くねえだ、友小(どぅしぐぁあ)から、電話(でぃんわ)ぬかかてぃ来(ち)ゃあびたん。
「んじ、今、居酒屋ナンダガ、『流れ星』ニハ、うちなあぐちデ何ト言ウかトイウ事デ、盛リ上ガッテイルンダガ、何ト言イマシタカネ」
んでぃち、問(とぅう)らりやびたん。
たでえまぬ事(くとぅ)なやあに、我(わ)んにん、直(し)ぐねえ、思(うみ)い付(ち)ちゃびらんたん。
「んちゃ、何(ぬう)でぃが言(ゆ)たらあやあ」
やいびいしが、大学時代ぬ夏休みんじ、友(どぅし)三人(みっちゃい)とぅ共(とぅむ)に、今帰仁(なじちん)ぬ浜於(をぅ)とおてぃ、キャンプそおたるばす、いちゃっさきいなあぬ「流れ星」見(ん)ち、一番上(ゐ)ぬ先輩(しいざ)ぬ
「ありえ、『星(ふし)ぬ家移(やあうち)い』んでぃる言んどお」
んでぃ、聞(ち)かっさたる事思(うび)い出(ん)じゃさびたん。
今(なま)、考(かんげ)いねえ、何たらぬ流星群がやたらん分かやびらん。
あんさびてぃ、我ねえ、うぬ電話ぬ主(ぬうし)んかい、
「あぬよお、思い出じゃちゃさ。確かよお、『星ぬ家移い』んでぃる言たっさあ。ん、間違(まち)え無(ね)えらん」
「『星ぬ家移い』んでえ、『星ノ引越シ』ぬ積むええなあ」
「あんやるばあてえ」
「んじ、今、居酒屋ナンダガ、『流れ星』ニハ、うちなあぐちデ何ト言ウかトイウ事デ、盛リ上ガッテイルンダガ、何ト言イマシタカネ」
んでぃち、問(とぅう)らりやびたん。
たでえまぬ事(くとぅ)なやあに、我(わ)んにん、直(し)ぐねえ、思(うみ)い付(ち)ちゃびらんたん。
「んちゃ、何(ぬう)でぃが言(ゆ)たらあやあ」
やいびいしが、大学時代ぬ夏休みんじ、友(どぅし)三人(みっちゃい)とぅ共(とぅむ)に、今帰仁(なじちん)ぬ浜於(をぅ)とおてぃ、キャンプそおたるばす、いちゃっさきいなあぬ「流れ星」見(ん)ち、一番上(ゐ)ぬ先輩(しいざ)ぬ
「ありえ、『星(ふし)ぬ家移(やあうち)い』んでぃる言んどお」
んでぃ、聞(ち)かっさたる事思(うび)い出(ん)じゃさびたん。
今(なま)、考(かんげ)いねえ、何たらぬ流星群がやたらん分かやびらん。
あんさびてぃ、我ねえ、うぬ電話ぬ主(ぬうし)んかい、
「あぬよお、思い出じゃちゃさ。確かよお、『星ぬ家移い』んでぃる言たっさあ。ん、間違(まち)え無(ね)えらん」
「『星ぬ家移い』んでえ、『星ノ引越シ』ぬ積むええなあ」
「あんやるばあてえ」
註:うちなあかんぷう=日本ぬ髷や、髪束(からじたば)てぃ、あんし前(めえ)んかい曲ぎやあに、布(ぬぬ)んでえさあに縊(く)んち、結うゆるむぬやしが、うちなあかんぷうや、ジーファーんでぃ言ぬむんさあに結うゆん。ジーファー使(ちか)とおるとぅくるが、特(か)わとおるとぅくるやん。
【語句】
くねえだ=このあいだ、
友小から、電話ぬかかてぃ来ゃあびたん=友から電話がかかってきました。非丁寧文は「~来ゃん」。「友小」の「小」は親しい場合に付けます。
んじ=呼びかける場合の語。「あのう」「あのさ」「ねえ」等。日本語に訳せない場合もあります。
んでぃち、問らりやびたん=と、問われました。非丁寧文は「~問うらったん」。
たでえまぬ事なやあに=急なことで、
我んにん、直ぐねえ=私も直ぐには
思い付ちゃびらんたん=思いつきませんでした。非丁寧文は「思い付かんたん」。
んちゃ=ここでは「あ、そうだ」の意味。文面によっては「なるほど」の意味もあります。
何でぃが言たらあやあ=何と言ったのだろうかな。
やいびいしが=ですけど、
大学時代ぬ夏休みんじ=大学時代の夏休みに
友三人とぅ共に=友だち三人とともに、
今帰仁ぬ浜於とおてぃ=今帰仁の浜辺で、
キャンプそおたるばす=キャンプをしていたとき、
