うちなあぐち日記

うちなあぐちえ 聴ち美らさ 語い美らさ 書ち美らさ

2011年10月

 今日(ちゅう)や、「沖縄そばの日」やいびいん。
 前(めえ)や、「沖縄そば」あ、蕎麦粉使(ちか)てえ無(ね)えらん食品やくとぅんでぃち、「そば」とぅしちぬ食品表示え、認(みとぅ)みらんでぃち、さっとおいびいたしが、1978年(にん)ぬ今日ぬ日(ふぃい)んじ、特別(とぅくびち)に認らりやびたん。
 やいびいしが、まあまでぃん、我(わあ)考(かんげ)えどぅやいびいしが、「すば」とぅか「うちなあすば」とぅかねえし、沖縄語表示やれえ、何(ぬう)ん、支(ちけ)えや無えやびらんたる筈(はじ)んでぃ、思(う)みやびいん。何(ぬ)がんでえ、「そば」とぅ「すば」とお、一文字(ちゅむじ)え、違やびいくとぅ、表示ぬダブゆる事ん無えらんあい、何ぬ問題ん無えやびらん筈。
 1970年代でぃ言いねえ、「方言撲滅運動」やなあ、終(う)わとおいびいたしが、なあだ、うぬ余韻ぬ残(ぬく)とおる世(ゆう)なやあに、沖縄語(うちなあぐち)し、表示すんでぃぬじんぶんや、思(うみ)い寄(ゆ)ゆらんがあいびいたらあ…。
 やいびいしが、今からやてぃん、にいさあ無えやびらん。でぃちゃ、「おきなわそば」や、あらな、「うちなあすば」んかい直(のお)さびらな。

【語句】
今日や、「沖縄そばの日」やいびいん=今日は「沖縄そばの日」です。非丁寧文は「~やん」。
前や=以前は、
「沖縄そば」あ=「沖縄そば」は、
蕎麦粉使てえ無えらん食品やくとぅんでぃち=蕎麦粉を使ってない食品だからといって、
「そば」とぅしちぬ食品表示え=「そば」としての食品表示は、
認みらんでぃち=認められないと、
さっとおいびいたしが=されていましたが。非丁寧文は「さっとおたしが」。
1978年ぬ今日ぬ日んじ=1978年の今日の日に、
特別に認らりやびたん=特別に認められました。非丁寧文は「~認みらったん」。
やいびいしが=ですが、非丁寧文は「やしが」。
まあまでぃん=どこまでも、
我考えどぅやいびいしが=私の個人的考えなのですが。非丁寧文は「~どぅやしが」。
「すば」とぅか「うちなあすば」とぅかねえし=「すば」とか「うちなあすば」とかのように、
沖縄語表示やれえ=沖縄語表示なら。「おきなわ」は「うちなあ」の文語表記で、「おもろさうし」などに見られる。「おきなわ」は他に「やきなわ」「あきなわ」などの表記もある。
何ん=何も、
支えや無えやびらんたる筈=差し支え(問題)はなかっただろう。非丁寧文は「~無えらんたる筈」。
んでぃ、思みやびいん=と、思います。非丁寧文は「思ゆん」。
何がんでえ=なぜかといえば、
「そば」とぅ「すば」とお=「そば」と「すば」とでは、
一文字え、違やびいくとぅ=一文字は違うので。非丁寧文は「違ゆくとぅ」。
表示ぬダブゆる事ん無えらんあい=表示がダブル事はないし、
何ぬ問題ん無えやびらんらん筈=何の問題も無いはずです。非丁寧文は「~無えらん筈」。直訳すれば、「何の問題もないです筈」と奇妙な日本語になるのであるが、沖縄語ではそういう言い方もあると思えましょう。勿論、日本語順に「何ぬ問題ん無えらん筈やいびいん」でも、ちゃんとした沖縄語です。
1970年代でぃ言いねえ=1978年といえば、
「方言撲滅運動」や なあ=「方言撲滅運動」は、もう、
終わとおいびいたしが=終わっていましたが(下火になっていましたが)。非丁寧文は「~とおたしが」。
なあだ、うぬ余韻ぬ残とおる世なやあに=まだ、その余韻が残る時代であり、
沖縄語し、表示すんでぃぬじんぶんや=沖縄語で表示するという知恵(発想)は
思い寄ゆらんがあいびいたらあ…=思い付くことはなかったのだろうか…。非丁寧文は「~あたらあ…」
やいびいしが、今からやてぃん=ですが、今からでも。非丁寧文は「やしが」。
にいさあ無えやびらん=遅くはありません。非丁寧文は「にいさあ無えらん」。
でぃちゃ=さあ。「でぃか」、「りか」、「りちゃ」、「んか」との言いか方もある。
「おきなわそば」や、あらな=「おきなわそば」ではなく、
「うちなあすば」んかい直さびらな=「うちなあすば」んかい変えましょう。非丁寧文は「~直さな」。

