うちなあぐち日記

うちなあぐちえ 聴ち美らさ 語い美らさ 書ち美らさ

2010年07月

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 写真のお、南城市ぬ道ぬ側(すば)んじ見(ん)ちゃる滝小。

 昨日(ちぬう)や六月御祭い(ルクグァチウマチイ)やいびいたん。
 六月御祭いんでぃ言いねえ、大概(てえげえ)や、稲(いに)ぬ祭いどぅやる筈(はじ)やいびいしが、我ったあにいんじえ、何(ぬう)がやら、御参い(ウマアイ)ぬ如(ぐとぅ)けえ成やい、中城(なかぐしく)から島尻ぬあまくままでぃ御参いしいが行ちゃびいん。
 我たあ門中ぬ六月御祭い行事や、何時(いち)ぬ世(ゆう)んじ、あんすか、違てぃ来(ち)ゃがらあん分かやびらんしが、他所(ゆす)ぬ人(ちゅ)なかいや、でえじな、ふぃるまささっとおいびいん。
 我(わん)ねえ、仏壇(ぶちだん)持(む)っちゃあや、やしえやいびいしが、やくとぅんでぃち、肝(ちむ)入りてぃ祖先崇拝(うやふじあがみ)そおるわけえ、あいびらんくとぅ、御参いん、門中ぬ元家ぬ人んちゃあなかい、物詠(むぬゆ)まらんねえし、数年(すうにん)に一(ちゅ)けんぐれえや、行ちゅる事にそおるうっぴどぅやいびいる。
 かわてぃ、うぬ御参いんかい、念(にん)入りとおる人んちゃあぬ中んかいや、ユタ買うてぃ、わざわざ、気立(ちいた)てぃらすぬ人んちゃあ居(う)くとぅ、ふぃるましいむんやいびいさ。
 ユタ買ういが行ちいねえ、必(かんな)じ、「あまん拝(うが)み、くま拝み」んでぃち、けえ言ゃってぃ、うわあばな拝み事(ぐとぅ)んさんでえならん成ゆる人んちゃあ居いびいん。あんし、ユタなかい、けえ扱(あちけ)えらっとおる事情ん分からなそおてぃ、文化んかい関がなとおる高学歴(くうぐぁくりち)ぬ人んちゃあが、「うりん、うちなあ文化どぅやる」なっくぇえ言ちゃい、「医者半分、ユタ半分」なっくぇえ言ちゃいし、批判(くじいむにい)すぬ風儀(ふうじ)ん無(ね)えらんどぅあくとぅ、異風なむんやいびいさ。くぬうちなあや。
 やいびいしが、昨日や面白(うむ)さいびいたさ。何(ぬ)がんでえ、朝10時まんぐるから、夕さんでぃぬ五時(ぐじ)まんぐる迄(までぃ)、200%うちなあぐちびけえ使(ちか)とおいびいたくとぅやいびいん。
 また、30年行逢(いちゃ)てぃん見だん人ん居みせえたくとぅ、いそうさいびいたんてえ。
 うぬ人お、午前中や与那城ムニイどぅそおたるむんぬ、午後なたれえ、ちゅうちゃん、勝連平安名ムニイんかい、けえ変わてぃ、可笑しいむんやいびいたん。元々平安名人(へんなんちゅ)どぅやいびいしが、慣りてぃ来ゃれえ、自(どぅう)ぬシマムニイんかい変えたるばすやいびいん。