いちゃっさきいなあぬ=とてもたくさんの。「いちゃっさきいなあ」は単に「ちゃっさきい」でもよいです。
「流れ星」見=流れ星を見て、
一番上ぬ先輩ぬ=大先輩が
ありえ=あれは、
星ぬ家移い=星の引越し
んでぃる言んどお=と言うんだぜ。
んでぃ、聞かっさたる事=と、聞かされた事を
思い出じゃさびたん=思い出しました。非丁寧文は「思い出じゃちゃん」。非丁寧文は「~出じゃちゃん」。
今、考いねえ=今考えると、
何たらぬ流星群がやら=何とかの流星群だったのかも
分かやびらん=知れません。非丁寧文は「分からん」。
あんさびてぃ=それで。非丁寧文は「あんさあに」。
我ねえ、うぬ電話ぬ主んかい=私はその電話の主に、
あぬよお=あのさあ、
思い出じゃちゃさ=思い出したよ。
確かよお=確かにさ、
『星ぬ家移い』んでぃる=『星の引越し』と。「でぃる」の「る」は強調助詞「どぅ」の清音。前語を強調する助詞で、次にくる用言は通常は連体形で結が、用言「言う」に感嘆詞が付いているため、感嘆詞優先で、連体形で結ばなくてもよいです。
言たっさあ=言いよったな。間接過去表現になっています。
ん、間違え無えらん=そう、間違いない。
『星ぬ家移い』んでえ=『星ぬ家移い』とは、
『星ノ引越シ』ぬ積むええなあ=『星の引越し』の意味なのかね。
あんやるばあてえ=そうであるわけさ。
くねえだ=このあいだ、
友小から、電話ぬかかてぃ来ゃあびたん=友から電話がかかってきました。非丁寧文は「~来ゃん」。「友小」の「小」は親しい場合に付けます。
んじ=呼びかける場合の語。「あのう」「あのさ」「ねえ」等。日本語に訳せない場合もあります。
んでぃち、問らりやびたん=と、問われました。非丁寧文は「~問うらったん」。
たでえまぬ事なやあに=急なことで、
我んにん、直ぐねえ=私も直ぐには
思い付ちゃびらんたん=思いつきませんでした。非丁寧文は「思い付かんたん」。
んちゃ=ここでは「あ、そうだ」の意味。文面によっては「なるほど」の意味もあります。
何でぃが言たらあやあ=何と言ったのだろうかな。
やいびいしが=ですけど、
大学時代ぬ夏休みんじ=大学時代の夏休みに
友三人とぅ共に=友だち三人とともに、
今帰仁ぬ浜於とおてぃ=今帰仁の浜辺で、
キャンプそおたるばす=キャンプをしていたとき、
いちゃっさきいなあぬ=とてもたくさんの。「いちゃっさきいなあ」は単に「ちゃっさきい」でもよいです。
「流れ星」見=流れ星を見て、
一番上ぬ先輩ぬ=大先輩が
ありえ=あれは、
星ぬ家移い=星の引越し
んでぃる言んどお=と言うんだぜ。
んでぃ、聞かっさたる事=と、聞かされた事を
思い出じゃさびたん=思い出しました。非丁寧文は「思い出じゃちゃん」。非丁寧文は「~出じゃちゃん」。
今、考いねえ=今考えると、
何たらぬ流星群がやら=何とかの流星群だったのかも
分かやびらん=知れません。非丁寧文は「分からん」。
あんさびてぃ=それで。非丁寧文は「あんさあに」。
我ねえ、うぬ電話ぬ主んかい=私はその電話の主に、
あぬよお=あのさあ、
思い出じゃちゃさ=思い出したよ。
確かよお=確かにさ、
『星ぬ家移い』んでぃる=『星の引越し』と。「でぃる」の「る」は強調助詞「どぅ」の清音。前語を強調する助詞で、次にくる用言は通常は連体形で結が、用言「言う」に感嘆詞が付いているため、感嘆詞優先で、連体形で結ばなくてもよいです。
言たっさあ=言いよったな。間接過去表現になっています。
ん、間違え無えらん=そう、間違いない。
『星ぬ家移い』んでえ=『星ぬ家移い』とは、
『星ノ引越シ』ぬ積むええなあ=『星の引越し』の意味なのかね。
あんやるばあてえ=そうであるわけさ。