うちなあぐち日記

うちなあぐちえ 聴ち美らさ 語い美らさ 書ち美らさ

2014年04月

 2日前(ふちかめえ)、テレビ見(ん)ちょおいびいたれえ、かたがた、日本んかい居(う)るモンゴルん人(ちゅ)ぬ女(ゐなぐ)が自(どぅう)ぬ国(くに)んかい帰(けえ)やあに、親兄弟(うやちょうでえ)んかい、行逢(いちゃ)いが行ちゅんでぃゆる番組やいびいたん。 
 モンゴル語しえ、我耳(わあみみ)ぬ聞(ち)ちばっぺえあらんでえ、「兄」んかい、「アカー」んでぃ言る風儀(やいびいたん)。
 何(ぬ)があんし、うちなあぐちとぅ似ちょおるんでぃ、思(うむ)やびたん。
 うちなあぐちぬ平民(ひゃくしょう)言葉しえ、「兄」え、「あふぃい、あひい」やいびいん。(ゆかっちゅ言葉あ「やっちい」)。
 琉球弧語於(う)とおてえ、カ行とぅハ行や、いいくる入り変けえたいんさびいくとぅ、「あひい」とぅ「アカー」や大概(てえげえ)や、同(い、ゆ)ぬむんやんびいん。
 例(たとぅ)れえ、「国(くに)」や、黒島民謡んじえ、「ふん」。「組頭」や「ふんがしら」とぅなやびいん。
 また、我が中学生(ちゅうぐぁくしい)にいや、「ジンギスカン」んでぃる言ちょおいびいたしが、今(なま)あ、「ジンギスハン」でぃる言ちょおいびいる。
 んちゃ、確かに、うちなあぐちえ、ウラルアルタイ語族ぬ一(てぃい)ちやいびいくとぅ、似ちょおるとぅくるぬあてぃん、ふぃるましい事(くと)おあいびらん筈(はじ)。

 昔(んかし)、阿麻和利(あまわい)ぬ勝連(かっちん)治(うさ)みとおたるばすぬ、勝連軍(かっちんいくさ)ぬ按司(あじ)んかい、「屋慶名アカー」んでぃゆる者(むん)ぬ居いびいたいしが、モンゴルだっちいがやいびいたら?

【語句】
2日前、テレビ見ちょおいびいたれえ=2日前にテレビを見ていましたら、 非丁寧文は「~見ちょおたれえ」。
かたがた、日本んかい居るモンゴルん人ぬ女が=偶然、在日にモンゴル人女性が、
自ぬ国んかい帰やあに、親兄弟んかい=自国に里帰りして、親兄弟に
行逢いが行ちゅんでぃゆる番組やいびいたん=逢いに行くというば番組でした。非丁寧文は「~番組やたん」。 
モンゴル語しえ、我耳ぬ聞ちばっぺえあらんでえ=モンゴル語では、私の聞き違いでなけば、
「兄」んかい、「アカー」んでぃ言る風儀やいびいたん=「兄」に「アカー」というようでした。非丁寧文は「~風儀やたん」。
何があんし、うちなあぐちとぅ似ちょおるんでぃ=どうして、そんなに沖縄語に似ているのだろうと、
思やびたん=思いました。非丁寧文は「思たん」。
うちなあぐちぬ平民言葉しえ=沖縄語の平民語では、
「兄」え、「あふぃい、あひい」やいびいん=「兄」は「あふぃい、あひい」です。非丁寧文は「~やん」。
ゆかっちゅ言葉あ「やっちい」=士族語では「やっちい」。
琉球弧語於とおてえ、カ行とぅハ行や=琉球弧語においては、カ行とハ行は、
いいくる入り変けえたいんさびいくとぅ=よく、入れ替わったりするから、
「あひい」とぅ「アカー」や=「あひい」と「アカー」は、
大概や、同ぬむんやんびいん=ほとんどおなじです。非丁寧文は「~同ぬむんやん」。
例れえ、「国」や、黒島民謡んじえ「ふん」=例えば、「国」は黒島民謡では「ふん」。
「組頭」や「ふんがしら」とぅなやびいん=「組頭」は「ふんがしら」となります。非丁寧文は「~となゆん」。
また、我が中学生にいや=また、私が中学生の頃は、
「ジンギスカン」んでぃる言ちょおいびいたしが=「ジンギスカン」といっていましたが、 非丁寧文は「~言ちょおたしが」。
今あ、「ジンギスハン」でぃる言ちょおいびいる=現在は「ジンギスハン」といっています。非丁寧文は「~言ちょおる」。
んちゃ、確かに、うちなあぐちえ=なるほど、確かに、沖縄語は
ウラルアルタイ語族ぬ一ちやいびいくとぅ=ウラルアルタイ語族の一つですので、非丁寧文は「~一ちやくとぅ」。
似ちょおるとぅくるぬあてぃん=似たようなところがあても
ふぃるましい事おあいびらん筈=珍しいことではないかもしれません。非丁寧文は「~事おあらん筈」。
昔、阿麻和利ぬ勝連治みとおたるばすぬ=昔、阿麻和利が勝連を統治していた頃、
勝連軍ぬ按司んかい=勝連軍の武将に
「屋慶名アカー」んでぃゆる者ぬ居いびいたいしが=「屋慶名アカー」という者がいましたが、 非丁寧文は「~居たしが」。
モンゴルだっちいがやいびいたら=モンゴル系だったのでしょうか? 非丁寧文は「~がやたら」。