イメージ 1

イメージ 2

上ぬ写真や念仏踊いぬ流りやる東風平青年会ぬエイサー
下ぬ写真や剣ぬ舞ぬ流りやる富盛青年会ぬエイサー
 
 今度(くんどぅ)ん、また、見(に)いが行(ん)ちゃびたん。
 我(わん)ねえ、あいゆかん、エイサーむしやら筈(はじ)やいびいん。だあ、あんせえ、特(か)わてぃ、八重瀬(いぇえじ)町ぬ三字(みあざ)ぬエイサーや、元(むと)お、我(わ)っ達(たあ)与勝ぬエイサーからぬ流り成とおい、うりん楽(たぬ)しみやくとぅやいびいん。
 何事(ぬうぐとぅ)ん、習ゆる人(ちゅ)ぬセンス(感性)にゆてぃ、手(てぃい)ぬくうてんなあ、違やゆしぅとぅ同(い)ぬむん、エイサーんまた、元エイサーとぅ習えエイサーとお、くうてんなあ、違ゆしえ、仕方あ無(ね)えらん事(くとぅ)やいびいしが、うりんまた、良(ゆ)たさる事どぅやいびいる。
 やいびいしが、実(じゅん)に、ふぃるまさしえ、与勝ぬ二大系統エイサー(註)が、八重瀬町んかいん、継(ち)がっとおる事やいびいん。
 
註:屋慶名系統(うるま市浜比嘉、うるま市平安座、うるま市屋慶名、八重瀬新城、糸満喜屋武、糸満大里、八重瀬富盛んでえぬエイサー成やあに、すがいや按司すがい、手や剣ぬ舞風儀成とおいびいん。按司すがいに剣ぬ舞や、うぬ島々んかい伝えらっとおる平家ぬ落ち武者伝説とぅ何がな関係んあいがさびいら…?)

  平敷屋系統(うるま市平敷屋、同平安名、同与那城、宜野湾市我如古、八重瀬町東風平んでえ。すがいや僧侶すがい、手や、本土んじ始みらったる念仏踊ぬ流りんでぃ思ありいやびいん。念仏踊や平安時代に、空地上人が始みたんでぃ言ゃっとおいびいん。)

【語句】
今度ん=今年も。沖縄語の口語では「今年」の代わりに良く使います。
また、見いが行ちゃびたん=また、見に行きました。「見いが」は「見(ん)じいが」でもよいです。非丁寧文は「~行じゃん」。
我ねえ、あいゆかん=私はとても、
エイサーむしやら筈やいびいん=エイサー好きかも知れません。非丁寧文は「~筈やん」。「むし」は「病み付き」などの意味です。「むし成とおん」は「病み付きになっている」の意味です。
だあ、あんせえ=だって、もう。「だあ」は感嘆詞の「どれ」などの意味。「あんせえ」は元々、「だけど(逆接)」の意味ですが、ここでは、「もう」ぐらの意味。
特わてぃ=特に。
八重瀬町ぬ三字ぬエイサーや=八重瀬町の三字のエイサーは、
元お、我っ達与勝ぬエイサーからぬ流り成とおい=元々は、わが与勝のエイサーからの流れ(系統)であり、
うりん楽しみやくとぅやいびいん=それも楽しみだからです。非丁寧文は「~やくとぅやん」
何事ん、習ゆる人ぬセンス(感性)にゆてぃ=何事も、習う側のセンスによって、
手ぬくうてんなあ=型も少しづつ。「手」は「型」。「くうてん」は「少し」。「~なあ」を付けて「、副詞的になります。「ようんなあ」は「ゆっくり」。「早くなあ」は「早く」。
違やゆしぅとぅ同ぬむん=違うのと同様に。「違ゆし」の「し」は動詞を名詞化する助詞。
エイサーんまた、元エイサーとぅ習えエイサーとお=エイサーもまた、元のエイサーと習ったエイサーとでは。語末の「~とお」は並列を表わす助詞「とぅ」と係助詞「お」。
くうてんなあ、違ゆしえ=少しつづ違うのは、
仕方あ無えらん事やいびいしが=仕方が無いことですが。非丁寧文は「~やしが」。
うりんまた、良たさる事どぅやいびいる=それもまた、良いことなのです。非丁寧文は「~どぅやる」。「どぅ」は前語を強調する助詞で、次にくる「やん」は連体形「やる」で結びます。
やいびいしが、実に=ですが、本当に。非丁寧文は「やしが」。
ふぃるまさしえ=不思議なのは。
与勝ぬ二大系統エイサーが=与勝の二大系統のエイサーが
八重瀬町んかいん=八重瀬町にも、
継がっとおる事やいびいん=受け継がれいることです。非丁寧文は「~事やん」。
んでえぬエイサー成やあに=などのエイサーとなっており、
すがいや按司すがい=衣裳は貴族衣裳、
手や剣ぬ舞風儀成とおいびいん=(踊りの)型は剣の舞のようになっています。非丁寧文は「~成とおん」。
按司すがいに剣ぬ舞や=貴族衣裳に剣の舞は、
うぬ島々んかい伝てえらっとおる=その島々に伝えられている
平家ぬ落ち武者伝説とぅ=平家の落ち武者伝説と
何がな関係んあいがさびいら=何らかの関係があるのだろうか
すがいや僧侶すがい=衣裳は僧侶衣裳、
手や、本土んじ始みらったる=踊りの型は、本土で始められた
念仏踊ぬ流りんでぃ思ありいやびいん=念仏踊りの流れと思われます。非丁寧文は「~思ありいん」。
念仏踊や平安時代に=念仏踊りは平安時代に
空地上人が始みたんでぃ=空地上人が始めたと
言ゃっとおいびいん=言われています。非丁寧文は「言ゃっとおん」。

↑このページのトップヘ