【語句】
昨日や六月御祭いやいびいたん=昨日は六月祭りでした。非丁寧文は「~やたん」。
六月御祭いんでぃ言いねえ=六月御祭りといえば。
大概や=(ここでは)一般には。
稲ぬ祭いどぅやる筈やいびいしが=稲の(収穫を祝う)祭りであるはずなのですが。非丁寧文は「~やしが」。「どぅ」は前語を強調する助詞で、次にくる「やん」は通常は連体形「やる」で結ぶ。
我ったあにいんじえ=私達のところでは。
何がやら=なぜか。
御参いぬ如けえ成やい=お参り行事のようになってしまい。「けえ」は「~しまう」の意味の副詞で、動詞の前につく。
中城から島尻ぬあまくままでぃ=中城から島尻ぬあちこに至るまで、
御参いしいが行ちゃびいん=参拝に行くのです。非丁寧文は「~行ちゅん」。
我たあ門中ぬ六月御祭い行事や=私どもの門中の六月御祭り行事が。
何時ぬ世んじ=何時の時代に。
あんすか、違てぃ来ゃがらあん分かやびらんしが=これほど変化してしまったのかわかりませんが。非丁寧文は「~分からんしが」。
他所ぬ人なかいや=他の人々からは。
でえじな、ふぃるまささっとおいびいん=大変、珍しく思われております。非丁寧文は「~さっとおん」。
我ねえ、仏壇持っちゃあや、やしえやいびいしが=私は仏壇持ちでありますが。「やしえやいびいしが」を直訳すれば「であることはでありますが」となる。非丁寧文は「やしえやしが」。
やくとぅんでぃち=だからといって。
肝入りてぃ祖先崇拝そおるわけえ、あいびらんくとぅ=心底から祖先崇拝をしているわけでないので。非丁寧文は「~あらんくとぅ」。
御参いん、門中ぬ元家ぬ人んちゃあなかい=参拝行事の門中の元家の人々に。
物詠まらんねえし=文句を言われない程度に。陰口をいわれないように。「むぬ詠むん」は「悪口などを叩く」意味がある。
数年に一ぐれえや=数年に一度ぐらいは。
行ちゅる事にそおるうっぴどぅやいびいる=参加する事にしているだけである。
かわてぃ、うぬ御参いんかい=特別にその参拝行事に。
念入りとおる人んちゃあぬ中んかいや=本気でのめり込んでいる人々は。
ユタ買うてぃ=ユタを買い。ユタは「霊能師?」。「陰陽」に通じるか?
気立てぃらすぬ=占いをさせる。「気立てぃゆん」は直訳は「気を立てる」だが「家族などの気相、血相を視る」の意味の宗教用語。「願立てぃゆん(=祈りを捧げる)」という宗教用語もある。『沖縄語辞典』にはそうした慣用句の紹介はない。
人んちゃあ居くとぅ=人々もいるから。
ふぃるましいむんやいびいさ=妙なもんですよ。「さ」は感嘆詞。これを付けて、話し言葉風にした。
ユタ買ういが行ちいねえ=ユタを買いにうけば。
必じ、「あまん拝み、くま拝み」んでぃち=必ず、「あそこも拝め、ここも拝め」と。
けえ言ゃってぃ=言われてしまい。「けえ」は「~しまう」の意味の副詞で、動詞の前につく。
うわあばな拝み事ん=余計な参拝も。
さんでえならん成ゆる人んちゃあ居いびいん=しなければならなくなる人たちも居ります。非丁寧文は「~居ん」。
あんし=このように。
ユタなかい、けえ扱えらっとおる事情ん分からなそおてぃ=ユタにコントロールされてしまっている事情も知らないくせに。
文化んかい関がなとおる高学歴の人んちゃあが=文化関係の高学歴の人たちが。
うりん、うちなあ文化どぅやる=これも沖縄文化なのである。
なっくぇえ言ちゃい=などと発言したり。
「医者半分、ユタ半分」なっくぇえ言ちゃいし=「医者半分ユタ半分」などといったりして。
批判すぬ風儀ん無えらんどぅあくとぅ=批判する風潮もないのであるから。
異風なむんやいびいさ=おかしなものですよ。
くぬうちなあや=この沖縄は。
やいびいしが、昨日や面白さいびいたさ=ですけど、昨日は面白ろかったですよ。
何がんでえ=なぜかといえば。
朝10時まんぐるから、夕さんでぃぬ五時まんぐる迄=朝10時ごろから夕方5時ぐらいまで。
200%うちなあぐちびけえ使)とおいびいたくとぅやいびいん=200%沖縄語を使っていたからです。非丁寧文は「~やん」。
また、30年行逢てぃん見だん人ん=また、30年ぶりにあった人も。
居みせえたくとぅ=いらしゃいましたので。
いそうさいびいたんてえ=うれしかったですよ。
うぬ人お=その人は。
午前中や与那城ムニイどぅそおたるむんぬ=午前中は(私らと同じ)与那城方言を使っていたのに。
午後なたれえ、ちゅうちゃん=午後になったら途端に。
勝連平安名ムニイんかい、けえ変わてぃ=勝連平安名の方言に切り替わり。
可笑しいむんやいびいたん=可笑しいものでした。非丁寧文は「~やたん」。
元々平安名人どぅやいびいしが=元々平安名人だったのですが。非丁寧文は「~やたしが」。
慣りてぃ来ゃれえ=(場に)慣れてきたので。
自ぬシマムニイんかい=自分のところのことばに。
変えたるばすやいびいん=戻したわけです。非丁寧文は「~やん」。

 

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写真や八重瀬町(入道雲ぬ恐さよお!)

