いっそうまやれえ、いいくる新ぬ3月25日(さんぐぁちにじゅうぐにち)まんぐるお、戻(むどぅ)い寒(びい)さ(忘り寒さ)んかいなゆるむぬ、今度(くんど)お、うぬわきん無(ね)えやびらんたん。
3月え、気温(ちうん)ぬ25、6度んかい上がたいし、暑(あち)さる日(ふぃい)ぬまんどおいびいたくとぅ、うりに比なびいねえ、確かに25日まんぐるぬ気温や、20、21度ぐれえなてぃ、いふぃえ、寒いんでぃ言(い)いねえ、寒いびいたしが、20度余いなゆるむんどぅんやれえ、なあ「寒さ」んでぃ言る事(くと)おないびらん。うん如(ぐと)おる事(くと)お、なあだ如、無えやびらんたる筈(はじ)んでぃ思(うみ)やびしいが、如何(ちゃ)ぬ風儀(ふうじい)がやいびいら…。
しいてぃまでぃ、言るむんやれえ、「だらだらあ寒(びい)さ」んでぃ、言ゃびらな。
本土(ヤマト)お、今度ぬ冬お、あいゆかん、雪(ゆち)ぬ降いまんでぃ、ふしがりやびらんたんでぃぬ事。いっそうまあやれえ、本土が寒波やるばすねえ、沖縄(うちなあ)ん、同(い)ぬ如(ぐとぅ)必(かんな)じ、寒さなゆたるむぬ、今度お、むさっとぅ、うぬわきん無えやびらんたん。
うりん、温暖化故(うんだんかゆい)がやいびいら。
3月え、気温(ちうん)ぬ25、6度んかい上がたいし、暑(あち)さる日(ふぃい)ぬまんどおいびいたくとぅ、うりに比なびいねえ、確かに25日まんぐるぬ気温や、20、21度ぐれえなてぃ、いふぃえ、寒いんでぃ言(い)いねえ、寒いびいたしが、20度余いなゆるむんどぅんやれえ、なあ「寒さ」んでぃ言る事(くと)おないびらん。うん如(ぐと)おる事(くと)お、なあだ如、無えやびらんたる筈(はじ)んでぃ思(うみ)やびしいが、如何(ちゃ)ぬ風儀(ふうじい)がやいびいら…。
しいてぃまでぃ、言るむんやれえ、「だらだらあ寒(びい)さ」んでぃ、言ゃびらな。
本土(ヤマト)お、今度ぬ冬お、あいゆかん、雪(ゆち)ぬ降いまんでぃ、ふしがりやびらんたんでぃぬ事。いっそうまあやれえ、本土が寒波やるばすねえ、沖縄(うちなあ)ん、同(い)ぬ如(ぐとぅ)必(かんな)じ、寒さなゆたるむぬ、今度お、むさっとぅ、うぬわきん無えやびらんたん。
うりん、温暖化故(うんだんかゆい)がやいびいら。
【語句】
いっそうまやれえ=いつもだと、
いいくる新ぬ3月25日まんぐるお=3月25日ごろは、
戻い寒さ(忘り寒さ)んかいなゆるむぬ=戻り寒さ(忘れ寒さ)がやってくるのに(意訳)、
今度お、うぬわきん無えやびらんたん=今年は、その気配はありませんでした。非丁寧文は「~無えらんたん」。「うぬわきんねえらん」は訳しにくいですが、「そういうことに気付かなかった」などの意味になります。あることを、「ど忘れしたこと」にも言います。例「あいなあ、んちゃ、うぬわきんねえらな」(あらもう、そういうこともすっかり忘れてしまって)。
3月え、気温ぬ25、6度んかい上がたいし=3月は気温が25,6度に上がったりして、
暑さる日ぬまんどおいびいたくとぅ=暑い日が多かったので。非丁寧文は「~日ぬまんどおたくとぅ」
うりに比なびいねえ=それに比べると、
確かに25日まんぐるぬ気温や=確かに、25日ごろの気温は、
20、21度ぐれえなてぃ=20、21度ぐらいになって、
いふぃえ、寒いんでぃ言いねえ=少し、寒いといえば、
寒いびいたしが=寒かったですが。非丁寧文は「寒さたしが」。
20度余いなゆるむんどぅんやれえ=20度も越すのであれば(意訳)、
なあ、「寒さ」んでぃ言る事おないびらん=もはや、寒いという事はできません。非丁寧文は「~事おならん」。
うん如おる事お=そのような現象は、