 昨日(ちぬう)や」旧暦ぬ三月(さんぐぁち)ぬ三日(みっちゃ)なてぃ、浜下(はまう)りぬ日(ふぃい、ひい)やいびいたん。
 三月三日あ本土(やまとぅ)んじえ、「桃の節句」やいびいしが、沖縄(うちなあ)んじえ、浜下りぬなれえぬあいびいん。昔(んかし)からぬアカマタ伝説(ちてええばなし)ぬあやに、女(ゐなぐ)ん達(ちゃあ)や、浜んかい下りてぃ、遊(あし)ぶるぬなれえぬあいびいん。何(じ)るん、女ぬ行事(しちび)やいびいん。
 歌劇泊阿嘉(とぅまいああかあ)ぬ押(う)っ立ちんかんいん、「今日(ちゅう)や名に立ちゅる三月ぬ三日、上下(かみしむ)ん遊ぶ世ぬならい、略、螺拾(んなふぃる)てぃ遊ば」んんでぃち、あいびいん。あんし、今(なま)んうぬ風習(なれえ)や、地方(いなか)んじえ、むとぅうちょおいびいん。
 あんすかなんでぃん、「上下ん遊ぶ世ぬならい」やるむぬ、『沖縄語辞典』ぬんかいや、三月三日ぬ節日とぅしえ、書かってえ居(をぅ)いびらな、「野鳥が屋内に入ると、不吉であるとし、その厄を払い清めるため、浜に降りて行って、一日を遊び暮らした」行事やんでぃち書かっとおるうっぴどぅやいびいる。
 首里(しゅい)びけんや、あらんようい、なあ、いふぃえ、沖縄まじりぬ事(くとぅ)にちいてぃん、書ちん済(し)むんでぃ思(うみ)やびいしがどぅ。


【語句】
昨日や」旧暦ぬ三月ぬ三日なてぃ=旧暦の三月三日の日にあたり、
浜下りぬ日やいびいたん=の日でした。文は「~日やたん」。
三月三日あ本土んじえ、「桃の節句」やいびいしが=日は本土では桃の節句であるが、
沖縄んじえ、浜下りぬなれえぬあいびいん=沖縄では浜下りの風習があるます。非丁寧文は「~なれえぬあん」。
昔からぬアカマタ伝説ぬあやに、女ん達や=昔からのアカマタ伝説あり、女たちは、
アカマタ伝説=昔、浜砂を巣に、男に化けた無毒蛇アカマタが夜な夜な女を誑かしにやってきたという伝説。女の父親が砂浜で退治したという。
浜んかい下りてぃ、遊ぶるぬなれえぬあいびいん=浜に下りて遊ぶ習慣があるのです。非丁寧文は「~なれえぬあん」。
何るん、女ぬ行事やいびいん=いずれも女の行事です。非丁寧文は「~行事やん」。
歌劇泊阿嘉ぬ押っ立ちんかんいん=歌劇「泊阿嘉」の出だしにも、
「今日や名に立ちゅる三月ぬ三日=「今日は誰も知る三月三日」
上下ん遊ぶ世ぬならい=(身分の)上も下も遊ぶ世間の習慣、
螺拾てぃ遊ば」んんでぃち、あいびいん=螺拾って遊ぼう」とあります。非丁寧文は「~ち、あん」。
あんし、今んうぬ風習や=そして、今もその風習は、
地方んじえ、むとぅうちょおいびいん=地方では続いています。非丁寧文は「~むとぅうちょおん」。
あんすかなあでぃん、「上下ん遊ぶ世ぬならい」やるむぬ=それほどまでに、上も下も遊ぶ世間の習慣なのに、
『沖縄語辞典』ぬんかいや、三月三日ぬ節日とぅしえ=『沖縄語辞典』には、三月三日の行事としては、
書かってえ居いびらな=記述されておらず、 日丁寧文は「~居らな」。
「野鳥が屋内に入ると、不吉であるとし、その厄を払い清めるため、浜に降りて行って、一日を遊び暮らした」行事やんでぃち書かっとおるうっぴどぅやいびいる=日本語同じ。
首里びけんや、あらんようい、なあ、いふぃえ=首里だけでなく、もうすこしは、
沖縄まじりぬ事にちいてぃん=沖縄全体の事について
書ちん済むんでぃ思やびいしがどぅ=記述してもよいのではないかと思いますけど。非丁寧文は「~思いゆしがどぅ」。 
  

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