や、まあからが、うんな歌、聞(ち)ち習(なれ)えてぃちゃあびたら。
 
 ブログんかいや書ちゆさんあたいぬ異風な替え歌んあいびいしが、今考(かんげ)いねえ、ふぃるましい歌んあいびいたん。
「学校の先生が1足す1も分からずに黒板叩いて泣いていた」んでぃしん、うぬ一(てぃい)ちやいびいん。
 くぬ前(めえ)迄(まで)え、学校ぬ先生(しんしい)ぬ事(くとぅ)弄(なば)くゆる歌なてぃ、なんぞお、良(い)い歌ああらんでぃ思(うむ)とおいびいたいしが、くねえだ、孫とぅ遊そおたるばす、「1とぅ1うしゃあち2」んでぃち習あさびたれえ、孫ぬ、
「何(ぬう)んでぃち、1(いち)とぅ1(いち)うしゃあしいねえ、2なゆが」んでぃち、訊(ち)ちゃびたん。
 あんし、我が、大指(うふぃいいび)びけん立てぃてぃ見(み)してぃ、
「とお、くりえ1(てぃい)ち」
んでぃ、言(い)ちから
人差(ちゅさし)し指ん(いいび)立てぃやびたん。
「とお、くりん1ち、あんし、うぬ二(たあ)ち、うしゃあしねえ、うり、2なゆせえ」
自しえ、良(ゆ)う習あちゃるむんでぃ思(うむ)やびたしが、孫あ、口んがあ開(ぶら)ち、聞(ち)くぃいてえ居(をぅ)らん風儀(ふうじ)やいびいたん。
「おじい、人差し指とぅ大指とお、同(い)ぬ物(む)のおあらん、やくとぅ、同ぬ1んであらんしが」
んでぃ、言ゃびたん。

 んちゃ、「1とぅ1うしゃあち2」んでえ習あし難(ぐり)さるむんでぃ、思たるしいじやいびいん。あんし、小学生ぬばす、いいくる歌そおたる上(うゐい)ぬ歌覚(うび)い出(ん)じゃちゃるばすやいびいん。あんし、「1+1」ぬ分からな、泣ちゅる先生や、真肝(まじむ)なやい肝清(ちむぢゅ)らさる先生やんでぃ思ゆんねえなてぃちょおいびいん。学校ぬ先生やらりいくとぅ、当たり前(めえ)ぬ事、じんぶん持(む)ちやみせえたる筈(はじ)えやいびいしが、ゆうしいねえ、実(じち)え、なあふぃんぬじんぶん持ちがやみせえたらん分かやびらん。

 何がんでえ、良(ゆ)う考(かんげ)いねえ、確かに、「1+1」え、大人ぬ世界(しけ)んじえ、必(かんな)じ迄、「2」やる訳(わき)えあいびらん。大人んないねえ、大概(てえげえ)ぬ人ん達や、左巻(ふぃざいま)ちゃあんかいけえなゆくとぅんやいびいしが、「1」ぬ正体(みい)にゆてぃん、「答」え違てぃちゃあびいん。
 左巻ちゃあが黒板叩ち、泣ちゅる訳え無(ね)えやびらん。