なあだ如、無えやびらんたる筈んでぃ=いまだかって、なかっただろうと、
思)やびしいが、如何ぬ風儀がやいびいら…=思うのですが、どうなのでしょうか。 非丁寧文は「~風儀がやら」。
しいてぃまでぃ、言るむんやれえ=しいて言うなら、
「だらだらあ寒さ」んでぃ、言ゃびらな=「だらだら寒さ」とでも言いましょうか(意訳)。非丁寧文は「~言らな」(「言やな」、「言ゃな」)。
本土お、今度ぬ冬お=本土は今年は、
あいゆかん、雪ぬ降いまんでぃ=雪がとても多く(意訳)、
ふしがりやびらんたんでぃぬ事=大変だったとのことです(意訳)。非丁寧文は「~ふしがたんらんでぃぬ事」。
いっそうまあやれえ=いつもなら、
本土が寒波やるばすねえ=本土が寒波になったときは、
沖縄ん、同ぬ如、必じ、寒さなゆたるむぬ=沖縄も同様、決まって寒くなったのに(意訳)、
今度お、むさっとぅ=今年は、ちっとも、
うぬわきん無えやびらんたん=そういう気配はありませんでした。非丁寧文は「~無えらんたん」。
うりん、温暖化故がやいびいら=それも、温暖化の所為でしょうか。非丁寧文は「温暖化故がやら」。
いっそうまやれえ=いつもだと、
いいくる新ぬ3月25日まんぐるお=3月25日ごろは、
戻い寒さ(忘り寒さ)んかいなゆるむぬ=戻り寒さ(忘れ寒さ)がやってくるのに(意訳)、
今度お、うぬわきん無えやびらんたん=今年は、その気配はありませんでした。非丁寧文は「~無えらんたん」。「うぬわきんねえらん」は訳しにくいですが、「そういうことに気付かなかった」などの意味になります。あることを、「ど忘れしたこと」にも言います。例「あいなあ、んちゃ、うぬわきんねえらな」(あらもう、そういうこともすっかり忘れてしまって)。
3月え、気温ぬ25、6度んかい上がたいし=3月は気温が25,6度に上がったりして、
暑さる日ぬまんどおいびいたくとぅ=暑い日が多かったので。非丁寧文は「~日ぬまんどおたくとぅ」
うりに比なびいねえ=それに比べると、
確かに25日まんぐるぬ気温や=確かに、25日ごろの気温は、
20、21度ぐれえなてぃ=20、21度ぐらいになって、
いふぃえ、寒いんでぃ言いねえ=少し、寒いといえば、
寒いびいたしが=寒かったですが。非丁寧文は「寒さたしが」。
20度余いなゆるむんどぅんやれえ=20度も越すのであれば(意訳)、
なあ、「寒さ」んでぃ言る事おないびらん=もはや、寒いという事はできません。非丁寧文は「~事おならん」。
うん如おる事お=そのような現象は、
なあだ如、無えやびらんたる筈んでぃ=いまだかって、なかっただろうと、
思)やびしいが、如何ぬ風儀がやいびいら…=思うのですが、どうなのでしょうか。 非丁寧文は「~風儀がやら」。
しいてぃまでぃ、言るむんやれえ=しいて言うなら、
「だらだらあ寒さ」んでぃ、言ゃびらな=「だらだら寒さ」とでも言いましょうか(意訳)。非丁寧文は「~言らな」(「言やな」、「言ゃな」)。
本土お、今度ぬ冬お=本土は今年は、
あいゆかん、雪ぬ降いまんでぃ=雪がとても多く(意訳)、
ふしがりやびらんたんでぃぬ事=大変だったとのことです(意訳)。非丁寧文は「~ふしがたんらんでぃぬ事」。
いっそうまあやれえ=いつもなら、
本土が寒波やるばすねえ=本土が寒波になったときは、
沖縄ん、同ぬ如、必じ、寒さなゆたるむぬ=沖縄も同様、決まって寒くなったのに(意訳)、
今度お、むさっとぅ=今年は、ちっとも、
うぬわきん無えやびらんたん=そういう気配はありませんでした。非丁寧文は「~無えらんたん」。
うりん、温暖化故がやいびいら=それも、温暖化の所為でしょうか。非丁寧文は「温暖化故がやら」。