 2~3日前(めえ)から実(じゅん)にぬ夏(なち)んかい成とおいびいん。
 くねえだ迄(まで)え、しぷたら暑(あち)さぬ、にり腐りとおいびいたしが、湿気掛(しちが)かい
ん、しえ居(をぅ)らん成やあに、空気(くうち)ん、乾(かあ)ら、風(かじ)ん清(しだ)さぬ、大事(でえじ)な、良いうわちち成とおいびいん。
 窓(まどぅ)ぬあるっさ、諸(むる)、わい開きとおちいねえ、家(やあ)ぬ中迄(なあかまでぃ)、涼風(しだかじ)ぬ回(みぐ)てぃ入っち来(ち)ゃあびいくとぅ、良い塩梅(やんべえ)やいびいん。
 やいびいしが、家ぬ外(ふか)あ、なあまた、くりえふしがりやびらん。
 どぅくだら、太陽(てぃだ)ぬ強(ちゅう)さぬ、目光(みいふぃちゃ)らさぬないびらんあい、また、紫外線(しぐぁいしん)故(ゆい)に、肌あ、針(はあい)なかい、突(ち)ちちゃあ突ちちゃあ、さっとおんねえし、痛(や)でぃ、ふしがりやびらん。
 あんさびいくとぅ、夏成いねえ、我ねえ、バイクんかい乗いるばすお、必(かんなじ)長袖(ながすでぃ)着(ち)らんでえないびらん。
 やいびいしが、あぬくねえだ迄ぬ湿ぷたら暑さやかや、じょうい、ましやびいさ。

【語句】
実にぬ夏んかい成とおいびいん=本当の夏になりました。「成とおびいん」は「~びいん」の「」が「」に変音したもので、勿論、「成とおやびいん」という言い方のかなり鋸っている。非丁寧文は「~成とおん」。
くねえだ迄え=この間迄は。
しぷたら暑さぬ=蒸し暑くて。「しぷたら暑さん」で「蒸し暑い」(形容詞)。
にり腐りとおいびいたしが=嫌になっていましたが。「にり腐りゆん」は「気持ちが腐れる程呆れる」という意味。非丁寧文は「腐りとおたしが」。
湿気掛かい ん=湿気も。「湿気があること」を「湿気掛かい」という。「ん」は「も」。
しえ居らん成やあに=して居らなくなり(直訳)。無くなり。
空気ん、乾ら=空気も乾き。「ん」は「も」。
風ん清さぬ=風も清清しく。「しださん」は「涼さん」と当て字する事が多い。
大事な、良いうわちち成とおいびいん=とても良い天気になりました。非丁寧文は「~成とおん」。
窓ぬあるっさ=窓と言う窓。有るったけの窓。
諸、わい開きとおちいねえ=全部、開けておけば。「わい」は接頭辞で「開ける」を強調する。
家ぬ中迄=家の中まで。
涼風ぬ回てぃ入っち来ゃあびいくとぅ=涼風が入ってくるから。風は「みぐゆん(回る)」と表現することがある。「くとぅ」は接続助詞「から」。非丁寧文は「~来ゅうくとぅ」。
良い塩梅やいびいん=良い塩梅です。非丁寧文は「良い塩梅やん」。
やいびいしが=ですけど。非丁寧文は「やしが」。
家ぬ外あ=家の外は。
なあまた、くりえふしがりやびらん=これまた、とてもじゃないです。「ふしがりやびらん(ふしがらん)」は「どうしようもない有様」に対して言う。
どぅくだら=とても。「どぅく」だけでも「とても」の意味だが、「だら」をつけると強調される。
太陽ぬ強さぬ=太陽が強く。
目光らさぬないびらんあい=眩しくもあり。「みいふぃちゃらさん」は「眩しい」、略音の「みいちらさん」ともいう。
また、紫外線故に=紫外線のお陰で。
肌あ、針なかい、突付ちゃあ突付ちゃあ、さっとおんねえし=肌は針に突付かれているように。
痛でぃ、ふしがりやびらん=痛くてどうしもありません。非丁寧文は「~ふしがらん」。
あんさびいくとぅ=でありますから。
夏成いねえ=夏になれば。
我ねえ、バイクんかい乗いるばすお=私はバイクに乗る場合は。
必じ長袖着らんでえないびらん=長袖を着なければなりません。非丁寧文は「~着らんでならん」。
あぬくねえだ迄ぬ=あのこの間までの。
湿ぷたら暑さやかや=蒸し暑さよりは。「やかや」は「よりは」。
じょうい、ましやびいさ=とても良いですよ。「さ」は感嘆詞。

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