【語句】
自し、鼻歌ゆ歌し、とぅんもおゆるばすぬあいびいん=自分で鼻歌を歌い、驚くときがあります。非丁寧文は「~ばすぬあん」。
小学生やいにいや、替えい歌ぬまんどおいびいたん=小学生の頃は替えが多くありました。非丁寧文は「~まんどおたん」。
今ぬ人ん達があ、思いん寄ゆらん異風な替えい歌んあびいたん=今の人には考えられないような変な替え歌もありました。非丁寧文は「~歌んあたん」。
うんにいぬ小学生ん達や、まあからが=あのころの小学生達はどこからなのか、ここでの「が」は疑問助詞で「~なのか」と訳します。
うんな歌、聞ち習えてぃちゃあびたら=聞き覚えてきたのでしょうか。非丁寧文は「~ちゃら」。
ブログんかいや書ちゆさんあたいぬ異風な替え歌んあいびいしが=ブログには書けないほどの変な替え歌もありました。非丁寧文は「~歌んあたしが」。
今考いねえ、ふぃるましい歌んあいびいたん=今考えると、奇妙な(意味深な)歌もありました。非丁寧文は「~歌んあたん」。
「学校の先生が1足す1も分からずに黒板叩いて泣いていた」=同。
んでぃしん、うぬ一(てぃい)ちやいびいん=というのも、(意味深な歌の)その一つでした。非丁寧文は「~一ちやたん」。
くぬ前迄え、学校ぬ先生ぬ事弄くゆる歌なてぃ=この前までは学校の先生をばかにする歌で、
なんぞお、良い歌ああらんでぃ思とおいびいたいしが=あまり、良い歌ではないと思ってましたが、 非丁寧文は「~」。
くねえだ、孫とぅ遊そおたるばす=この間、孫と遊んでいたとき、
「1とぅ1うしゃあち2」んでぃち習さびたれえ、孫ぬ=「1足す1は2」と教えましたら、孫が
「何んでぃち、1とぅ1うしゃあしいねえ、2なゆが」=「どうして、1足す1は2になるのか」
んでぃち、訊ちゃびたん=と、聞いたのです。非丁寧文は「~訊ちゃん」。
あんし、我が、大指びけん立てぃてぃ見してぃ=それで、私が親指を立て、
「とお、くりえ1ち」=「さあ、これは1」
んでぃ、言ちから=と言ってから、
人差し指ん立てぃやびたん=人差し指もたてました。非丁寧文は「~立てぃたん」。
「とお、くりん1ち、あんし=「さあ、これも1、そして、
うぬ二ち、うしゃあしねえ、うり、2なゆせえ」=その二つを足せば、ほれ、2になるさ」
自しえ、良う習あちゃるむんでぃ思やびたしが=自分ではうまく教えたものだと思ったのですが、 非丁寧文は「~思たしが」。
孫あ、口んがあ開ち、聞くぃいてえ居らん風儀やいびいたん=孫は口をポカンと開け、納得してない様子でした。非丁寧文は「~風儀やたん」。
「おじい、人差し指とぅ大指とお、同ぬ物のおあらん=「おじいさん、人差し指と親指とは同じじゃないよ
やくとぅ、同ぬ1んであらんしが」=だから、同じ1でもないけど」
んでぃ、言ゃびたん=と言いました。非丁寧文は「~言ちゃん」。
んちゃ、「1とぅ1うしゃあち2」んでえ=なるほど、「1+1を2」であると(いうことは)
習あし難さるむんでぃ、思たるしいじやいびいん=教えにくいものだと思った次第です。非丁寧文は「~しいじやん」。
あんし、小学生ぬばす、いいくる歌そおたる上ぬ歌=そして、小学生の頃、よく歌っていた上の歌を
覚い出じゃちゃるばすやいびいん=思い出したわけです。非丁寧文は「~ばすやん」。
あんし、「1+1」ぬ分からな、泣ちゅる先生や=そして、「1+1」が分からず、泣く先生は、
真肝なやい肝清らさる先生やんでぃ思ゆんねえなてぃちょおいびいん=真面目で優しい先生だと思うようになってきました。非丁寧文は「~なてぃちょおん」。
学校ぬ先生やらりいくとぅ、当たり前ぬ事=学校の先生なのであるから当然、 非尊敬文「先生やくとぅ」。
じんぶん持ちやみせえたる筈えやいびいしが=頭は良かったのでしょうけど、 非丁寧・尊敬文「~じんぶん持ちやたる筈やしが」。
ゆうしいねえ、実えなあふぃんぬ=ひょっとすると、実はもっと
じんぶん持ちがやみせえたらん分かやびらん=知恵者だったかもしれません。非丁寧文は「~分からん」。
何がんでえ、良う考いねえ、確かに、「1+1」え=なぜかといえば、良く考えれば、確かに「1+1は、
大人ぬ世界んじえ、必じ迄、「2」やる訳えあいびらん=大人の世界では、必ずしも「2」であるわけではありません。非丁寧文は「~訳えあらん」。
大人んないねえ、大概ぬ人ん達や=大人になれば、大抵の人々は、
左巻ちゃあんかいけえなゆくとぅんやいびいしが=へそ曲がりになってしまうからということもありますが、 非丁寧文は「~なゆくとぅんやしが」。
「1」ぬ正体にゆてぃん、「答」え違てぃちゃあびいん=「1」の正体によっても、答えが違ってきます。非丁寧文は「~違てぃちゅうん」。
左巻ちゃあが黒板叩ち、泣ちゅる訳え無えやびらん=へそ曲がり者が黒板を叩いて泣くわけなどありません。非丁寧文は「~無えらん」。

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